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ブラインドからのぞき見た世の中 : April 30, 2023 @ 18:32

ブラインドからのぞき見た世の中 VOL.393『ナンセンスザンス』



えー、さてー、ウクライナとロシアの状況はあいもかわらず悪化の方向へとむかっている23年春のトーキョー今日このごろ、みなさま、いかがお過ごしでしょうか?



例のフリーランス保護法のニュース。

個人的にはすごく気になりますねー。

たしかにフリーランスは弱い立場にあります。

ちなみに、
現状フリーランス業界の単価は下がり続けていて、
これ以上、単価が上がるような要素も感じられません。

だいたい、例えば、ライターにおいては、
1文字1〜2円とかが標準になりはじめているワケですよ。

もちろんダレでも書けるみたいな内容なのかもしれませんが、
それでもそのヒトの書き手としての知的財産を利用するワケですから、
できれば、
そのあたりも考慮した上で価格を考えて欲しいものです。

もちろんメインがあったの副業であれば、
それでも問題はないのかもしれませんがね。


しかし、フリーランスの立場ををどう守るか?
ももちろん重要なんですけれど、
だったらインボイス制度はやめてほしいものです。

いまはそこが一番フリーランスを苦しめている政策のひとつでしょう。

政府にとっては、
こまかい税収が増えていいかもですが、
企業側にとっても、
個人事業主にとっても、
手間ばっかり増えて、
税金取られてって、
我々にとって一体全体ナンの徳が??

ホント、やるコトなすコト、
すべてがナンセンスでしかないですよ。



さて、世の中はすでにAIへの動きが活発化しはじめていますな。

すでに、
人間は必要か?の論点の議論もはじまっている模様ですが、
ぶっちゃけ個人的にはナンセンスかなーと。

そもそも
AI自体はオールマイティなものではないので、
サポートとしての利用価値はあれど、
メインとしての利用に関しては、
難しいのかな?というのが、正直な意見です。

もちろん、どちらがサポートになるかは、
その職種にもよります。


たしかに今後、AIの影響は出てくるでしょうがね。

ヒトがヒトとして生きていく限りは、
すべてをAIまかせにできるワケもなく。


よくSFのマンガなんかで、
ロボット対人間の戦いみたいなシーンが
ありますけれどね。


1983年に公開された『ウォーゲーム』という映画があります。

“ジョン・バダム”監督によるSFサスペンス映画で、
要はコンピューターによって制御された戦争システムのハナシで、
主人公の少年の傲慢な操作の結果、
核戦争ギリギリまで行くという物語なのですが、
コンピューターが最終的に下した判断というのが、
その戦争自体がナンセンスというものでした。

まあ、ハッカーカルチャーの創成期で、
ありえなさそうで、ありえそうなSFストーリーが話題となった映画作品ですが、
コンピューターが考えるまでもなく、
結局南極、その一手を打とうとするのはおろかな人間だったというオチなんですけれどね。

つまり、間違いをおかすのはいつも人間で、
「どんなに技術が進んでもこれだけは変わらねえ。 
機械を作るヤツ、整備するヤツ、使うヤツ、人間の側が間違いを起こさなけりゃ機械も決して悪さはしねえもんだ」というのは、
映画版『パトレイバー The movie』での
車両整備の神さまこと”榊 清太郎”のコトバですが、
まさにそれ!


ということで、
多少の影響はあれど、
AIが人間に置き換わるか?なんて、
その疑問や議論自体がナンセンスなんじゃないかなと、
ワタクシは思いましたが、
みなさんはどのように考えますか?



Little Gree Monster 「君のようになりたい」




旅路 良


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