Movie Life : December 30, 2013 @ 19:18
MOVIE LIFE 124 『ゼロ・グラビティ』
ダレかが言った、『いや~、映画ってホントいいものですね!』と──。
いまも世界中のヒトたちを魅了しつづけ、そして夢の世界へと誘う”銀幕の世界”。 この”MOVIE LIFE”では、無駄に映画好きであるワタクシが、コレから公開予定の映画を中心に、コメントと評価を交えながらご紹介していきます。
(評価は5段階、☆の数で示されます)
MOVIE LIFE 124 『ゼロ・グラビティ(原題:Gravity)』
無重力の世界。
□ストーリー
地表から600キロメートルも離れた宇宙で、
ミッションを遂行していたメディカルエンジニアの”ライアン・ストーン”博士と、
ベテラン宇宙飛行士”マット・コワルスキー”。
とあるアクシデントにより、スペースシャトルが大破するという想定外の事故が発生。
漆黒の無重力空間へと放り出されてしまったふたり。
シャトルをうしない、のこされた酸素も2時間分しかないという絶望的な状況。
彼らは生還する方法をさぐっていく──。
□オレ意見
評価:☆☆☆☆☆(満点は5個)
映画『天国の口、終りの楽園。』の監督としてもおなじみ、”アルフォンソ・キュアロン”監督最新作。
キャストは、”ジョージ・クルーニー”と、”サンドラ・ブロック”のほぼほぼふたりだけという、
“超”がつくほど超シンプルな人間関係だ。
物語の設定自体は、いわゆる宇宙脱出アクション。
『アポロ13』系で、ギャラクシー系のけっこうありガチな内容なのだが、
観ていると、、、空気をすくなく感じてしまう、あの感覚はなんなのか。
「いやいや絶対ないでしょ、こんなコト!」という、
宇宙からのムリな脱出のはなしなのだが、
「コレって、できるのかも!」とおもわず、ドキドキ、ワクワク。。。
とにかく、BGMのノイズのつかい方といい、映像の見せ方といい、
なんでもないようなコトを、しあわせ、、、いや壮大なものにしてしまうというスキル。
この監督、タダモノではない。
あとは、”サンドラ・ブロック”の演技。
あの演技があってこその、あの臨場感というのもあるね、ぜったい。
このヒト、やっぱり天才だわ。
それにしても”エド・ハリス”が、NASAの管制官の声役ってところは、
もしかして『アポロ13』を意識しているのかな。。。
ちなみに、邦題の『ゼロ・グラビティ』は「無重力」という意味で、
原題の『Gravity』は「重力」という意味。
正反対のコトバだが、
個人的には原題の方がこの映画のタイトルにふさわしいような気がする。
それは、最後のあのシーンがすべてを物語っているのかなと、
おもったからなのだが。。。
みなさんはどのように感じるだろうか。
宇宙から地球を見たときの映像のうつくしさなど、
ところどころ余計にたのしめるというのも、
この映画のオモシロさのひとつかな。
まだ観てないヒトは、ぜひ3Dで。
2013年12月13日 新宿ピカデリーほか全国ロードショー!
『ゼロ・グラビティ』
監督:アルフォンソ・キュアロン
出演:サンドラ・ブロック/ジョージ・クルーニー ほか
配給:ワーナー・ブラザース
オフィシャルサイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/gravity/
©2013 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
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