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tokyo feature : January 30, 2023 @ 19:19

トーキョーシティポップス Vol.120──Saravah!



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけたのしくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2023年1月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「サラヴァ!」です。


さて、気がついたらもう1月も末。。。

今年はアレやって、コレやるんだ!と鼻イキと意気込みだけはあったハズなのですが、
結局南極、「ナニやってんだよ!オレ!!」的に、
ぼんやりと過ごしてしまった1月。

しかし、1月は哀しいニュースも。

2023年1月11日に”高橋幸宏”さんの急逝は、かなりショックでしたね。

療養中というお話は各方面からもお聞きしていたのですが、
残念です。


そんなワケで、
今回のテーマは、幸宏さんの78年のデビューアルバム『Saravah!』からいただきました。

Saravah!って、本来は「祝福」という意味なのですがね。

祝福な雰囲気ではありませんが、
なんとなくあのアルバムのキラキラ感だったり、
あたらしさだったり、
そういうなんともコトバにしがたい感じを選曲してみました。


アナタにとってぼんやりSaravah!な選曲となっていただければ、コレ幸い。


ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。






January『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.120 -Saravah!-』






01.「ずっと新宿歌舞伎町」The SKAMOTTS
『ねこだまし』



9人組の新世代オーセンティック・スカバンド”The SKAMOTTS”。
彼らのリリースしたばかりの3rdアルバムから。
「ずっと新宿歌舞伎町」ってかなりスゴいタイトルですが、
まったりゆったりのスカサウンド。
カラみつくようなサックスソロが、
夜の歌舞伎町感、、、なのかな。



02.「青の夢 – Yanagi dori dub -」脇田もなり
『もなりの8ビート』


シンガーの”脇田もなり”ちゃん。
彼女が先日リリースした7インチのB面に収録された本曲。
もともとリリースしていた曲を、
プロデューサーの”ドリアン”がラヴァーズロック風に再構築。
オリジナルもいいけれど、
ラヴァーズロック好きのワタクシには、
コチラの方が気持ちよくて好きだったりします。



03.「Amber (DJ Mitsu the Beats Remix)」さらさ
『Inner Ocean』


湘南出身のシンガーソングライター”さらさ”さん。
2022年12月にリリースしたアルバム『Inner Ocean』から。
ガグルの”DJ Mitsu the Beats”くんによるリミックスワークが、
ホントに素晴らしすぎの一曲。



04.「ABCでがっちゃん」Furui Riho
『Green Light』


北海道発のシンガーソングライター”Furui Riho”。
彼女が2022年3月にリリースした1stアルバムから。
コレが、
なかなかすばらしいヴォーカルなんですよ。
今後注目したいヴォーカリストです。



05.「Life」G.Rina
『Lotta Love』


気がついたらすでに大物プロデューサーとなってしまった”G.Rina”大先生。
彼女が2016年にリリースしたアルバムから。
トラックの構成といい、
90年代TLC感たっぷりのメロウグルーヴ。



06.「The Encounters(Silent Poets Remix)」D.A.N.
『The Encounters(Silent Poets Remix)』


みんな大好き”D.A.N.”。
彼らが2021年にリリースした「The Encounters」を、
“Silent Poets”の”下田法晴”さんがナイスなダビーリミックス。
このダブダブ感がホントに気持ち良いのです。



07.「Frozen Horizon」一十三十一
『Snowbank Social Club』


シティポップシーンの最重要人物”一十三十一”ちゃんが、
2013年にリリースした真冬を舞台にしたアルバムから。
凍った地平線ですな。
一気にパッと明るくなるサウンド。
シティポップって夏っぽい雰囲気がありますが、
個人的にはこの冬のスキースキー感も好きです。



08.「motto☆派手にね!」かせきさいだぁ
『かせきさいだぁのアニソング!!バケイション!』


80年代の大人気アニメ「かんなぎ」のオープニングテーマを、
シティポップアーティストの”かせきさいだぁ”氏がナイスカヴァー。
オリジナルは、声優として活動している”戸松遥”さん。
もっと派手に生きていきていものですなー。



09.「いかれたBaby」Kan Sano
『Tokyo State Of Mind』


“フィッシュマンズ”の名曲を、
エレクトロダビージャズな雰囲気でカヴァー。
この感じたまらんのですよ。
しかし先日、ライブ活動を休止してしまった”Kan Sano”氏。
作品は発表しつづけるということで、
ライブが見られないのは残念ですが、
今後の活動に期待したいですな。



10.「insomnia」anemone
『anemone』


新潟在住のトラックメイカー”ninomiya tatsuki”と、
中国のアーティスト”Yikii”とのユニット。
insomnia、、不眠症ですな。
うつくしいピアノの音と電子ノイズ、
そして”Yikii”のヴォーカルのバランスがすばらしい。



11.「ホテル」夏木マリ
『GORILLA』


“小西康陽”さんプロデュースのアルバム『GORILLA』から、
冬の季節の唄、「ホテル」を。
メロウなタンゴ的リズムとピアノ。
それにしても”夏木マリ”さんの声ってスゴいですよね。
スッと脳に入ってくるというか、
脳のある部分を刺激するというか。
聴き入ってしまうのですよ。



12.「リトラクタブル」CRAZY KEN BAND
『Spark Plug Rock』


“クレイジーケンバンド”のブルース感あふれるメロウマッドネスなインスト曲を。
ふと我に戻る瞬間をつくりたくての選曲でした。



13.「EVERY NIGHT」山下達郎
『FOR YOU』


先日、例のコロナ延期の影響もあって、
現中野サンプラザで最後のツアー公演も千秋楽となった”ヤマタツ”こと”山下達郎”さん。
いまでは高嶺の花となってしまった1982年のアルバム『FOR YOU』から、
メロウファンクの「EVERY NIGHT」を。
もうね、ナニも言うことはない、、、
というよりもナニも言えないです。



14.「都会 (alternate bossa ver.)」flex life
『都会とエイリアンズ』


みんな大好き大貫妙子さんの「都会」をナイスカヴァー。
“青木里枝”と”大倉健”によるユニット”flex life”。
青木さんのヴォーカルがね、すごく気持ちいいのですよ。
もちろん大貫さんの声も良いのですが(笑)。



15.「Back Street Midnight Queen」高橋幸宏
『Saravah!』


2023年1月11日に惜しくも急逝されてしまったユキヒロさん。
彼の1978年のソロビューアルバムからこの曲を。
コチラは”山下達郎”さんこと”たっつあん”も、
先日放送していたラジオ番組『サンソン』で追悼選曲していましたね。
ちなみに、ワタクシのなかでは”高橋ユキヒロ”、
カタカナ表記の方が馴染みが深いというか。
ワタクシ、ユキヒロさんには、
残念ながら一度しかインタビューできませんでしたが、
ワタクシのくだらない質問にも真摯に答えてくださって、
とても楽しい時間でした。。。
安らかに。





※選曲は、基本的にアナログレコードやCD、ダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


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