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Movie Life : March 4, 2013 @ 17:01

MOVIE LIFE 106『ジャンゴ 繋がれざる者』


ダレかが言った、『いや~、映画ってホントいいものですね!』と──。

いまも世界中のヒトたちを魅了しつづけ、そして夢の世界へと誘う”銀幕の世界”。 この”MOVIE LIFE”では、無駄に映画好きであるワタクシが、コレから公開予定の映画を中心に、コメントと評価を交えながらご紹介していきます。

(評価は5段階、☆の数で示されます)





MOVIE LIFE 106『ジャンゴ 繋がれざる者(原題:Django Unchained)』




これがワイルドだ。



□ストーリー

南北戦争直前の1858年、アメリカ南部ミズーリ州を舞台に、奴隷からガンマンになった男、”ジャンゴ”。

生き別れた妻を探す過程で元歯科医のドイツ人賞金稼ぎ”シュルツ”と出会い、黒人たちを酷使する邪悪な白人農園主”カルビン・キャンディ”と戦う──。





□オレ意見
評価:☆☆☆☆☆(満点は5個)

お待ちかね、”クエンティン・タランティーノ”監督の最新作。

前作『イングロリアス・バスターズ』もかなりヤバくてオモシロかった、タランティーノ。

今回の設定は、ブラックウェスタン。


主演は、『ドリームガールズ』ですばらしい歌唱力と演技力を披露した”ジェイミー・フォックス”。

そして、ドイツ語、英語、フランス語と3ヶ国語を流暢につかいわけられるトライリンガルで、『イングロリアス・バスターズ』の”ハンス・ランダ”役で、第62回カンヌ国際映画祭男優賞、第82回アカデミー賞助演男優賞を受賞した、個人的にも大注目の”クリストフ・ヴァルツ”。

ジェイミーの存在感もスゴいが、やはりクリストフあってこそのジェイミー。

さらに、”サミュエル・L・ジャクソン”。
やっぱこのヒトスゴいわ。

邪悪な白人農園主”カルビン・キャンディ”には、”レオナルド・ディカプリオ”。

どうしても、『タイタニック』の清純な王子様イメージが先行しがちだが、個人的にはレオさまは悪役顔だけに、悪役の方が似合っているような気がする。
って書くと、レオファンにたたかれそうだが。。。


物語はいたって簡単。

黒沢の『用心棒』的な、『ラストマンスタンディング』的な、あの感じのウェスタン風味。

ただ、音楽のつかい方や、オープニングのムダなカメラワーク、そして爆薬や銃がドッカンドッカンいっているところは、タランティーノ節全開。

2丁拳銃なんかは、”ジョン・ウー”へのオマージュかも。


ちなみに165分もある、超大作。

『キルビル』は、2作に分けたのに。。。


そんな感じで、今回も”タランティーノ”監督新作は、ファン待望の激おススメのブラックバイオレンスウェスタンアクションだ。






2013年3月1日より、全国ロードショー

『ジャンゴ 繋がれざる者』






監督:クエンティン・タランティーノ

出演:ジェイミー・フォックス/クリストフ・ヴァルツ/レオナルド・ディカプリオ/ケリー・ワシントン/サミュエル・L・ジャクソン

配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


オフィシャルサイト:http://www.django-movie.jp/





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