Interview : April 15, 2011 @ 15:35
日本に落ちてきた男──”タニザワトモフミ”インタビュー(後編)
2011年2月にアルバム『日本に落ちてきた男』をリリースし、リアルでロックな歌詞と、ポップなギター サウンド、表現力のある歌声で話題沸騰中のシンガー ソング ライターの”タニザワトモフミ”。
ひきつづき、”タニザワトモフミ”さんに、アルバム『日本に落ちてきた男』のお話を中心に、渋谷クワトロでのワンマンライブ、そして彼自身ついて、いろいろとお話を伺ったインタビューの後編。
─そういえば、背がすごく高いですが、何かスポーツをやられていたのですか?
ボクはずっとバスケットボール少年だったんですよ。NBAに行きたいとか思っていたくらい。
だから、音楽との出会いも遅かったんです。
バスケット以外、全然興味がなかったし、吹奏楽部は女子しかいなかったから、「楽器は女子がやるもんだ」と、謎の偏見を持っていたくらい(笑)。
─何歳から音楽をやり始めたんですか?
ギターを始めたのは中学校3年生のときです。
音楽を聞きはじめたのも、同じくらい。
─音楽でやっていこうと思ったキッカケは何歳のときだったんですか?
15歳です。
ギターを初めて弾いたとき、すごく楽しくて、こんな楽しいことをやれるんなら最高の人生だなって思って、プロになりたいと思いましたね。
─2000年に上京とのこと。
デビューシングルの「東京ハロー」はPVが、面白いですね(笑)。
あれはカモメなんですか?
一応、”渡り鳥”ということなので、カモメでもいいんですけれど(笑)。
あのPVはすごくボクも気に入っています。
ストレンジャーな感覚については、ボクが東京に出てきた時もまさにそんな感じで、、、それで思いついたのが鳥人間だったんですよ。
─鳥人間(笑)!?
鳥の社会から、人間の社会に来るという。
その不安、興奮、期待、感情、、、ごちゃ混ぜ感を音楽で表現しました。
─その後、1stアルバム『まぼろし時計』をリリースするワケですけれど。。。
このタイトルは同名の曲から?
いえ。
ファーストアルバムのときは、まずアルバムのタイトルを先に考えたんです。
その後で同じ名前の曲が出来たという感じですね。
─なるほど、先にタイトルありきだったんですね。
今作『日本に落ちてきた男』とはまったく逆の過程ということ?
はい。
前作は、曲があって、いいものは録っておいて、後から配置するという感じだったのですが、今回は最初から完成形がすべて見えている状態で始めました。
─では、コンセプチャルな感じだったんですね。
そうです。
今作に関しては”振り切れる”というのがコンセプトでした。
─2011年4月16日に開催される渋谷クアトロでのワンマンライブでは、どんなことを考えていますか?
基本的にはバンドスタイルなんですよね?
そうですね、バンド編成でのライブになります。
今回のアルバムで表現してきたことの、もっとさらに奥の方にいきたいですね。
それをライブで表現したいです。
─音楽的な目標はどこなのでしょう。
たくさんの人の前でライブをやるというのが、漠然としたというか、いちばんリアルな目標ですね。
あとは、、、ずっと音楽をつづけていくために、音楽を嫌いになりそうなことは絶対したくないということ。とりあえず、自分が誇りを持てる音楽だけやっていければいいですよね。
、、、って、そんなことやっていたら「売れねーだろ!」って言われちゃいますけれど(笑)。
でも、自分がやりたいことをキチンとやらないと、音楽に対して誠実でいられない気がして。。。だから、ボクはずっとこの先も攻めていくつもりです。
─では、最後に読者のみなさんへメッセージをお願いします。
手応えは過去最高にあります。
でも、もう次に何しようかを考え始めてますけど(笑)僕はこれをワクワクしながら作ったんですよ。
だから、これを聞いた人たちがワクワクしてくれたらいいなと思います。
(おわり)
□ライブ情報
『日本に落ちてきた男の祭典』
タニザワトモフミ
日程:2011年4月16日(土)
開場/開演:17:00/18:00
チケット(前売り/当日):¥3,000/未定
会場:渋谷CLUB QUATTRO
http://www.club-quattro.com/schedule_shib.php
□CD情報
タニザワトモフミ
『日本に落ちてきた男』
レーベル:VAP(VPCC-81692)
価格:¥2000
発売中!
□トラックリスト
01. マインド・ゲーム
02. ブッ飛ばすぜ
03. コスモ・ガール
04. 爽風
05. くたばれJ-POP
06. まぼろシーン
07. 結婚です
08. ゆれるだけ
09. 君の目で見たい
10. OK
11. 惑う星
12. ドリーム・ガール、ドリーム・ボーイ
□タニザワトモフミ プロフィール
岐阜県飛騨市出身。
2000年上京、都内各所でライブ活動を始める。インディーズレーベルより「陽炎」「七色」「空路」ミニアルバム3枚をリリース。
2009年に1stシングル「東京ハロー」でメジャーデビュー。同年リリースした2ndシングル「きみにとどけ」は、アニメ「君に届け」オープニングに抜擢。各方面から注目を浴びる。
2010年に1stアルバム「まぼろし時計」をリリース。独創的歌詞の世界観と圧巻のライブパフォーマンスで、人気沸騰中シンガーソングライター。
http://tanizawatomofumi.com/
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