Movie Life : November 1, 2011 @ 05:50
MOVIE LIFE 072 『ステキな金縛り』
ダレかが言った、『いや~、映画ってホントいいものですね!』と──。
いまも世界中のヒトたちを魅了しつづけ、そして夢の世界へと誘う”銀幕の世界”。 この”MOVIE LIFE”では、無駄に映画好きであるワタクシが、コレから公開予定の映画と過去に見たDVDなどを中心に、コメントと評価を交えながらご紹介していきます。
(評価は5段階、☆の数で示されます)
MOVIE LIFE 072 『ステキな金縛り』
証人はただ一人、落ち武者の幽霊。
□ストーリー
将来性ゼロの三流弁護士エミ。
事務所のボスから、ある資産家の妻殺しの容疑で捕まった男の弁護をたのまれる。
彼には、事件があった夜、旅館の一室で金縛りに遭っていたというアリバイがあった。
無実を証明出来るのは、一晩中彼の上にのし掛かっていた、落ち武者の幽霊だけ。
エミは早速その旅館を訪れ、その夜、金縛りに遭う。
目の前に現れた落ち武者に、エミは裁判で証言するよう依頼する。
人生のどん詰まりに立たされたダメダメ弁護士と、421年前に無念の死を迎えた落ち武者幽霊の奇妙な友情。
ふたりの前に立ちはだかるのは、一切の超常現象を信じようとしない堅物検事。
かくして全世界の注目の中、幽霊裁判は幕を開けた。
□オレ意見
評価:☆☆☆(満点は5個)
『ザ・マジックアワー』以来、3年ぶりとなる三谷幸喜作品が登場。
まあ、テレビのCMなどでほぼほぼ内容はご存知の方も多いとは思うが、法廷サスペンス的コメディというか、ファンタジーというか、言ってしまえば幽霊もの。。。
そういえば80年代や90年代の映画って幽霊ものが多かったかも。
『異人たちとの夏』とか『居酒屋ゆうれい』とか。。。
そんなワケで久々に登場の幽霊コメディ。
じつはこれまでの三谷作品はほとんど観ているのだが、残念なことにその中ではいちばん面白くなかったかも。
話の内容は面白いと思うんだけれど、なんだか使い回し感があったというか、、、他の作品はもっとまとまっていて、テンポの良さがあったような気がする。
とはいえ、もちろん邦画の中では断然面白い方なのだが。
三谷幸喜50周年記念的なもので、舞台もあり、映画もありで、ちょっと忙しかったのかなー。
西田敏行、深津絵里、中井貴一、佐藤浩市、阿部寛、小日向文世などなど、申し分ないキャストで、西田敏行の文句なしの面白さもある。
なのに、なんだかまとまりきれていなかったんだよなー。
最近の傾向として、テレビCMの打ちすぎる映画は面白くないという、まさにそれを証明してしまった今作。
あーもぅー、、、かなり残念でならない。
2011年10月29日より、東宝系にて全国順次ロードショー
『ステキな金縛り』
監督:三谷幸喜
出演:深津絵里/西田敏行/阿部寛/竹内結子
配給:東宝
公式サイト:http://www.sutekina-eiga.com/
©2011 フジテレビ 東宝
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