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tokyo feature : October 29, 2021 @ 16:20

トーキョーシティポップス Vol.105──Travel with dreams



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2021年10月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「旅は夢とともに」です。


アッという間に2021年もついにあとすこし。
気がつくと秋深しですよ。


コロナッチ関連の制限は、
いろいろと解除されはじめたモノの、
他国ではなかなかビミョーな状況ですなー。

かといえば、
国内旅行系はココぞとばかりにパンパンだとか。

ワザワザ人ゴミのなかに、
うっかりトツニューするのもナンかなーともおもいながらも、
旅に出たいイキフンなのです。

行きたいなー、旅、
行ってないネー、旅。。


そんなこんなで今回は、
アナタ、いや自分自身をぼんやり旅気分にしてくれる、旅のための、旅による、旅のBGMとなれば、コレ幸い。

ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。






October『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.105 -Travel with dreams-』





01. 「Theme From Take-Off(Magic Sunset)」砂原良徳
『The Sound Of ’70s』


最近、”まりん”ブーム再燃です。
コチラは
1998年にリリースされた、
海外の航空会社 『PAN AM(パンナム)』 をコンセプトに、
70年代をテーマに”まりん”解釈で制作された70年代サウンド。
さあ、夢とともに旅へとテイクオフ!



02. 「レディーバグ」Guest room
『レディーバグ』


“海沼みなみ”、”菊地かれん”、”原 顕彰”、”石澤衛”、”阿部達彦”による5人組バンド、”Guest room”。
彼らの3作目となる音源。
疾走感あるシティなブラジリアン風サウンドに、
ソウルフルな海沼みなみのヴォーカルがいい感じ。



03. 「DRIVEAWAY feat. 藤原さくら」Michael Kaneko
『DRIVEAWAY feat. 藤原さくら』


シンガーソングライターの”Michael Kaneko”が始動させたコラボプロジェクト。
第1弾は、
彼と仲のいいシンガーソングライター”藤原さくら”との共作曲。
重厚感のあるビートに軽やかな鍵盤が絡む、
いつものオーガニックなサウンドとは、
ひとアジもふたアジもちがうマイケルサウンドがかなり新鮮です。



04. 「スカイレストラン」清野由美
『Natural Woman』


1981年リリースの”荒井由実”作詞、”村井邦彦”作曲。
“ハイ・ファイ・セット”への名曲「スカイレストラン」を、
80年代にアイドルとして活動していた”清野由美”がナイスカヴァー。
彼女の歌唱力といい、
アーヴァンメロウすぎるバックトラックに、
間奏のサックスのブロウがたまりませんな。
すばらしくバランスのとれたサウンドの、
かなり隠れた名曲。



05. 「seasons change」Small Circle of Friends
『seasons change』


ラップ&ヴォーカルの”アズマリキ”と、
ヴォーカルの”ムトウサツキ”のふたりによるヒップホップ デュオ”スモサ”こと”Small Circle of Friends”。
カレらがシングル「seasons change」を配信&サブスクでリリース。
寒空の下で聴きたい、
ココロに効くグッドミュージック。



06. 「Gamlan&Turntable」Latin Quarter
『Mock』


DJ&トラック・メイカー”Latin Quarter”が、
カセットテープでリリースした13年ぶりとなる新作EPから。
某ネタを駆使したパーカッシブ感満載の、
エキゾサイケなインストサウンド。



07. 「シルエット」山下達郎
『IT’S A POPPIN’ TIME』


“ヤマタツ”こと”山下達郎”さんの1978年リリースのライヴアルバムから。
作詞に”吉田美奈子”さん、
そして作曲は”山下達郎”とゴールデンコンビによる、
ジャパニーズソウルな1曲。
かなり難易度の高いこの歌を、
イトも簡単に歌いこなすタッツあんと、
メンバーの演奏力の高さに震えます。
ちなみに、
本作のための書き下ろした曲で、
このアルバムのみに収録されている、
スペシャリティミュージックなのだ。



08. 「ロマンス温泉」VIDEOTAPEMUSIC
『嬉野チャチャチャ』


最近、ナニかと話題の”VIDEOTAPEMUSIC”氏による温泉アンビエント。
氏が佐賀県にある嬉野温泉に滞在したときに制作され、
嬉野温泉の水滴、
茶畑や町などでフィールドレコーディングした音を使用した楽曲だとか。
このくらいのユルユル、ズブズブ感が、
イマのキチキチの世の中では気持ちが良いカモ。



09. 「500マイル」HIS
『日本の人』


“細野晴臣”、”忌野清志郎”、そして”坂本冬美”によるユニット”HIS”。
カレらが”ピーター・ポール&マリー”の名曲を、
“忌野清志郎”による日本語カヴァー。
「ロマンス温泉」からつづく、
ムダなアンビエント感がたまらんのですよ。



10. 「生活の柄」中山うり
『ケセラ』


そして、
“中山うり”嬢による”高田渡”の名曲「生活の柄」カヴァー。
この季節に聴くと効きすぎる歌詞。
うり嬢によるハスキーヴォーカルに、
ニューオリンズ感あふれるアレンジもすばらしく、
もーね、ホントにサイ&コーな一曲。



11. 「Cuando Vuelva A Tu Lado」akiko
『Ukulele Lady』


1934年にリリースされた、
メキシコの女流作詞&作曲家 “Maria Grever”によるスペイン語歌唱。
濃厚なラヴソングをジャズシンガーの”akiko”ちゃんが、
ハスキーヴォイスで、
ウクレレ一本でユッタリでマッタリ、
そしてセツナにグッドカヴァー。
ナミダなしでは聴けないいい曲です。



12. 「明るい表通りで」バンバンバザール
『十』


ジャズのスタンダードナムバー「On The Sunny Side Of Street 」としておなじみのコチラ。
オリジナルは、1930年にブロードウェイミュージカル
『ルー・レスリーのインターナショナル・レビュー(Lew Leslie’s International Revue)』
で劇中歌として披露された曲。
そんな名曲を日本語歌詞で、”バンバンバザール”がカヴァー。
「暗い夜にも 夜明けはくる あきらめないで まんざら捨てたもんじゃない」、、、
沁みすぎます。
そう、旅は夢とともに。。。




※選曲は、基本的にアナログレコードやCD、ダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


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