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Tokyo News : February 7, 2012 @ 01:46

目黒からアートを発信──グループ展「目黒アドレス─都会に生きる作家」



中目黒や自由が丘など、独自の文化が発達しする目黒から若い世代のアートを発信しようとする試み、グループ展『メグロアドレス─都会に生きる作家』が、2012年2月7日より目黒区美術館にて開催する。


東京23区の中では住宅地のイメージが強い目黒区。

しかし、音楽やデザインのクリエイターが事務所を構えたり、目黒通りはインテリアショップが多い創造的な地域でもあることでも知られている。


本展では、現代の都市生活に影響を受けた、目黒と関わりのある青山悟+平石博一や今井智己、須藤由希子、長坂常、南川史門、保井智貴の6組のアーティストを紹介。







若い世代のさまざまアートに触れられる、すばらしい機会。

ぜひ、新世代たちの世界を体感してみよう。



2012年2月7日-2012年4月1日
『目黒アドレス─都会に生きる作家』


出品作家:
・青山悟+平石博一
青山:1973年、東京都生まれ。2001年、シカゴ美術館大学附属美術学校修了。
平石:1948年、千葉県生まれ。独学で作曲を習得。本展では二人のユニットを結成し、ミニマル/ミュージックとミシン刺繍によるインスタレーションを発表する。
http://satoruaoyama.com
http://www.art-it.asia/u/ab_aoyamas
http://hiraishi.info/

今井智己
1974年、広島県生まれ。
1998年、東京芸術大学芸術学科卒業。個展、グループ展多数。写真集に『In-between 10 リトアニア・ベルギー』、『真昼』『光と重力』など。「光」を扱う写真というメディアを根本から問い直すために、「盲目」をテーマに作品を制作するほか、最近では福島第一原発を取材した風景写真の撮影も行っている。
http://www.imaitomoki.com

須藤由希子
1978年、神奈川県生まれ。
2001年、多摩美術大学デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。作家の生活圏内にある風景を主に鉛筆を使って描く。その視線は都市の中に存在する「人間の手の入った自然」としての植物にしばしば注がれ、対象に対する作家の慈しみを感じさせる。
http://www012.upp.so-net.ne.jp/mahalo/sutoyukikohp

長坂常
1971年、大阪府生まれ。
1998年、東京芸術大学建築学科を卒業、スキーマ建築計画を設立。敷地や建築の骨格など与えられた条件を極力活かし、ありのままを大事にする志向を持ちながらも、決定的に場のあり方を変えてしまう建築プロジェクトで評価される。そのプロセスは「逆算」や「引き算」という特徴を持ち、過酷な住宅環境にある都心において、なお住むことの豊かさを提示し続けている。
http://www.sschemata.com

南川史門
1972年、東京都生まれ。
1991年から94年まで多摩美術大学美術学部二部に在学。都市の感覚やポップミュージックなど、日常から受けた刺激をフラットな抽象絵画に転化する。抽象表現主義から日本の伝統的な美意識まで、様々なイメージの源泉を取り入れた記号的な画面は、今の時代における絵画表現を問い続けている。

保井智貴
1974年、アントワープ生まれ。
2001年、東京芸術大学大学院修士課程修了。
2005年、中原悌二郎賞優秀賞。漆を使った伝統的な彫刻技法である乾漆を用いて、主に等身大の女性像を制作する。手足の身振りを封じられ、静かな表情だけで佇むその像は、ただじっと立っていることによって、その場の空気を支配している。
http://www.yasuitomotaka.me


観覧料(一般/大高生・65歳以上/小中生): 700(550)円/ 550(400)円/無料
()内は20名以上の団体料金、障がい者とその付添者1名は半額

時 間:10:00-18:00
※開館時間は電力事情による変更になる場合があります。

休館日:月曜日


会 場
目黒区美術館
東京都目黒区目黒2-4-36
TEL.03-3714-1201
http://mmat.jp


□関連イベント
・2012年2月12日
『青山悟+平石博一ライヴ』
時間:19:00-20:00
出品作家の青山悟+平石博一によるライヴ。8chサウンドとヴィデオインスタレーションを出品している本展の会場で、ミシン刺繍と音響の特別編成による一夜限りのライヴを行います。
参加費:500円(事前申込み不要)
※展覧会をご覧頂くことは出来ません(展覧会観覧料を含まず)。

・2012年2月19日
『青山悟+土屋誠一トーク:明るい芸術、明るい未来』
時間:14:00-16:00
本展では、初の試みとしてユニットでの作品発表を行い、同じく初めてとなるヴィデオインスタレーションを出品する青山悟。このトークでは、コラボレーションを行った理由や、音楽と刺繍作品の構造的な共通点など、作品の背後にある作家の思想に迫る。
出演:青山悟、土屋誠一(美術批評家、沖縄県立芸術大学講師)
参加費:500円(この他に展覧会観覧料が必要です/事前申込み不要)


□画像キャプション
(上)青山悟『Glitter Pieces #1』 2008年 ポリエステルにメタリック糸と黒糸で刺繍

(中)南川史門『ミラー』 2010年

(下)長坂常(スキーマ―建築計画)『Flat Table”peeled”』 2011年 シダー、カラ‐エポキシ


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