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Movie Life : November 1, 2012 @ 20:17

MOVIE LIFE 095 『バイオハザード ダムネーション』


ダレかが言った、『いや~、映画ってホントいいものですね!』と──。

いまも世界中のヒトたちを魅了しつづけ、そして夢の世界へと誘う”銀幕の世界”。 この”MOVIE LIFE”では、無駄に映画好きであるワタクシが、コレから公開予定の映画と過去に見たDVDなどを中心に、コメントと評価を交えながらご紹介していきます。

(評価は5段階、☆の数で示されます)





MOVIE LIFE 095 『バイオハザード ダムネーション(原題:Resident Evil: Damnation)』




戦場に放たれた邪悪──。



□ストーリー


旧ソビエトの社会体制崩壊後、独立し主権国家となった東スラブ共和国。

その後、富裕層(オリガルヒ)の支援を受ける政府側と、貧困層の民衆で構成される反政府勢力側との間で紛争がくりかえされていた。

この内乱が過激化するなか、米国大統領直属エージェントの”レオン・S・ケネディ”は、内戦に生物兵器「B.O.W.(Bio Organic Weaponの略)」が実戦投入されたとの情報を受け、単独潜入する。


しかし、政府事情により米国は突如撤退を決め、レオンにも退去命令が。。。

「B.O.W.」の真相に迫っていたレオンは、命令を無視して単独でたたかいに身を投じる。





□オレ意見
評価:☆☆☆(満点は5個)

人気ゲーム『バイオハザード』のフルCGアニメ版映画の2作目。


2008年に公開した前作『バイオハザード ディジェネレーション(原題:Resident Evil: Degeneration)』は、ゲームの『バイオハザード4』の後日談で、『バイオハザード5』へとつながる重要なストーリーだったが、今作では『バイオハザード5』から、発売されたばかりのゲーム『バイオハザード6』につながるストーリーを展開。


じつは、実写版よりもゲームに近い世界感をうまく表現できているので、個人的にはコチラのフルCGアニメ版映画の方が好きだったりする。


監督は、前作と同じ”神谷 誠”氏。


今回は、若干、話がわからない部分があったかも。
若干だけだけれど。
内容の世界が大きすぎるのかなー。。。

一瞬、何だかワケがわからない部分が出てきて、、、意味がよくわからないままエンディングにむかってしまった。

ナゾの美女”エイダ・ウォン”も登場するが、ホントにナゾすぎてナゾだし。


そこへつながる簡単な説明みたいな”何か”があると、ゲームをやっていなくてももっと作品を楽しめたのかなーなんて。。。

ま、『カプコン』の意図としては、コレをみてゲームを買ってください的な感じなんだろうけれど。


とはいえ、先日公開された”ミラ・ジョボビッチ”主演の実写版『バイオハザードV:リトリビューション』なんかよりは、数倍、おもしろいのでね。


それと、3Dの使い方がとてもイイ。
キレイに浮かんで見えているので、そういった技術的な部分もふくめてのファンには、だんぜん3Dの方をおススメする。
CGなので、キレイに見えるのがあたり前といえばあたり前なのだが。。。


ただ、3Dメガネによるストレスは、残念ながらもう変わりようがないのかも。
メガネをかけたヒトにとっては「メガネ オン メガネ」になってしまうので、長時間かけているととにかく首と耳が疲れるのがネック。

背もたれか、ひじ掛けにはめ込み式にするとか、どちらか業者さんでそのあたりを改善できる何かしらいい企画があったら、ぜひともお願いしたい。


と、けっきょく3Dメガネの文句で終わってしまったが、実写版よりは断然こちらの方がおもしろいので、DVDでもよければ『ディジェネレーション』と『ダムネーション』、ぜひ2作とも観てほしい。





2012年10月27日より、新宿ピカデリーほかロードショー

『バイオハザード ダムネーション』






監督:神谷 誠


配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント


オフィシャルサイト:http://www.biohazardcg2.com/



©2012カプコン/バイオハザードCG2製作委員会


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