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Movie Life : December 21, 2010 @ 04:32

MOVIE LIFE 039 『トロン:レガシー』


ダレかが言った、『いや~、映画ってホントいいものですね!』と──。

いまも世界中のヒトたちを魅了しつづけ、そして夢の世界へと誘う”銀幕の世界”。 この”MOVIE LIFE”では、無駄に映画好きであるワタクシが、コレから公開予定の映画と過去に見たDVDなどを中心に、コメントと評価を交えながらご紹介していきます。

(評価は5段階、☆の数で示されます)





MOVIE LIFE 039 『トロン:レガシー(原題:TRON LEGACY)』




人類の未来を変えるはずだった。



□ストーリー

デジタル界のカリスマであるケヴィン・フリンは、7歳の息子サムを残して姿を消した。


20年後、サムは父からの謎のメッセージに導かれて、コンピューターの中の世界に入り込んでしまう。 そこは、父が創造した “理想の世界”─だが、今やクルーという独裁者がすべてを支配していた。


命を狙われたサムは、クオラという女性に救出される。はたして父の行方は?


そして、人類の存亡を脅かすこの世界の秘密とは──?





□オレ意見
評価:☆☆☆☆(満点は5個)

1982年に公開された映画『トロン』の続編。

制作には、『トロン』の監督、”スティーブン・リズバーガー”も参加し、
さらには主演だった”ジェフ・ブリッジス”がひきつづき今回も登場。

1作目も”生”で観た『トロン』ファンとしては、これは見逃せない!


前作から20年後の世界との設定で、展開される今作。

とにかく、映像がキレイで、音がスゴい!というのが第一印象。


ジェフ・ブリッジスの20年前の顔がそのまま(おそらくCGで)使用されていたのもスゴい技術だし、ダフト・パンクの音楽もいい。
そういえば、本人たちもちゃっかり出演しているので、ぜひチェックを。


アート作品としてはとてもすばらしいモノになったと思うが、『トロン』ファンとしては、近未来戦争的な妙な戦い方よりも、「ライトサイクル」などのゲームで戦うという、一作目のコンセプトの方が好きかな。


ちなみに”トロン”とは、コンピュータ内部の世界にいる人物(プログラム)のことで、1作目では最重要人物のことなんだけれど、まあ1作目をチェックしてから観るヒトはたぶん少ないと思うので、参考までに。。。
むしろ今作では、ほとんど関係がない感じになっているのも、ちょっと残念。
ファンとしては、もっとフィーチャーしてほしかったな。

あと、映像的に暗い感じなので、あまり3Dの効果が発揮されておらず、
いまさらながら、3Dじゃない方がよかったような気がする。

細かいことを言い出すとキリがないので。。。


そういえば、28年前に映画内に出てきていた”スクリーンタッチ”なるもの(もちろん当時は存在しない)が、現代ではもう現実のもので、しかも普通になっているという、当時の描いた未来観がそのまま現代になっているんだなーとあらためて感激した。

まあ、今作とはまったく関係ない話だけれど。


話的には期待通りの作品ではなかったものの、音と映像は確かにすばらしいので、ぜひ『トロン』の世界を体感してみてほしい。

ダフト・パンクの長〜いPVだと思えば、それもヨシかもね。








2010年12月17日、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー!

『トロン:レガシー』



監督:ジョセフ・コシンスキー

出演:ギャレット・ヘドランド/ジェフ・ブリッジス/オリヴィア・ワイルド

脚本:エディ・キッツィス/アダム・ホロウィッツ
撮影:クラウディオ・ミランダ

音楽:ダフト・パンク

配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ・ジャパン


オフィシャルHP:http://www.disney.co.jp/tron/



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