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Daily Life w/ Music : May 22, 2013 @ 13:11

FILE 172 細野晴臣 『Heavenly Music』


ディスクレビュー コーナー『日々是音楽』では、”トーキョー マガジン”が最新の音楽情報を独断と偏見で、自信を持っておススメするいちまいを紹介していきます。



FILE 172 細野晴臣 『Heavenly Music』


ハリーこと”細野晴臣”が、ニューアルバム『Heavenly Music』を発売する。


2013年でソロ40周年!?をむかえた、細野さん。

今作も、2年前にリリースした『HoSoNoVA』にひきつづき全曲ボーカル、しかも全曲カヴァーアルバムときたもんだ。


近年、ライブなどで披露してきたカヴァーを、ぐつぐつと煮こんだり、濾したり、いらない部分を削ぎおとしたりで、細野風にできあがったのが今作。


おススメは、「Tip Toe Thru The Tulips with Me」。
1929年の『ブロードウェイ黄金時代』で、”ニック・ルーカス”が歌っているのがオリジナルかな。
細野さん、やっぱコメディ好きなんだな。
コチラは、細野さんがすばらしい日本語訳をつけていて、コメディ映画のサントラよりはちょっと淋しい感じになってしまっているが、それもヨロシ。


オリジナルが”The BAND”の「All La Glory」。
コチラも細野さんが日本語訳。
カントリー調のアレンジがとてもよくあっている。


そして、「ラムはお好き? part 2」。
こちらは、”吉田美奈子”がオリジナル、というか、作曲は細野さんなので、セルフカヴァーというべきか。
途中から入ってくる”吉田美奈子”の声がまた、イイネ!


さらに「Close to You」。
これはもう知らないヒトの方が少ない、、、かな。
“バート・バカラック”プロデュースの”カーペンターズ”のカヴァー。
また、いいアレンジなんだよな、コレが。


という感じで、全曲紹介したいところだが、残りは実際に聴いて、効いてほしい。

とにかく、アルバム全体のユルーい感じがたまらない。

モワっ、ジトっとなるこの季節。


自信をもっておススメするいちまい。





細野晴臣
『Heavenly Music』


価格:¥3,150(税込)
レーベル:ビクターエンタテインメント(VICL-64031)

発売日:2013年5月22日


□トラックリスト
01. Close to You
02. Something Stupid
03. Tip Toe Thru The Tulips with Me
04. My Bank Account Is Gone
05. Cow Cow Boogie
06. All La Glory
07. The Song Is Ended
08. When I Paint My Masterpiece
09. The House of Blue Lights
10. ラムはお好き? part 2
11. I Love How You Love Me
12. Radio Activity


“細野晴臣”オフィシャルサイト:http://www.hosonoharuomi.com/


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