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Movie Life : February 24, 2014 @ 18:26

MOVIE LIFE 127 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』


ダレかが言った、『いや~、映画ってホントいいものですね!』と──。

いまも世界中のヒトたちを魅了しつづけ、そして夢の世界へと誘う”銀幕の世界”。 この”MOVIE LIFE”では、無駄に映画好きであるワタクシが、コレから公開予定の映画を中心に、コメントと評価を交えながらご紹介していきます。

(評価は5段階、☆の数で示されます)





MOVIE LIFE 127 『ウルフ・オブ・ウォールストリート(原題:The Wolf of Wall Street)』




ヤバすぎる人生へ、ようこそ



□ストーリー

22歳でウォール街の投資銀行へ飛び込んだジョーダン・ベルフォート。

学歴もコネも経験もなかったが、ダレも思いつかない斬新なアイディアと巧みな話術で、またたく間になり上がっていく。

貯金ゼロから26歳で証券会社を設立した彼は、年収4900万ドルを稼ぐようになるが、常識はずれな金づかいの粗さで世間をおどろかせる。

すべてを手に入れ、「ウォール街のウルフ」と呼ばれるようになった彼の行く末には、成功以上にセンセーショナルな破滅が待っていた──。



□オレ意見
評価:☆☆☆☆☆(満点は5個)


巨匠”マーティン・スコセッシ”監督の最新作。


今作は、実在のブローカー”ジョーダン・ベルフォート”の自叙伝をベースに、、、というかほぼほぼ彼の人生だね、コレ。


それにしても、こう言っちゃなんだが、、、あまりヒトというか、個人のコトをワルい書き方はしたくないとおもいつつも、コトバがワルくて大変恐縮なのだが、ホントの”クソ野郎”とは彼のコトをいうのだろう。

とにかく、マネー、セックス、ドラッグ、、、ワルい人間の三種の神器が勢ぞろい。


そんな”クソ野郎”を演じるのは、スターになりたくないスター、”レオさま”こと”レオナルド・ディカプリオ”。

コレまた、スゴい”クソ野郎”ぶりを発揮。


さらに、脇をかためる”ジョナ・ヒル”はじめ、”ケネス・チョイ”、”ジョン・バーンサル”などなど、みんないい感じに”クソ野郎”。

“ジョーダン・ベルフォート”本人をネットで検索すると、いろいろと情報が出てくるが、しらべればしらべるほどやっぱりホンモノの”クソ野郎”なのね。


それにしても、”マーティン・スコセッシ”の映画は、『タクシードライバー』はじめ、『グッドフェローズ』など、アメリカのハキダメの部分、ダメなオトコを描いたら、サイコーの監督。

しかも、ダメなヤツなのに、オトコならダレでも、どーしても憧れてしまう。

オトコ臭い映画、ナンバーワン。

こういうカルチャーが、アメリカンドリームってコトなんだろうね。


あとは、音楽のつかい方。

いったい何曲つかって、いくら払っているのだか。。。

音楽とシンクロする、場面と場面の切り替えが、さらに速度アップして、まさにドラッグムービー。


あとは、”マシュー・マコノヒー”が、いい感じで気持ちワルさ倍増しているところも見どころのひとつ。


というコトで、オトコは”クソ野郎”に憧れてしまう、というコトを再確認できてしまう、なんとも皮肉ないっぽんだ。






2014年1月31日より、全国ロードショー!

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』







監督:マーティン・スコセッシ

出演:レオナルド・ディカプリオ/ジョナ・ヒル/マシュー・マコノヒー/マーゴット・ロビー/ジャン・デュジャルダン/ロブ・ライナー

配給・宣伝:パラマウント ピクチャーズ ジャパン


オフィシャルサイト:http://www.wolfofwallstreet.jp/



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