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ブラインドからのぞき見た世の中 : March 4, 2013 @ 22:56

ブラインドからのぞき見た世の中 VOL.83 『オトナな戦争』



世界的にみると、じつは内戦や紛争などの戦争をやっている地域の方がおおかったりするんですよね。

あまり、知られていないというか、日本にはあまり身近ではないので、実感がないだけなのかもしれませんが。


先日のアルジェリアの事件では、ちょっとは身近に感じた方もいらっしゃったかもしれません。

ああいったことは、あの地域では日常茶飯事で、ホント普通のことなんですよね。
だからこその、アルジェリア軍の介入劇だったワケですよ。

いちいちテロに対して、オトナな対応をしてられない。
目には目をってヤツです。


先日、ルワンダ大使が、涙ながらに国連安全保障理事会に介入を訴えたことでもわかるように、
だいたいの戦争だったり、内戦はまちがいなく泥沼化ですよ。

毎日、どこかで銃撃戦があり、子どもが殺され、略奪やレイプ、、、ホントの無法地帯です。

そんな感じで映画のようなキレイな戦争なんて、あるワケがない。


先日の”キャサリン・ビグロー”の映画だって、言ってしまえば人殺しを殺したっていう映画ですからね。

そんなのをカッコよく見せているので、勘違いしている方もいるかもしれない。


そういえば、とあるサイトで紹介されていてオモシロいなと思ったコトがありました。

それは国別で15歳から25歳までの、若い年齢層の比率の高い国ほど戦争を起こす確率が高い、という統計データです。

そこで紹介されていた年齢層の比率では、中東やヨーロッパの一部、そして、アメリカや中国、韓国は若い層がおおい。
まさになるへそ。

せまい範囲で見ても、飲み屋でケンカしているのは大半は若い人ですよね。
そう考えると、なんとなくナットク。

勢いあまって戦争をおっぱじめてしまうということなんでしょうな。
いわば、若気の”いたり”ってやつなのかもしれません。


ちなみに、日本は若い世代の比率が究極に低い。
つまり、おじいちゃん国らしいです。
スウェーデンなどの北欧の国もそんな感じ。

なので、自ら戦争をはじめるというのは、よほどの戦争マニアでないかぎりはない!と思いたい、、、思いたいだけですけれどね。


しかし、現状のよく分からない、さまざまな緊迫した状況は、その年齢層を見ればなんとなくナットクできるような、できないような。。。

とはいえ、「イヤー、若気のイタリッスよ、テヘ!」なんていって、何十万人も殺されたりしたら、たまらないですよ。
それは、もう若気の”いたり”だけではすまされないコトですからね。

そこら辺は、オトナな国がなんとか、教育していかないとダメなんでしょうな。
まあ、体罰はダメですけれど。。。


ということで、戦争や内戦、領土侵犯をやっていらっしゃる国の方には、
どうにかもっとオトナになってほしなーなんて考えましたが、
みなさんはどう思いましたか?



原田郁子「大人になれば」



旅路 良



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