Movie Life : March 22, 2013 @ 20:49
MOVIE LIFE 107『ザ・マスター』
ダレかが言った、『いや~、映画ってホントいいものですね!』と──。
いまも世界中のヒトたちを魅了しつづけ、そして夢の世界へと誘う”銀幕の世界”。 この”MOVIE LIFE”では、無駄に映画好きであるワタクシが、コレから公開予定の映画を中心に、コメントと評価を交えながらご紹介していきます。
(評価は5段階、☆の数で示されます)
MOVIE LIFE 107『ザ・マスター(原題:THE MASTER)』
男はただ、信じようとした。
□ストーリー
1950年代、第二次世界大戦後。
海軍の帰還兵であるフレディは、日常生活を取り戻していたが、戦地で患ったアルコール依存を断ち切れず、職場で問題を起こしてしまう。
あてのない旅に出た彼は、密航した船で「ザ・コーズ」という新興宗教団体に遭遇し、教団の指導者である”マスター”に迎えられる。
そこからフレディの人生は180度変わる。
フレディは次第に、教団の創始者であるマスターの右腕になっていくが、彼の人格をうたがうマス ターの妻は、フレディの追放をねらいはじめる。
マスターはフレディをただ救いたかった、そしてフレディはただマスターを信じたかった。
だが、教祖と信者となる には、あまりにも2人は近づきすぎ、力が均衡し、衝突してゆく。
そして教団の存在をも揺るがすことになるのだった。
□オレ意見
評価:☆☆☆☆☆(満点は5個)
『マグノリア』や『ブギー・ナイツ』の”ポール・トーマス・アンダーソン”監督による最新作。
じつは、主演の”ホアキン・フェニックス”にとっては、復帰作でもある。
復帰というのは、突如役者を引退し、ラッパーに転向する宣言をして、業界全体をホンキで「?」の渦に巻きこんだとんでも映画『容疑者 ホアキン・フェニックス』というのがあって、最終的には映画の役だったというコトでなんとかまるーくおさまったようだが、、、当時はかなーりホントに業界全体から総スカンにちかい状態にまでなってしまったというコトで、ま、復帰といえば復帰だし、つづいていたといえばつづいていたワケなんだけれど。。。
しかし、やはりアカデミー賞にノミネートされたオトコのやることは、ひと味もふた味もちがうわ。
すべてが一筋縄ではいかない。
ということで、今作でもかなり変態役者っぷりを発揮している、彼。
ストーリーはなんてことない、第二次世界大戦からもどったが、サケと薬物とオンナという三大快楽にドップリとつかる生活をおくるオトコのはなし。
なんてことないこともないか。。。
『マグノリア』ほどストーリに起伏はなく、淡々とすすんでいく『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』タイプ。
それにしても、”ポール・トーマス・アンダーソン”監督の映画はスゴいわ。
淡々としながらも、なぜかグイグイと物語にはなしに惹き込まれていく。
ホアキンは、いわゆる「PTSD」を背負ったオトコの役なのだが、役ガラでアル中でヤク中でセックス中毒なのか、ホンキなのか、まったく分からない。
たぶん、ホンキなんだろうけれど。。。
あとは、すいこまれそうな彼の眼力がスゴすぎ。
眼をみた瞬間に、ヤラれちゃう感じだ。
まわりをかためる役者も”フィリップ・シーモア・ホフマン”、”エイミー・アダムス”、”ローラ・ダーン”と、そろいもそろってアクのつよすぎる”つわもの”ぞろい。
そんな”つわもの”のなかでも、やはりホアキンの存在感が強烈すぎ。
ということは、やはりホアキンはスゴい俳優なんだろうな。
とにかくホアキン、やっぱりホアキン的で、クセはつよいがすばらしい作品だとおもう。
2013年3月22日より、TOHOシネマズ シャンテ、新宿バルト9ほか全国ロードショー
『ザ・マスター』

監督:ポール・トーマス・アンダーソン
出演:ホアキン・フェニックス/フィリップ・シーモア・ホフマン/エイミー・アダムス/ローラ・ダーン
配給:ファントム・フィルム
オフィシャルサイト:http://themastermovie.jp/
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