TYO magazineトーキョーマガジン

Archive

 

rss 2.0

Tokyo News : April 11, 2013 @ 16:48

映画『東北ライブハウス大作戦』先行上映会を開催──『theatre lounge vol,2』



自由な表現の場としてオープンしたオンライン映画館『theatre tokyo』が、ドキュメンタリームービー『東北ライブハウス大作戦』の特別先行上映会&トークイベント「theatre lounge vol,2」を、2013年4月17日に渋谷の”WOMB”にて開催する。


今回のイベントは、きたる2013年4月27日、28日に宮城県柴田郡川崎町みちのく公園北地区 エコキャンプ陸奥にておこなわれる『ARABAKI ROCK FEST.2013』での初公開に先がけて開催されるもの。


本ムービーは、『東北ライブハウス大作戦』によって建設されたライブハウスがある街、宮古、大船渡、石巻を舞台に、 2012年9月12日から16日までおこなわれた「AIR JAM東北ライブハウス大作戦TOUR」を軸に、有志で集まったミュージックビデオ関係者が、それぞれの目線でライ ブハウスを運営するスタッフ、関わった人々、人と人との繋がりに迫ったドキュメンタリー。


2013年4月27日、28日におこなわれる『ARABAKI ROCK FEST.2013』内“東北ライブハウス大作戦STAGE”にて上映されたあと、全国のライブハウスや映画館、カフェなど、さまざまな場所での上映が予定されている。

ちなみに、鑑賞料は、上映終了後に投げ銭制で、その収益は東北ライブハウス大作戦の運営費に寄付されるとのこと。


今回は、このムービーの先行上映とともに、『東北ライブハウス大作戦』本部長の”西片明人”氏、映像作家の”木村真生”氏、そして音楽バンド”HUSKING BEE”の”磯部正文”をまねいたトークショーも開催する。


おそらく、津波からの街の再生に対する、リアルな話しが聞けるいい機会になるのでは。。。


震災から2年。

ぜひ、彼らからいろいろな話を聞いて、ライブを体感しよう。





2013年4月17日
theatre lounge vol,2
『東北ライブハウス大作戦』ドキュメンタリー作品先行上映会



・トークショウ出演者
西片明人(東北ライブハウス大作戦 代表)
磯部正文(HUSKING BEE)
木村真生(映像作家)



□開場/開演/上映/終演:18:30/19:00/ 20:00-22:00/22:00

・タイムスケジュール
19:00-20:00 対談:西片明人(東北ライブハウス大作戦 代表)× 磯部正文(HUSKING BEE)× 木村真生(映像作家)
20:00-22:00 東北ライブハウス大作戦 ドキュメンタリームービー上映


入場:¥2,500(1ドリンク付)
※定員100名様。

予約お申込み
http://www.theatre-tokyo.com
info@theatre-tokyo.com



会場:
WOMB
東京都渋谷区桜丘町15-19
第八東都ビルB1
http://www.womb.co.jp/


□『東北ライブハウス大作戦』とは
2011年3月11日の東日本大震災発生後に、多くのロックバンドと活動を共にしてきたライブPAチームである「SPC peak performance」が中心となり、“人と人を繋げる”をコンセプトにスタートしたプロジェクト。
東北三陸沖沿岸地域の被災した地域(宮古、大船渡、石巻)にライブハウスを建設し、そこにミュージシャンやお客様が集うことで復興への気持ちを広げ繋げていく。
現在、その目的に賛同した多くのバンド、ミュージシャン、支援者によるチャリティイベント、募金活動、現地でのボランティア活動によって3つのライブハウスの着工が実現している。
http://www.livehouse-daisakusen.com/


□『東北ライブハウス大作戦』ドキュメンタリームービー
東北ライブハウス大作戦によって建設されたライブハウスがある街、宮古・大船渡・石巻を舞台に、2012年9月12日から16日まで行われた「AIR JAM東北ライブハウス大作戦TOUR」を軸に、有志で集まったミュージックビデオ関係者が、一日も早い東北復興祈念の意味も込め、それぞれの目線でライブハウスを運営するスタッフ、関わった人々、人と人との繋がりに迫ったドキュメンタリームービー。



□出演者プロフィール

・西片明人
ライブサウンドエンジニアチーム「SPC peak performance」代表/「東北ライブハウス大作戦」プロジェクト本部長。
専門学校在学中から、新宿・老舗ライブハウス「新宿LOFT」でPAとして働きはじめ、その後フリーランスで、ライブサウンドエンジニアとして、キャリアスタート。Hi-STANDARD・専属PAを皮切りに、HUSKING BEE・BRAHMAN・ヒダカトオル(元:BEAT CRUSADERS)等、手掛けた担当アーティストは、これまで20組以上。
2000年、ライブサウンドエンジニアチーム「SPC peak performance」設立。現在も多数バンドのツアーに帯同、年間200本以上のライブ現場を取り仕切る、カリスマ的存在。2011年3月に発生した東日本大震災を受け、「SPC peakperformance」を中心として、音楽の力を信じる仲間達と共に、被災地復興支援の為、人と人とが出逢い繋がる『場』を作るべく、特に甚大な被害を被った、宮古・大船渡・石巻3地域でのライブハウス設立プロジェクト「東北ライブハウス大作戦」を立ち上げ。
同プロジェクト主旨に、担当アーティスト及び数多くの表現者達が賛同、瞬く間に結集。その後も絶え間なく継続的な、各方面からの支援・協力を受け、プロジェクト立ち上げからわずか2年弱で、上記3地域に、ライブハウスを完成させる。
「人と人を繋げる」をテーマに、ライブサウンドエンジニア活動を主体に、設立した各ライブハウス運営管理業並行の傍ら、箭内道彦氏主宰「風とロックLIVE福島CARAVAN日本」との合同プロジェクト「東北ライブハウス大作戦 with LIVE福島」等、現在も精力的な活動を、継続展開中。


・木村真生
映像作家
1974年、京都府生まれ。
小学校に上がると同時に両親がレコーディングスタジオを始める為に三重県の山奥に引っ越す。幼少期は山奥で多数の動物(犬13頭、鶏18羽、アヒル4羽、ウサギ5羽、トンビ1羽)と大人数のヒッピー(元「村八分」のメンバーや近藤敏則など)とレコーディングに訪れた豪華ミュージシャン(憂歌団、近田春夫、上田政樹など)に囲まれて育つ。
17歳の頃バイクで日本を縦断、そのままアメリカをバイクで横断する為に渡米。渡米から半年後、ようやく横断の旅に出る。その道中、メンフィスのサンスタジオで「オブリビアンズ」というバンドと出会い、彼等によって日本のロックバ
ンド「ギターウルフ」と知り合う。そして「ギターウルフ」の紹介で、西宮の「キングブラザーズ」のライブを観て彼等のライブビデオを作りたくなり、半ば無理矢理彼等のアメリカツアーに同行しドキュメントビデオを制作。そこ
から映像ディレクター人生が始まる──。


・磯部正文
HUSKING BEE
72年4月15日広島で生まれ。
音楽でメシを食うために上京するが、本格的な音楽キャリアは94年の7月に始めたバンドのHUSKING BEEからだ。
4人編成だった当初の担当パートはギター/コーラスだったが、もともとシンガー志向が強かった磯部はメンバー脱退でトリオになった時からリード・ヴォーカルも務めることになり、ほとんどの曲を書いたことも含めてフロントマンとしてバンドを引っ張っていく。
95年の12月にはアナログ盤のEPでレコード・デビュー。1年後には当時Hi-STANDARDの横山健のプロデュースでファースト・アルバム『Grip』をリリースする。HUSKING BEEはメロディック・パンクと言われていたが、ただ速くてスポーティーな”メロコア”とは一線を画し、切ないメロディの曲をじっくり聴かせるところも魅力だった。当時の同じフィールドのバンドたちと比べて歌が際立っていたのである。後にエモと呼ばれるような曲も早くからやっていたとも言えるが、磯部のヴォーカルは当時からあくまでも熱く、詩情豊かな歌心があふれていた。コンスタントなライヴとリリースの活動を続けていくうちにHUSKING BEEは少しずつファンを増やしていき、気がついたら日本の”ラウド・ロック”のムーヴメントの渦中にいた。その中核だったHi-STANDARDらが主催した野外ライヴ・イベントの”AIR JAM”に97年、98年、2000年の3回すべてに出演したことが象徴的だ。そんな感じで順調に見えたHUSKING BEEだが、2005年1月のステージ上で突如解散宣言。
その時の磯部の「わけは聞かないでほしい」という言葉が示すように苦渋の決断で、5枚のフル・アルバムと数枚のEPを残し、惜しまれながらも同年の3月のライヴ活動に終止符を打ったのである。その後サイド・プロジェクトのCORNER(コーナー)やMARS EURYTHMICS(マーズリトミック)での活動を経てついにソロでの活動をすることを決意。勢力的に活動を続けている。
2012年に開催された「AIR JAM 2012」にHUSKING BEEとして出演。新メンバーを迎えて本格的に活動を再開。新作アルバム
を引っさげ、「SOMA release tour 2013」を展開中。



Comments are closed.

Trackback URL