Movie Life : December 11, 2013 @ 17:07
MOVIE LIFE 121 『消えたシモン・ヴェルネール』
ダレかが言った、『いや~、映画ってホントいいものですね!』と──。
いまも世界中のヒトたちを魅了しつづけ、そして夢の世界へと誘う”銀幕の世界”。 この”MOVIE LIFE”では、無駄に映画好きであるワタクシが、コレから公開予定の映画を中心に、コメントと評価を交えながらご紹介していきます。
(評価は5段階、☆の数で示されます)
MOVIE LIFE 121 『消えたシモン・ヴェルネール(原題:Simon Werner a disparu)』
不可解すぎる、消失の連鎖
□ストーリー
パーティーにつどう若者たちが、森で死体を発見する。
その2週間前、シモン・ヴェルネールという名の高校生が失踪。
教室からは血痕が発見され、捜査が開始されるが、
それから数日も経たないうちにおなじクラスの女生徒レティシアが失踪。
シモンとレティシアの間には特別な関係はなく、心当たりを持つ者もいない。
そしてその翌日、また別の生徒ジャン=バティストが消息を絶つ。
だれもが、すべてが、あやしい。
なにが本当で、なにが嘘なのか。
疑心暗鬼と猜疑心が、そのちいさな世界に渦まいてゆく。
はたして、事件の真相は──?
□オレ意見
評価:☆☆☆(満点は5個)
フランスの新鋭”ファブリス・ゴベール”監督による、青春サスペンス。
各メディアには、「”ガス・ヴァン・サント”の『エレファント』を彷彿させる!」などと書かれているが、なるほど、ヒトごとにフォーカスする物語の構成はそのまんまという感じ。
この構成は個人的には好きだけどね。
音楽は、全編が”ソニック・ユース”。
「”ガス・ヴァン・サント”と”ソニック・ユース”が、とにかく好きななんだろうね、このヒト」というのがひしひしとつたわってくる作品。
それにしても、田舎の高校生とはいえ、なんだかかなりマセてるなー、、、というのが、率直な感想。
みんな、カワイイ顔してヤルことヤッテルネ。
自分の高校時代って、こんなイケイケな感じだったっけ?と、おもわず考えこんでしまったが、こんなんじゃなかったような気がする。
コレが、現代っ子なのかも。
とにかく、すべてが不可解。
そんなさまざまな”ナゾ”をのこす映画だ。
ま、”ナゾ”は”ナゾ”のままに、、、とはいうけれどね。
2013年12月14日より、ユーロスペースほか全国順次ロードショウ!
『消えたシモン・ヴェルネール』
監督・脚本・原案:ファブリス・ゴベール
出演:ジュール・ペリシエ/アナ・ジラルド/セルジュ・リアブキン/ヤン・タッサン/エステバン・カルヴァジャル=アレグリア/ローラン・カペリュート/バーナード・ニシル/オルガ・グランベール/チコ・メンデス/ほか
製作:ザヴィエ・リゴ、マルク=アントワーヌ・ロベール
音楽:ソニック・ユース
配給・宣伝:ビーズインターナショナル/提供:キングレコード
オフィシャルサイト:http://www.kietasimon.com/
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