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Daily Life w/ Music : December 27, 2013 @ 18:53

FILE 201 V.A.『大貫妙子トリビュート アルバム -Tribute to Taeko Onuki-』


ディスクレビュー コーナー『日々是音楽』では、”トーキョー マガジン”が最新の音楽情報を独断と偏見で、自信を持っておススメするいちまいを紹介していきます。



FILE 201 V.A.『大貫妙子トリビュート アルバム -Tribute to Taeko Onuki-』


日本のポップス界を代表するシンガー”大貫妙子”をトリビュートしたアルバム『大貫妙子トリビュート アルバム -Tribute to Taeko Onuki-』が、満を持してリリースした。


“山下達郎”を中心とするバンド”シュガーベイブ”からはじまって、はや40年。

つねにポップスシーンの中心にいた”ター坊”こと、”大貫妙子”。


そんな彼女のサウンドを、さまざまなアーティストたちがカヴァーしたというのが、コチラの2枚組のアルバムだ。

とにかく、参加メンバーがスゴすぎ。


「Disc 1」には、彼女を敬愛するアーティストたちが、彼女の曲をカヴァー。

そして、「Disc 2」には、彼女がプロデュースしたり、関わった曲のかずかずを収録。
このアルバムで初CD化となった曲もあったり、なかったり。。。



おススメは、もちろん「都会」。
個人的に大好きな曲を、教授と岡本ちゃんという、ナイスなふたり組がカヴァー。
もともとは、教授プロデュースで、”マーヴィン・ゲイ”のあの曲を彷彿させるあの曲を、
ビートは90年代サカモトサウンド、そして、岡本ちゃんのネットーリとした、あの歌声。
意味もなく、「アハン」とか「イェー」とか。。。
ウン、イイネ。


そして、「Rain」。
“寺尾紗穂”という女性シンガーがカヴァーしているのだけれど、
なんと!シュガーベイブの元ベーシスト、”寺尾次郎”さんの娘さんなのね。
ハスキーなヴォーカルと、うつくしいピアノ、後半のまどろみ系な感じがとてもイイ。
期せずして、世代をこえた”シュガーベイブ”再結成、、とまではいかないけれど、
そういう感じもイイとおもう。


懐かしい面々が堂々の登場となった「色彩都市」。
いまの世代には、
伝説ののバンド”キャラメルママ”を知らないヒトの方がおおいのかもしれないけれど、
とにかく一世を風靡したあのバンドと、ユーミンという組み合わせが、
それだけで、オジさんにはかなりうれしいよね。
もちろん、クオリティもすばらしい。


個人的には、「クスリをたくさん」もカヴァーしてほしかったなーとはおもったが。。。

「Disc 2」はぜひ買って、勝手に聴いてほしい。


でも、
このアルバムさえあれば、”大貫妙子”がわかる、
このアルバムで”大貫妙子”をしる。


本人は、まったくもって参加していないのに、”大貫妙子”を感じる、
そんなアルバムだ。





V.A.
『大貫妙子トリビュート・アルバム -Tribute to Taeko Onuki-』



価格:¥3,990(税込)
レーベル:commmons/エイベックス・エンタテインメント(RZCM-59438)

発売日:2013年12月18日


□トラックリスト
・DISC 1
01. 都会(岡村靖幸+坂本龍一)
02. LABYRINTH(THE BEATNIKS)
03. ピーターラビットとわたし(やくしまるえつこ)
04. 黒のクレール(KIRINJI)
05. Happy-go-Lucky(ハナレグミ)
06. What to do ’cause love you(Salyu× 小林武史)
07. 夏色の服(宮沢和史)
08. Rain(寺尾紗穂)
09. 突然の贈りもの(奥田民生)
10. 色彩都市(松任谷由実 with キャラメル・ママ(細野晴臣・鈴木 茂・林 立夫・松任谷正隆))

・DISC 2
01. 突然の贈りもの(竹内まりや/1978)
02. 風の道(1979/ラジ)
03. 海と少年(1986/矢野顕子)
04. 横顔(1987/EPO)
05. 色彩都市(1988/薬師丸ひろ子)
06. 夏に恋する女たち(1999/中谷美紀)
07. 蜃気楼の街(2002/山弦)
08. 色彩都市(2007/原田知世)
09. 都会(2008/土岐麻子)
10. 突然の贈り物(2010/大橋トリオ)
11. 3 びきのくま(2012/青葉市子)


“大貫妙子”オフィシャルサイト:http://onukitaeko.jp


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