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tokyo feature : November 29, 2024 @ 19:21

トーキョーシティポップス Vol.142──Daybreak Music



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけたのしくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2024年11月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「夜明けの音楽」です。


なんだか、ワタクシのまわりで亡くなる方がおおかった11月。

天候も気持ち的にもなんとも、ニンともカンとも不安定で、いろいろ落ち込みつつも、なんとか生きていかないとなー、、、と、ぼんやりかんがえながら、やっぱり音楽に救われたのでした。


そんなワケで、今回は、アナタにとっても、ワタクシにとっても、秋の夜明け、ニッポンの夜明けをたのしめる選曲となっていただければ、コレ幸い。

ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。





November『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.142 -Daybreak Music-』






01. 「Epilogue」 木村イオリ × 木村仁星『Epilogue』


“bohemianvoodoo”のピアニスト、
“木村イオリ”と、
その実弟の”木村仁星”によるピアノとローズ。
兄弟二人だけで演奏された今作。
エピローグは終章という意味ですが、
今回の選曲はいろんな意味で捧げた選曲になります、
ということで、コチラからスタート。



02. 「Night Fog feat. Achico」 mabanua『Blurred』


バンド”Ovall”のドラマーで、
プロデューサーとしても活動している”mabanua”氏のアルバムから、
ヴォーカリスト”Achico(アチコ)”をフィーチャリングした「Night Fog」を。
いわゆる夜霧ですね。
つまり、夜霧よ、今夜もありがとう的な。



03. 「street dancer」 田中裕梨『CITY LIGHTS 2nd Season』


“岩崎宏美”の1980年のAORサウンドを、
ジャズバンド”BLU-SWING”のヴォーカル”田中裕梨”が、
ソロでナイスカヴァー。
体に浸透する爽やかグルーヴが、もうね、ココロにヒビキます。



04. 「Morning Glory」 竹内まりや『Expressions』


もう説明不要の大名曲ですな。
最近、活動が活発化している”竹内まりや”さんの、
1980年リリースのシティポップサウンド。
作詞作曲は”山下達郎”さんですな。



05. 「雲仙霧中」 島裕介『Silent Jazz Case 5』


タイトルの雲仙(うんぜん)は、
たぶん場所の雲仙だとおもうのですが、
つねに温泉のゆけむりで霧がかっているという、
あの場所感が、、、勝手に伝わってきます。
ナイスなゆけむりインストジャズ。



06. 「Secrets」 矢舟テツロー『Age of Vintage』


昨今は、”小西康陽”さんや”野宮真貴”さん、”DJ みそしるとMCごはん”さんなど、
渋谷系の方々と共演している、
新渋谷系?こと”矢舟テツロー”くん。
彼のファーストアルバムからジャズポップなコチラを。



07. 「Around The World Blues」 バロンと世界一周楽団『何はなくとも』


“バロン”あらため”上の助空五郎”くんのインストブルースです。
コレがまた、ナベ底ダイコンなみに沁みに沁みちゃう、良い曲なんですよ。



08. 「風立ちぬ」 大滝詠一『DEBUT AGAIN』


“松田聖子”さんへの提供曲を、”大滝詠一”さんがセルフカヴァー。
ライブ版です。
季節的には冬なんですけれどねー。
急に暑くなったり、ゲリラ豪雨が降ったりして、
体がついていけないです。
だから、秋の曲も合うんですよ。
というか、沁みる。。。



09. 「Bad Weather」 WACK WACK RHYTHM BAND『at the Friday Club』


まさに「Bad Weather」な11月。
オリジナルは”The Supremes”の曲で、
作詞・作曲は”スティーヴィー・ワンダー”。
そんなフリーでソウルな大名曲を、
日本の宝”WACK WACK RHYTHM BAND”がナイスカヴァー。



10. 「炎の頃」 宮本典子『Rush』


ジャズシンガーの”宮本典子”による、
1999年リリースのメロウソウルなグルーヴ。
歌詞がね、ググッとココロに響くんですよ。



11. 「ラジオ」 倉橋ヨエコ『モダンガール』


昨今は、”ヨエコ”名義で活動を再開した”倉橋ヨエコ”さん。
彼女が2003年にリリースしたアルバムから「ラジオ」を。
とにかく、メロディといい、歌唱力といい、
もうね、天才です。



12. 「越冬つばめ」 畠山美由紀『歌で逢いましょう』


演歌歌手”森 昌子”が、1984年にリリースした、日本のソウルミュージックを、
“畠山美由紀”がサウダージサウンドカヴァー。
演歌っちゃ、演歌なのですが、
どちらかと言うとブラジル、というかメロウなボサノバに聞こえてしまうワタクシがいます。



13. 「君の話」 中山うり『tempura』


“中山うり”さんの2023年のリリースのココロにひびきすぎる曲を。
人は忘れるから生きていける、とはダレのコトバだったか。



14. 「眠れぬ羊 (with TENDRE)」 土岐麻子『Twilight』


“土岐麻子”ちゃんが作曲にマルチプレーヤーの”TENDRE”をフィーチャーした、
スーパーメロウソウルのコチラ。
歌詞といい、メロデイといい、麻子ちゃんのヴォーカルといい、
すべてがカンペキなサウンド。
わたしたちは生きている、
まさにソコなんですよね。



15. 「ポケット・ミュージック」 山下達郎『POCKET MUSIC』


“ヤマタツ”こと”山下達郎”さんのスーパーメロウソウル。
夏っぽい曲なんですけれどね、
昨今の秋の雨のトーキョー感がピッタリあっているというか、
いまは、なんとなく、こういう気持ちなんです。



この選曲を、DJの”norinori70″さんこと”NOR-1″さん、そして福島のAS SOON ASのshogoさんに捧げます。



※選曲は、基本的にアナログレコードやCD、ダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


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