tokyo feature : October 30, 2024 @ 20:25
トーキョーシティポップス Vol.141──Moonlight
アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけたのしくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。
日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。
2024年10月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「月光」です。
なんともすべてがパッとしなかった衆議院議員選挙。
自民党は過半数いかずで、野党はゴタゴタ。
もー、ナンなんでしょーかねー。
それでも世界は今日もまわりつづけているワケで、刻一刻とむずかしい方向に向かいはじめています。
あとは、アメリカ大統領選次第といった感じですかね。
そんなワケで、今回は、秋の夜長、月の光の下で聴きたい、アナタにとって気持ちよすぎでヒールな選曲となっていただければ、コレ幸い。
ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。
October『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.141 -Moonlight-』
01. 「Mars」LUCKY TAPES『Blend』
現在は、”髙橋海”のソロプロジェクトとなっている”LUCKY TAPES”。
アッパーでゴキゲンなサウンドとは裏腹に、
不安、あきらめ、希望、さまざまな思いが交差する社会派な歌詞、
そしてセツナイメロディがココロにズズズッとヒビキきます。
とにかく、”髙橋海”の透き通るようなハイトーンなヴォーカルがすばらしい。
02. 「Stay With Me」KOTETSU『ECLIPSE』
Jazz、R&B、Bluesへの深いリスペクトと革新的な音楽スタイルで注目を集めているアーティスト”KOTETSU”。
昨今は、映画の挿入歌に使用されるなど、
注目のシンガーソングライター。
そんな彼が待望のフルアルバムをリリース。
サウダージ感あふれるサウンドに、
語りかけるようなヴォーカル。
おもわず、一緒にいたくなっちゃうアレです。
03. 「薔薇と野獣」Cornelius『HOSONO HOUSE COVER』
“細野晴臣”さんが、1973年にリリースした、ファーストソロアルバム『HOSONO HOUSE』が、
リリースから50周年、細野さんのデビュー55周年ということで、
さまざまなアーティストが収録曲をカヴァーしたアルバム『HOSONO HOUSE COVER』。
コチラは、”小山田圭吾”のソロプロジェクト”Cornelius”が、
ブルース感たっぷりの「薔薇と野獣」を、
オリジナルの雰囲気をのこしつつ、
ピコピコピューんな未来感あるアレンジでカヴァー。
いい感じでCorneliusのアノ透明感あります。
04. 「Anti Calypso」The SKAMOTTS『ねこだまし』
2017年の結成、オーセンティックスカバンド”The SKAMOTTS”が、
スカタライズ的な攻めのスカ雰囲気で、
カリプソミュージックを演奏したらこうなる!みないな感じのインスト曲。
「Anti Calypso」と言いつつ、全然アンチじゃないのがいいね(笑)。
このノリの良さと、
セツナイ感じのメロディとの共存が、
なんとも気持ちを上げてくれます。
05. 「別れのマンボ feat.なかの綾」Willie Nagasaki『Midnight Rumba』
伝説のラテン・パーカッショニスト、”ウィリー・ナガサキ”が、
ヴォーカリストの”なかの綾”ちゃんをフィーチャー。
やっぱりいい感じのムード歌謡感が出ちゃうよね。
06. 「明るい未来計画」Cosa Nostra『Life』
“桜井鉄太郎”氏率いるバンド”Cosa Nostra”。
90年代は、アシッドジャズ的なサウンドで、
“Al Kooper”の「Jolie」のカヴァーが有名ですな。
コチラは、カリプソ的なジャズサウンドで、
明るい未来計画を歌うっていう歌詞がまたいいんですよ。
ココロ踊るサウンド、染み込む歌詞、未来へとつづく音楽。
ワクワクしちゃうノリノリなビックバンドサウンド。
07. 「La Dolce Vita (Hichikan)」cro-magnon『乙』
“cro-magnon”が手がけたアニメ『へうげもの』のサントラから。
1960年に公開された”フェデリコ・フェリーニ”のイタリア映画『甘い生活』のメインテーマのカヴァー。
秋を感じるピアノサンバ的なインストのアレンジが、
サウダージ感あって、
しんみり浸れます。
08. 「アワ~ふたつでひとつ~」サヨコオトナラ『DISCOVER NEW JAPAN 民謡ニューウェーブ VOL.1』
コチラ、ZELDAの”サヨコ”、じゃがたらの”Oto”、
そしてやっほーバンド等多方面で活躍しているDJEMBEプレーヤーの”奈良”の3人からなる”サヨコオトナラ”というバンド。
2011年にリリースされた 「アワ~ふたつでひとつ~」。
民謡的なズンガチャチャサウンドというか、
サザエさん的なフガフフサウンドというか、
阿波踊りサウンドというか。
とにかく、踊るアホウに見るアホウ、
同じアホウなら踊らにゃソンソンってコトですよ。
09. 「あながち」サケロックオールスターズ『トロピカル道中』
インストゥルメンタルバンド、サケロック”が、
“高田漣”、”ASA-CHANG”のふたりとタッグを組んだ”サケロックオールスターズ”。
2006年の作品。
インストなので、ナニがあながち感なのか、
まったくわかりませんが、
なんとなく秋のおとずれを感じる、
メロウ楽団サウンドが、気持ちいいんです。
10. 「謎の女B」EGO-WRAPPIN’『ROUTE 20 HIT THE ROAD』
“EGO-WRAPPIN’”が唄う、
平成ブルースの真骨頂。
昭和やさぐれ感がいなめませんが、
歌詞からすると、
謎の女Bとはつつもたせ的な??アレなんですかね???
とにもかくにも、昭和感ある男と女なサウンドが、秋の夜長に合うんですよ。
11. 「Slowly feat. 高橋飛夢」EVISBEATS『PEOPLE』
トラックメイカー”EVISBEATS”が、”高橋飛夢”くんをヴォーカルにフィーチャーしたこの曲。
メロウビートにライトなサウンド、
そしてハイトーンヴォイスの飛夢くんのナイスなヴォーカル。
秋の夜にココロに沁みる、グッドミュージックです。
12. 「渚のアンラッキーボーイズ」ナツ・サマー and 流線形『Twilight Shadow / 渚のアンラッキーボーイズ』
“いとうせいこう”さんのグッドヴァイヴス「渚のアンラッキーボーイズ」を、
“ナツ・サマー”先生と”クニモンド瀧口”さん率いる”流線形”がタッグを組んでラヴァーズロックカヴァー。
夏の終わりっぽい曲なんですけれど、
寒くなりはじめたこの季節に聴きたいんですよね。
13. 「Camp」Yogee New Waves『PARAISO』
“Yogee New Waves”の記念すべきファーストアルバム『PARAISO』から、
「Camp」のアコースティックヴァージョン。
いわゆるファーストアレンジなんですけれど、
この寂しい雰囲気が一番あっているような。
口笛とギターと唄、そして星空。
秋の夜長に浸りたい曲です。
14. 「月光ワルツ -こだま和文 Meets UA-」Kodama (Echo) From Dub Station『1982/2002』
ダブトランペッターの”こだま 和文”さんと、日本を代表するディーバ、”UA”とがタッグを組んだ、
2005年リリースの曲。
作曲がこだまさん、作詞にUAと、完全オリジナルの月の歌。
目をつぶって聴くと、
まさに月の光を感じてしまう、
すばらしいメロウダブ。
ゆったりと踊りたい秋の夜長。
15. 「月明かり照らす夜に」Akane『Cheer Up』
クラリネット奏者の”Akane”のデビューアルバム『Cheer Up』から、この曲を。
クラシックな雰囲気から、アップテンポな転調とともにジャズな感じに。
野太いベース音がたまりません。
さまざまなな思いが駆けめぐる秋の夜長、
やさしく照らし寄り添ってくれる月明かりのようなヒールサウンドです。
月の光はまさに癒しの光というコトで。
※選曲は、基本的にアナログレコードやCD、ダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。
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