Daily Life w/ Music : June 22, 2012 @ 16:31
FILE 127 一十三十一『CITY DIVE』
ディスクレビュー コーナー『日々是音楽』では、”トーキョー マガジン”が最新の音楽情報を独断と偏見で、自信を持っておススメするいちまいを紹介していきます。
FILE 127 一十三十一『CITY DIVE』
“一十三十一(ヒトミトイ)”が、5年ぶりとなるオリジナル作品『CITY DIVE』をリリース。
アーティスト名の読み方が分からなかった人も多いかもしれないが、上から読んでも、下から読んでも、まぎれもなく”一十三十一”。
今作では、プロデューサーに2000年代シティ・ポップ サウンドの先駆け『流線形』の”クニモンド瀧口”、ダサカッコイイ エレクトロ シティポップで人気急上昇中の”DORIAN”、そして『Pan Pacific Playa』のギタリスト”Kashif a.k.a STRINGSBURN”をむかえ、全曲もう疑いようのないシティ・ポップを展開。
そして、都会の夜を甘く疾走する”一十三十一”の”媚薬”ヴォイス。
イメージは、夜の湾岸、都会のプール、夏のクラクション、そして鈴木英人のイラスト。
おススメは、「ギャラクティックにさせて」。
疾走感のあるビートに、ノリのあるピアノ、そしてピコピコ感。
80年代を感じるこの曲は、まさに湾岸を赤いスポーツカー(オープンカータイプ)で走っているイメージ。
そして、「人魚になりたい」。
夏の蒸し暑い都会の夜をクールダウンさせてくれる、ダウンテンポなこの曲。
途中で入ってくる絡みつくようなサックスがたまらない、もうどうしようもないくらいなアーバンサウンド。
さらに夏の砂浜でのパーティ感がすばらしい「グラスに浮かべたノンシャラン」。
赤いフレームのサングラスが似合う感じネ。
ジャケットのアートワークもいい感じ。
EPOやユーミン、佐藤 博が好きなら、ぜったいに好きだと思う。
これぞ2010年代の都会のサウンド ・トラックだ。
一十三十一
『CITY DIVE』
価格:¥2.600(税込)
レーベル:Billboard Records(HBRJ-1004)
発売日:2012年6月22日
□トラックリスト
01. DIVE
02. ギャラクティックにさせて
03. 恋は思いのまま
04. ハーバーライト
05. 人魚になりたい
06. サマーブリーズ’86
07. サマータイムにくちづけて
08. 摩天楼の恋人
09. RAINBOW
10. グラスに浮かべたノンシャラン
一十三十一:http://www.hitomitoi.jp/
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