TYO magazineトーキョーマガジン

Archive

 

rss 2.0

FUKUMIRAI : April 10, 2012 @ 14:03

フクシマ ブンカハッシン プロジェクト──フクシマ+ミライ=『フクミライ』



この度、音楽プロデューサーの富澤タク a.k.a 遅刻 氏(グループ魂/number the./TOKYO MOODPUNKS/福島県いわき市出身)と、編集者、カネコヒデシ(TYO magazine/Japanese Soul!!/福島県福島市出身)が中心となり、フクシマからブンカを発信するプロジェクト”フクシマ+ミライ=『フクミライ』”を発足させます。



東日本大震災や原発事故から一年。


『復興』というコトバの元、さまざまな被災地がいま立ち上がろうと努力している最中、福島県においては、原発事故の影響もあり、残念ながらなかなか動きが取れない、場所によってはまったく手がつけられていない状況がつづいています。


県内の人口も減少の一歩をたどり、もちろん観光客などは激減。

それにより県内の消費力も下がり、エッジなブランドを取り扱う洋服店やオシャレなバー、ライブハウス、クラブなど、ブンカ的娯楽が減少しつつあるのが現状となっております。


もともと乏しかったカルチャー的要素が、さらに乏しい状態となってしまったフクシマ。

若い世代の娯楽といえば、テレビか、居酒屋か、カラオケか、が”三種の神器”。さらに男性中心だと風俗も加わって、カルチャー要素はほぼ皆無状態と言っても過言ではありません。

残念ながら、音楽やファッション、アートなどのカルチャーが発信しづらい状態となっているのが現実です。

もちろんそんな中でも頑張っている人もいますが、かなりマイノリティです。


イナカと呼ばれる地域ではどこでもそういった状況なのかもしれませんが、特にフクシマは都市部でもそのような状況となってしまっています。


インターネットの普及でさまざまなカルチャーごとを知っていても体験できない、オシャレをしたくても、買う場所もなければ、していく場所がない。


そんなフクシマから「カルチャーが生まれる”フック”となるような娯楽イベントを開催したい」という思いから、今回のプロジェクトを立ち上げることにしました。


福島県では現在、文化発信を目的としたさまざまな”大きな”音楽イベントが開催されているのですが、金銭的な問題、思想的な勘違いなどから、なかなか若者が行きづらい?行かない?というちょっと残念な状況なのです。


そこで、ブンカ事に興味を持つ世代を増やすことを目的とし、これらの文化的イベントへの足がかりとなり、カルチャー要素が強く、”単純な楽しさ”を追求した”小さな”娯楽イベント『フクミライ』を開催することを考えました。


『フクミライ』では、200人以上、1000人規模の大きいライブイベントはまったく考えていません。
また、高いギャランティをお支払いして、メジャーなアーティストをお呼びすることも考えておりません。

賛同してくれるさまざまな分野で活躍中のアーティストと地元で活躍中のブンカ人たちとで協力し、オシャレをして、音楽やアート、そして会話を楽しむ、ブンカ交流型サロンを目指します。

すべては、終わった後の「何だか分からなかったけれど、楽しかった!」という彼らのコトバを聞くために。


まずはプロジェクトを1年ごとに区切り、最低でも年に2回、継続的に開催していくことを目指しております。

第一弾は、2012年6月から8月の間で開催を予定。


フリーイベントではありませんが、気軽に参加できるようできるかぎり入場料を抑えたい、そして参加アーティストにも、押しつけがましいチャリティではなく、キチンとお仕事として関わっていただきたいと思っております。

もちろん、そんな思いもあるのですが、現実は残念ながら入場料だけではおそらく運営は回らないと考えます。


そのような点から、今回はイベントの運営費を”カンパ”というカタチで企業やアパレルブランドのみなさんにお願いしたいと思っています。

むかし、中学校のヤンキー先輩が、自分が家出するためだけに、無理矢理、一方的に集めさせられたアレですね。


戴きましたカンパは、すべてイベントの運営資金として使用させていただきます。どこかの慈善NPO団体や赤十字などに寄付はしません。

開催することにより、微弱ながら地元の経済が回るという点では、結果的にチャリティとなりますが。。。


とにかく、オシャレをして、音楽と会話を楽しんでもらう場をつくる。
それが彼らの精神的再生へとつながり、これからの日本のブンカを支えるブンカ人を輩出する可能性をつくれると考えております。


なにとぞ、ご賛同いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。



フクシマからミライを。


TYO magazine 編集長
カネコ ヒデシ




フクシマブンカハッシン プロジェクト
フクシマ+ミライ=
『フクミライ』



□開催予定日程:2012年6月から8月の間

□開催予定地
・福島県福島市
・福島県いわき市
・福島県郡山市
・福島県会津若松市

□プロフィール
・富澤タク a.k.a 遅刻




福島県いわき市生。武蔵野美術大学油画卒。
ギタリスト、シンガー、作詞作曲編曲、プロデュース、セッション。絵。
BAND:Number the.、グループ魂、TOKYO MOOD PUNKS
http://www.numberthe.com/
https://twitter.com/#!/TakuTomizawa




・カネコヒデシ




MEDIA DIRECTOR / Editor&Writer / DJ
編集プロダクション『BonVoyage』主催。
WEBマガジン『TYO magazine』編集長。
ニッポンのいい音楽を紹介するプロジェクト『Japanese Soul!!』主催。
北海道生まれ、福島県福島市育ち。
http://tyo-m.jp/
http://japanesesoul.jp/


□賛同者
木田浩史(『hiroshikida』デザイナー/福島県いわき市出身・在住)
阿部貴弘(プレス/福島県福島市出身)
いしばしさちこ(歌手/福島県本宮市出身)
JUN KANEKO(ペインター アーティスト/福島県福島市出身・在住)
田部淑子(編集者/福島県磐梯町出身)
吉田 拓(セレクトショップ『O』ディレクタ—/福島県いわき市出身)
原田千穂(リアルウェブ株式会社/福島県会津若松市出身・在住)
円谷典生(RE:ALIZE OPTICAL/福島県いわき市出身・在住)
楽団エウロパ(キテレツ・スティールパン・ユニット)
HUMMING BIRD(インディアンジュエリーショップ//福島県いわき市)

※『フクミライ』では、イベント運営のカンパにご協力していただけるブランドさま、企業さまを随時、募集しております。ご興味ありましたら、下記メールアドレスまでご連絡いただけると幸いです。

info@tyo-m.jp


□『フクミライ』のオフィシャルFacebookページも立ち上げました。
ぜひ、アナタの「いいね!」をポチッとネ。

『フクミライ』オフィシャルFacebookページ
https://www.facebook.com/fukumirai


Comments are closed.

Trackback URL