Daily Life w/ Music : August 17, 2012 @ 16:09
FILE 136 モアリズム『夢売るふたり o.s.t』
ディスクレビュー コーナー『日々是音楽』では、”トーキョー マガジン”が最新の音楽情報を独断と偏見で、自信を持っておススメするいちまいを紹介していきます。
FILE 136 モアリズム『夢売るふたり o.s.t』
西川美和監督の最新作『夢売るふたり』のオリジナル サウンド トラックが登場。
松たか子と阿部サダヲ、最高で最低のキャスティングでお贈りする今作、、、という、映画の話は、また別の機会にするとして、今回も『ゆれる』、『ディアドクター』にひきつづき、西東京のブルースバンド”モアリズム”が担当。
(『ゆれる』は、モアリズムの前身バンド”カリフラワーズ”がサントラを担当)
ちなみに今作は、すべての曲がインストときたもんだ。
ダラッとした下町ブルース的なブラックサウンドが映画にピッタリ合っている。
単純に音楽アルバムとして、この猛暑の夕方から夜の時間にかけて聴くもヨシ。
おススメは、オープニングテーマ曲の「夢売るふたり」。
最初からこんなユルユルインスト ギターブルースサウンドでいいのか!?って、思ったるけど、コレがスゴくイイ。
もういっちょ「夢売るふたり(Upbeat Version)」。
コチラは、先のテーマ曲に強めのビートがくっついた、ダンサブルなバージョン。
元がイイから、コチラもイイのは当たり前か。
そしてソウルミュージック的な、ファンクミュージック的なノリノリスケベサウンドの「Glorious Love」。
大きめミラーボールにピンクの照明がよく似合う。
「何年も経った後、映画の内容が忘れられたとしても、ことあるごとにふと手に取られるような一枚になるようにと、メンバーたちと膝をつき合わせながら最後までじっくりこしらえました」との監督のコトバ通り、映画だけではなく、音楽もたのしめる、まさに”西川美和”と”モアリズム”による、ガップリよっつのマルチエンターテインメントなコラボレーション作品なのだ。
モアリズム
『夢売るふたり o.s.t』
価格:¥ 1,500(税込)
レーベル:クニタチ☆レコード(DQC-936)
発売日:2012年08月22日
□トラックリスト
01. 夢売るふたり
02. Swindle Swing
03. 夢売るふたり(Upbeat Version)
04. Bad Train
05. ラーメン屋で逢いましょう
06. Glorious Love
07. 星が見えない
08. 紙のもみの木
09. ふたりの言い訳
10. クレオール(エンディングテーマ)
11. 夢売るふたり(Lost Version)
モアリズムオフィシャルサイト:http://www.morerhythm.net
This entry was posted on Friday, August 17th, 2012 at 16:09 and is filed under Daily Life w/ Music. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.