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Movie Life : September 2, 2011 @ 03:07

MOVIE LIFE 067 『監督失格』


ダレかが言った、『いや~、映画ってホントいいものですね!』と──。

いまも世界中のヒトたちを魅了しつづけ、そして夢の世界へと誘う”銀幕の世界”。 この”MOVIE LIFE”では、無駄に映画好きであるワタクシが、コレから公開予定の映画と過去に見たDVDなどを中心に、コメントと評価を交えながらご紹介していきます。

(評価は5段階、☆の数で示されます)





MOVIE LIFE 067 『監督失格』




しあわせなバカタレ。


□ストーリー

35歳の誕生日目前に自宅で急逝した女優”林 由美香”をめぐる、14年間におよぶ美しくも壮絶な愛の記録──。





□オレ意見
評価:☆☆☆☆☆(満点は5個)

ピンク映画の異端児 “平野勝之”監督と、出演作が200本を超える女優”林 由美香”。


由美香は、平野自身のプロデビュー作の主演を飾った女優でもあり、ある時期、平野の不倫相手でもあった。
監督と女優のそういうのってやっぱりあるのね。

プロデューサーには、アニメ『エヴァンゲリオン』でお馴染みの”庵野秀明”。

平野にとっては11年ぶりの新作、、、”平野勝之”の11年にもおよぶ人生の空白部分を埋めた映画なんだと思う。


前半は、ふたりの人生がクロスオーバーする瞬間を詳細に描いた”濃い”恋物語。北海道自転車旅行をドキュメントした『由美香』のつづき、というか番外編。でも、やっぱりその恋も終わりを迎えるのね。
その後、平野はどうしても由美香を忘れられないんだな。それがリアルな男ゴコロというものだけど。。。
と、いうことで後半は、フられた女が忘れられない情けない男による、情けない物語に大変身。


ハッキリ言うが、☆5コをつけたものの、オススメはしない。
平野勝之と由美香、ふたりの人生を背負える覚悟があるなら観てほしいが、それが出来ないなら観ない方がいいと思う。

アルピニストの”野口 健”氏が自身のブログで、”高邑 勉”衆院議員と福島原発事故の20キロ圏内、立ち入り禁止区域の家畜などの現状をレポートした際、高邑衆院議員に「見る事は知ること。そして知る事は背負うこと」だと言ったと書いていたが、まさにその通り。


この映画を観てしまうことで、平野監督の人生の一部を背負ってしまうことは逃れられない。

平野監督だけではなく、”林 由美香”、そして彼女の母親である”小栗冨美代”さんの人生も。

ぶっちゃけた話、それまで”林 由美香”には何の思いもなかったのだが、この映画のお陰でボクの人生の一部になってしまった。

それに、”小栗冨美代”さんの子どもを思う母の姿に内蔵をえぐられたような思いだ。


ココロの翼が折れた男がふたたび飛び立とうとする瞬間を描いた、人間”平野勝之”のドキュメント。






2011年9月3日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズにて独占先行ロードショー
2011年10月1日より、全国拡大ロードショー

『監督失格』





監督:平野勝之


出演:林由美香/小栗冨美代(由美香ママ)/カンパニー松尾


プロデュース:庵野秀明

音楽:矢野顕子 主題歌「しあわせなバカタレ」(ヤマハミュージックコミュニケーションズ)

配給:東宝映像事業部
製作:カラー/コイノボリピクチャーズ

宣伝:轟木一騎/ミラクルヴォイス


公式サイト:http://k-shikkaku.com


©「監督失格」製作委員会


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