Tokyo News : July 30, 2013 @ 17:19
「MADE IN FUKUSHIMA」からミライを感じる本──『X MAGAZINE』が創刊
福島から世界に向けてアートとデザインの力で福島の復興を目指す特定非営利活動法人(NPO法人)「MADE IN FUKUSHIMA」が、エッジすぎるアートマガジン『X MAGAZINE』を創刊した。
「MADE IN FUKUSHIMA(以下MIF)」は、世界的に活躍するアーティストやデザイナーの協力のもと、3.11以降の福島のイメージを改善し、地場産業の発展や地域経済の活性化に寄与するコトを目的としている、福島県出身のクリエイティブディレクター”八木沢俊樹”がたちあげたNPO法人だ。
彼は、自身のプロダクトブランド『TOSHIKI』のデザイナーをつとめながら、日本の若手写真家を発掘育成を目的とした「JAPAN PHOTO AWARD」の代表などもつとめている。
この『X MAGAZINE』は、”八木沢俊樹”が編集長をつとめ、毎号、国内外で活躍しているひとりのアーティストにスポットを当て、全世界で販売される、ポスタータイプのアートマガジン。
創刊号は、泣く子もだまっちゃう現代美術界の巨匠、”ゲルハルト・リヒター”をフィーチャー。
“ゲルハルト・リヒター”は、ドイツの画家で、「サザビーズ」がニューヨークでおこなったオークションで、生存する画家の作品としては史上最高額で落札されるなど、現在、世界でもっとも注目をあつめる重要な芸術家のひとりだ。
そんな彼が、協力してくれるなんて、スゴすぎる。
さらに、ロゴのデザインは『マークジェイコブス』やビョークでおなじみの”m/m(paris)”。
“M/M(Paris)”は、パリを拠点にする”ミカエル・アムザラグ”と”マティアス・オグスティニアック”によるデザイン・スタジオで、『Marc Jacobs』とのコラボレーションや”マドンナ”のアルバムジャケット、そして2013年のフジロックフェスティバルにも出演した”ビヨーク”のミュージックビデオなども手がける、超のつくオシャレ番長ふたり。
『X MAGAZINE』は、両面フルカラーB2サイズで1,000円。
消費税、そして送料まで込みだ。
史上最高額で落札されたアーティストのアートがたった1,000円ってところもスゴすぎる。
ちなみに、売上は、「MIF」の今後の活動費にあてられるとのこと。
いや、スゴい、スゴすぎるぜ、『X MAGAZINE』。
まさに、アートの力で福島の子供たちのミライをつくる、そんなミライを感じるアートマガジンの登場だ。
『X MAGAZINE』
サイズ:515 × 728mm(B2)
素材:マットコート紙・両面カラー
JAN CODE:4571499240018
価格:¥1000(税込)・箱付き
企画・編集・デザイン:八木沢俊樹
翻訳:佐藤久実・戸倉里奈
デザイン協力:相島大地
編集協力:牧信太郎
http://xagazine.org/
WEB SHOP(国内) : https://xagazine.stores.jp/
International shipping(海外) : https://xagazine-english.stores.jp/
FB:https://www.facebook.com/xagazine
twitter:https://twitter.com/Xagazine
□『X MAGAZINE』コンセプト
『X MAGAZINE』とはアートの力で福島の子供たちの未来を創る特定非営利活動法人「MADE IN FUKUSHIMA (MIF)」が発行するポスタータイプのアートマガジンです。
毎号国内外のアーティスト1人にスポットを当てたこのマガジンは、全世界で販売され、売上はMIFの活動費に充てられます。
・編集長 : 八木沢 俊樹
1983年福島県生まれ。クリエイティブディレクター。福島の子供の未来を創るNPO法人「MADE IN FUKUSHIMA」理事長、日本の若手写真家を発掘育成を目的とした「JAPAN PHOTO AWARD」代表、自身のプロダクトブランド『TOSHIKI』のデザイナーを務める。
「MADE IN FUKUSHIMA」『TOSHIKI』「JAPAN PHOTO AWARD」
□”ゲルハルト・リヒター”プロフィール
1932年旧東ドイツのドレスデン生まれ。ケルン在住。
現在、世 界で最も注目を集める現代アーティストの1人。旧東ドイツの芸術アカデミーで絵画を学び、1961年に西側のデュッセルドルフに移住。1971年から デュッセルドルフ芸術大学教授を15年以上にわたり務めた。1997年には第47回ヴェネツィア・ビエンナーレ金獅子賞を受賞。
新聞や雑誌の写真 を大きくカンバスに描き写し画面全体をぼかした手法の「フォト・ペインティング」、色見本のように規則的な色彩のパターンから構成される「カラー・チャー ト」、カンバス全体を灰色の絵具で塗りこめた「グレイ・ペインティング」、絵の具を何層にも塗り重ねてはそぎ落とす手法で描かれる「アブストラクト・ペイ ンティング」、幾枚ものガラスを用いて周囲の風景の映り込む作品など、絵画というフィールドの中で抽象と具象(再現性)の間を横断するような表現に取り組 み、その作品や発言は世界のアートシーンから絶えず注目を集める。
2013年、サザビーズがニューヨークで行ったオークションで、「Domplatz, Mailand」が3700万ドルで落札された。生存する画家の作品としては史上最高額。
http://www.gerhard-richter.com/
□ロゴデザイン : M/M(Paris)
パリを拠点にするM/M(Paris)は、1992年にミカエル・アムザラグとマティアス・オグスティニアックによって設立されたデザインスタジオ。プラダやマーク・ジェイコブス、ヴォーグのアートディレクション、マドンナのアルバムカバーからビヨークのミュージックビデオなど幅広く手がけてきた、世界的に最も注目されるデザインデュオ。2012年にはキャリア20周年記念して、初めての本格的な集大成的アーカイヴ「M to M of M/M(Paris)」を出版。
http://www.mmparis.com/
□NPO法人「MADE IN FUKUSHIMA」
http://www.madeinfukushima.org/
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