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ブラインドからのぞき見た世の中 : April 26, 2013 @ 13:00

ブラインドからのぞき見た世の中 VOL.87 『ID』



みなさん、「ID」ってコトバをご存知ですか?

クラブなどに遊びにいくと、入り口で必ずチェックされるものがありますよね。
アレですよ。

いわゆる、”身元”ってヤツですね。


ま、クラブの場合は、、、クラブじゃなくても基本、お酒を出す営業をしている場所では現在、、、
いや本当は昔からなんですけれどw、
20歳未満の人は基本的に入れないという法律があります。

最近は、コンビニでお酒やたばこを買う時に年齢認証ボタンを押せ!ってでてきますよね。

アメリカなんかは、州によってはお酒を買う時にかならずIDを見せないと売ってくれないところもあります。


ちなみに、「ID=identity」ということで、じつはもうひとつ、”独自性”とか、”独立した”という意味があります。

今日は、”身元”の方のIDではなく、”独自性”の方のIDについて。


先日、流れた『「司法権の独立揺るがす」資料見つかる』というニュース。

内容は、昭和32年(1957年)にアメリカ軍基地を巡って起きたいわゆる「砂川事件」の裁判に関して。
「アメリカ軍の駐留は憲法9条違反」と判断した1審の判決のあとに、
当時の最高裁判所の長官がアメリカ側に1審の取り消しを示唆した文書があったという、トンデモ事件です。

機密文章は、元大学教授の”布川玲子”さんがアメリカの国立公文書館に請求して、初めて開示されたのですが、
この「砂川事件」というのが、その後の安保闘争や全共闘運動のさきがけとなった学生運動の原点となった事件なんですよ。

あの激動の50年代、60年代の原点。

ということはですよ、あの時代、運動に参加していたヒトたちは、これでやっと参加していた意味があったと堂々といえます。
もちろん、まったく意味がなかったということではありませんよ。
結果論としてのお話です。

ただ、70年代に向かうにつれ、自然消滅的に沈静化してしまいましたからね。

この文章の存在は、彼らの行動にただしい部分があった、という証明書みたいなモノです。

もちろん、すべてがただしかったワケではありませんがね。


それにしても、独立性のないコトをやってしまったということは、公正な司法はないも同然ですな。

終戦から12年、新憲法も制定されて11年も経っているにもかかわらず、こんなことをやっていた、、、やらされていたんですね。

たぶん、いまもそんな公正な裁判はないのかもしれませんねー、と思われても仕方のないことです。

まあ、ことアメリカが絡んだ場合限定かもしれませんが。。。


という感じで、結局、アメリカのいいなり状態が、ココから60年ちかくもつづいているワケです。
たぶん、コレからも間違いなくつづくんでしょうけれど。

なんだか日本って国は、ホントは戦後からもうなかったのかもしれませんね。
とくにいまの日本は、日本なのか、外国なのか、なんだかよく分からない状況になってます。


「我々はどこへ行くのか、我々は何者なのか」

コレは、某アニメ映画のキャラクターのセリフです。

このセリフは、じつはアレキサンダー大王が破壊の限りをつくした後、
「自分は何者なのか?」と自分に対して問いかけたコトバからインスピレーションを受けたセリフなんだそうです。

ちなみに、画家の”ポール・ゴーギャン”なんかは、描いた絵の上に、
「われわれはどこから来たか?われわれとは何か?われわれはどこへ行くのか?」というコトバを署名のように書いて、
自殺をはかりました。未遂におわりましたけれどね。

ナニをかくそう、このところワタクシもよく
「自分は何者なのか?」と考えることがあります。

そんなことを考えられるだけヒマってことなのかもしれませんがね。
ヒマじゃないんですけれど。
もちろん、自殺もしませんよ。

でも、そんなときに入ってきたこのニュースなものですから、
「この国っていったい何なんだろう?」
と考えてしまったワケですよ。


「TPP」も、結局「減反政策」のときと一緒の状況のような気がしてならないんです。

なんだかんだ言っても、いまだにアメリカの植民地的なんですよね。


戦後から70年になろうとしていますが、いまだに「ID」の無い国、ニッポン。

今後、どのように「ID」をつくりあげていくのでしょうか?




アイデン&ティティ「君がロック!!」



旅路 良



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