Movie Life : December 11, 2013 @ 18:21
MOVIE LIFE 122 『ブリングリング』
ダレかが言った、『いや~、映画ってホントいいものですね!』と──。
いまも世界中のヒトたちを魅了しつづけ、そして夢の世界へと誘う”銀幕の世界”。 この”MOVIE LIFE”では、無駄に映画好きであるワタクシが、コレから公開予定の映画を中心に、コメントと評価を交えながらご紹介していきます。
(評価は5段階、☆の数で示されます)
MOVIE LIFE 122 『ブリングリング(原題:The Bling Ring)』
被害総額3億円
□ストーリー
ロサンゼルス郊外の高級住宅地カラバサス。
“ニッキー”は学校へ行かず、母ローリー(レスリー・マン)の自宅授業を受けている。
“マーク”は前の学校を退学した後、1年間自主学習を続け、新しい学校へ。
唯一優しい声を掛けてくれた”レベッカ”と、ファッションやブランドの語で意気投合。
その夜、パーティーを抜け出し、通りでクルマから盗みをはたらくレベッカ。
ある日、ジャマイカへ家族と行っている”マーク”の友人宅から、
現金やバーキンなどを盗み、ショッピングを楽しんだふたり。
その後、”マーク”と”レベッカ”は”パリス・ヒルトン”の自宅へ、
“ニッキー”や”サム”、”レベッカ”の友人の”クロエ”の5人で押し入る。
5人は調子に乗って”レイチェル・ビルソン”や”リンジー・ローハン”の家で盗みをつづけるが──。
□オレ意見
評価:☆☆☆☆(満点は5個)
“ソフィア・コッポラ”の最新作が、満を持して登場。
今回は、ハリウッド・セレブの豪邸をおそったティーン窃盗団の実話を映画化。
ソフィアの映画は、毎回そうだが、親と子の関係性から派生するなんらかの感情が中心に描かれているのが特徴だ。
もちろん、今回も根本的な部分はあまり変わっていない、とおもう。
それにしても、犯人たちは”盗む”というコトに対しての感情的な部分というか、、、たぶん個人的な感情部分の差だとはおもうが、罪の意識というか、なんの感情もなく、ためらいもなく盗んでいく姿に、ちょっとした恐ろしさというか、嫌悪感すら感じてしまった。
実際の犯人たちも、盗んだものを着飾って、フェイスブックにアップしていたり。。。
いまの現代っ子には、それがフツーなのか。
ま、人間がちがうと言ってしまえば、それまでだが。
それはそれで、ちょっとさびしいよね。
そういえば、この作品での注目は、『ハリー・ポッター』シリーズの”ハーマイオニー・グレンジャー”役でおなじみ”エマ・ワトソン”が、優等生のイメージを壊して、ナイスな女優へと成長をとげているトコロ。
あとは、”パリス・ヒルトン”の趣味のわるい、ダッサイ部屋が、たぶん再現されているトコロかな。
とになく、コッチが侵入し、ヒトのモノを盗んでいる気分になってしまうくらい、盗みの現場の臨場感がハンパない。
終始、ドキドキ、動悸がはげしくなる、いわゆる一種の興奮状態がつづく、そんなホラー映画にちかい作品だ、、、とおもう。
2013年12月14日(土)渋谷シネクイントほか、全国順次ロードショー!
『ブリングリング』
監督・脚本:ソフィア・コッポラ
出演:エマ・ワトソン/ケイティ・チャン/クレア・ジュリアン/イズラエル・ブルサール/タイッサ・ファーミガ/レスリー・マン
原作:ナンシー・ジョー・セールス「ブリングリング」10 月10 日発売(ハヤカワノンフィクション文庫)
衣装:ステイシー・バタット
音楽スーパーバイザー: ブライアン・レイツェル
R15+
提供:東北新社
配給:アークエンタテインメント、東北新社
オフィシャルサイト:http://blingring.jp/
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This entry was posted on Wednesday, December 11th, 2013 at 18:21 and is filed under Movie Life. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.