Movie Life : July 30, 2012 @ 14:02
MOVIE LIFE 087 『ダークナイト ライジング』
ダレかが言った、『いや~、映画ってホントいいものですね!』と──。
いまも世界中のヒトたちを魅了しつづけ、そして夢の世界へと誘う”銀幕の世界”。 この”MOVIE LIFE”では、無駄に映画好きであるワタクシが、コレから公開予定の映画と過去に見たDVDなどを中心に、コメントと評価を交えながらご紹介していきます。
(評価は5段階、☆の数で示されます)
MOVIE LIFE 087 『ダークナイト ライジング(原題:The Dark Knight Rises)』
最凶の敵が、来る
□ストーリー
ゴッサム・シティを破壊しようとする残虐な殺し屋ベインと戦い、謎に包まれたキャット・ウーマン/セリーナ・カイルの真実を暴くブルース・ウェインの姿──。
□オレ意見
評価:☆☆☆☆☆(満点は5個)
クリストファー・ノーラン監督による、バッドマンシリーズ3部作の最終章がついに登場。
バッドマンことブルース・ウェイン役が”マイケル・キートン”から”クリスチャン・ベール”に変わり、内容もコミック的な感じのものから、かなりシリアスな内容に変わったこのシリーズ。
『ビギンズ』では、”渡辺 謙”が妙なコトバを話す日本人っぽい役を演じ、話題に上がったが、じつは個人的にはイマイチ。
打って変わって、故”ヒース・レジャー”のジョーカーの狂気の演技が目立ち、『ビギンズ』よりもはるかに話のクオリティが上がった前作『ダークナイト』。
そして、この『ダークナイト ライジング』。
アメリカのコロラド州では、この映画の上映中にジョーカーを名乗る男が銃を乱射し、12人の尊い命が奪われた悲しい事件も記憶にあたらしいが。。。
今作では、妖艶な泥棒猫ことキャットガールに”アン・ハサウェイ”、『太陽にほえろ』のシーパン刑事なみに熱血警官役に、最近『(500)日のサマー』以来、女性ファンに赤丸人気急上昇中の”ジョゼフ・ゴードン=レヴィット”と、、、意外とたくさんの新キャラクターが出て来るのだが、じつは誰がとか、そういった目立ったキャラクターがいなく、むしろ話が中心のつくりとなっている。
とあるサイトでの紹介では、ジャンルが「SF」ではなく「人間ドラマ」に分類されていたのも納得。
アクション的にも、ハラハラドキドキの連続で、このバランスもすばらしい。
映像の撮り方がやはり『インセプション』を感じてしまうが。。。
問題は、165分という長さ。
たっぷりあって、物語を理解しやすいのでいいのだが、途中でトイレに立ち上がるお客さん多数。
できれば、途中5分でもいいから、トイレ休憩くらいはほしいかな。
物語の流れもよく、話もしっかりしていて、映像もすばらしいので、映画作品としてはパーフェクト。
途中、疑問点がいくつかあるのだが、それも最後の最後に「ああ、なるほどね」的ないい具合。
だが、残念ながらトイレとの戦いに勝てる者だけがこの映画を制すのかもしれない。
2012年7月28日より、丸の内ピカデリーほか全国にてロードショー
『ダークナイト ライジング』
監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベール/マイケル・ケイン/トム・ハーディー/アン・ハサウェイ/ジョゼフ・ゴードン=レヴィット
配給:ワーナー・ブラザース映画
オフィシャルサイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/batman3/
©2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
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