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tokyo feature : March 1, 2013 @ 20:09

トーキョーシティポップス Vol.01──Spring in February



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


今回のテーマは、”2月の春日”。


選曲は、基本的にCDやダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。

そのあたりは、あらかじめご了承ねがいます。


まだ、ちょっと実験的なコンテンツですので、いつまでつづくかはまだわかりませんが、今後有機的にひろげていきたいとおもっていますので、応援していただければ幸いです。


では、シティポップスを中心に選曲したハイセンスな13曲。

ぜひ、お楽しみください。




『Japanese Soul for Tokyo City Pops -Febuary-』





01. 「ムーンライト」いしだあゆみ & ティン・パン・アレイ・ファミリー
『アワー・コネクション』


“いしだあゆみ”が1977年にリリースしたアルバム『アワー・コネクション』からの一曲。
バックバンドの演奏は、細野晴臣、鈴木茂、矢野顕子などが在籍したスーパーバンド”ティン・パン・アレイ・ファミリー”。
このアルバム、最近シティポップスの最重要盤として、再注目されていますね。
とくにこの曲はメローサウンドに乗る、いしだあゆみの歌声、というか、”2度目の恋”という歌詞がとてもいい感じ。
まさに彼女のためにあるような歌詞。
作曲は細野晴臣、コーラスに吉田美奈子と山下達郎と、豪華メンバーによる演奏のクオリティにも注目です。


02. 「夢の中で会えるでしょう」ザ・キングトーンズ
『SOUL MATES』


日本のドゥーワップ界をささえた”ザ・キングトーンズ”の結成35周年を記念したアルバム『SOUL MATES』。
95年に発売されたこのアルバムのなかには、山下達郎やEPOのカヴァーでもお馴染みのシュガーベイブの名曲「DOWN TOWN」が収録。じつは、この曲、もともと彼らのために山下達郎が書いたもの。
それが、4半世紀もの時を超えて、彼らのアルバムに初収録されたという貴重盤。
この「夢の中で会えるでしょう」は、高野寛が1994年にリリースした坂本龍一プロデュースのシングルのカヴァー。
スーパーメローな村松邦男のアレンジが、ザ・キングトーンズにピッタリあっています。


03. 「たぶんあなたはむかえに来ない」荒井由実
『Yuming Brand Part 2』


ユーミンのスローバラード集『Yuming Brand Part 2』から。
もともとは、1974年にリリースされたセカンドアルバム『MISSLIM』に収録。
アレンジには松任谷正隆がクレジットされていますが、山下達郎もコーラスアレンジで参加していたらしい。
リリースから40年ちかく経っているにもかかわらず、色あせないメローバラードの名曲です。


04. 「時間まかせ」吉田政美
『My Tune, My Turn』


80年代、シティ・ポップスの最重要ギタリスト、吉田政美。さだまさしとともにグレープというフォークデュオに所属していた彼。解散後、1980年にソロで発売した極上のシティポップスアルバム『My Tune, My Turn』が、最近ついにCD化しました。
村上秀一や林立夫、後藤次利、斉藤ノブ、浜口茂外也、矢野顕子などなど、参加ミュージシャンも超豪華。
そのなかでもこの「時間まかせ」は、ミドルテンポのかなりアーバンサウンド。
彼の落ちついた歌いまわりと、アルトサックスの入り具合が、さらに都会感を強めています。


05. 「真夜中のジョーク」間宮貴子
『Love Trip』


ジャパニーズAORの女王、間宮貴子の82年のアルバム『Love Trip』。
コチラも、最近タワーレコード限定で再発CD化されています。
キーボードに難波弘之と、達郎バンドの面々も多数参加。
しかし、この曲のイントロ、どこかで聴いたことのあるフレーズ。
たぶん、アレが元ネタではないかと。


06 「Mr. Summertime」土岐麻子
『sings the stories of 6 girls』


2000年代のシティポップクィーン、土岐麻子。
コチラは2011年にリリースされた、”6人6様の女の子の物語”というのがコンセプトの6曲入りのミニアルバムから。
「Mr. Summertime」というタイトルを聞いて、パッと思い出すのは”サーカス”の「Mr. Summertime」。
最初は、カヴァーかと思ったのですが、じつはオリジナル。”サーカス”の方がカヴァーなんですけれどね。
夏の夕方のイメージした歌詞なんだけれど、音的になんだか春っぽいんですよ。
ポカポカしはじめた季節の夕方に、ユッタリと聴ける、とてもナイスなメローポップサウンド。


07. 「Spell」東北新幹線
『THRU TRAFFIC』


コチラも82年の隠れたAORの名盤。
鳴海寛と山川恵津子からなるデュオ、”東北新幹線”。
その中でもインスト曲の「Spell」は、超メローマッドネスなアーバンサウンド。
うっすらとはいる女性コーラスが、またすんごくいいのです。
優雅とは、まさにこの曲のためにあるようなコトバ、とまでは言いませんが、この感じ、大好きです。


08. 「あの娘に会いにゆこう」奇妙礼太郎トラベルスイング楽団
『桜富士山』


最近、お気に入りの奇妙礼太郎くん。
彼が、2012年に出したトラベルスイング楽団名義でのアルバム『桜富士山』から、この曲を。
ロックとビックバンドジャズ風のバックサウンドと、奇妙くんのソウルを感じるヴォーカルが、すごくマッチしてとてもいいです。
まさに、切り裂くようなリズム、そして爆発するようなメロディの一曲。


09. 「ニュー・トーキョー」渚ようこ
『Yoko Elegance 渚ようこの華麗なる世界』


最近、注目されている歌謡シンガーの”渚ようこ”が、盟友クレイジーケンバンドの”横山剣”をプロデューサーにむかえ、2002年にリリースしたアルバム。
ジャズをベースにしたアップテンポでスウィンギーなトラックが、”渚ようこ”の歌声にとてもよく合っていて、かなりラグジュアリーな雰囲気を醸し出しています。
アルバム全体的におススメ。


10. 「エアーポート80」流線形
『シティミュージック』


“クニモンド瀧口”ひきいるシティポップサウンドを提唱する流線形。
ボーカルは、コレまたシティポップスガール、サノトモミをフィーチャー。
コチラは、2003年にリリースしたアルバム『シティミュージック』から。
その名のとおり、夜の空港、たぶん羽田をイメージした感じが、まぶたを閉じるとホントに浮かぶトコロがすばらしい。
ちなみに、たぶん、いやまちがいなく、あの曲が元ネタ。


11. 「夜間飛行」microstar
『Night Flight』


佐藤清喜と飯泉裕子によるポップデュオ、マイクロスター。
2012年に7インチアナログのみでリリースした「夜間飛行」を。
コレは、80年代ポップグルーヴ好きにはたまらない、キラキラとしたスペイシーなポップサウンド。
たぶん、RAH BANDのアノ曲がネタなんですけれどね。
ただ、ネタ使いのアレンジといい、歌詞といい、タイトルといい、もう最高の一曲です。


12. 「ソーダフロートシャドウ」かせきさいだぁ
『ミスターシティポップ』


まさにミスターシティポップ!こと”かせきさいだぁ”が、2012年にリリースしたアルバム『ミスターシティポップ』。
全曲ともにシティポップサウンド炸裂なのですが、とくにこの「ソーダフロートシャドウ」は、なんと80年代シティポップクィーンの”EPO”がコーラスで参加しているという、前代未聞のシティポップ。
ギターのカッティングからはじまるイントロも、とてもステキ。
夏を満喫できそうな、ナイスグルーヴでございます。


13. 「路地裏のセレナーデ」ニートボーイスカウトキャラバン
『まるで中学二年生』


“ニートボーイスカウトキャラバン”とは、シティポップデュオ”テリー&フランシスコ”の”テリー福山”こと”フニャ山・F・フニャ彦”がニート生活から世界を変えたいという勢いで結成してしまったバンド。
コチラは彼らのファーストアルバムで、2012年にリリース。
バンド名からは、まったくもって想像もつかない極上のシティポップサウンドを展開。
「世界のリアルは、上から見たきれいな夜景じゃない。その光と光の隙間の細い路地裏に息づく思いこそが街のリアルだ。」とのコンセプトのごとく、なんとなく生活に密着した歌詞がとてもいいです。
とくにこの「路地裏のセレナーデ」は、トーキョーのひとりぐらしの生活を感じさせる、だけど、オシャレなトラックという、そのギャップがすばらしい、ステキな一曲です。


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