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Movie Life : February 28, 2014 @ 14:58

MOVIE LIFE 128 『ラヴレース』


ダレかが言った、『いや~、映画ってホントいいものですね!』と──。

いまも世界中のヒトたちを魅了しつづけ、そして夢の世界へと誘う”銀幕の世界”。 この”MOVIE LIFE”では、無駄に映画好きであるワタクシが、コレから公開予定の映画を中心に、コメントと評価を交えながらご紹介していきます。

(評価は5段階、☆の数で示されます)





MOVIE LIFE 128 『ラヴレース(原題:Lovelace)』




最悪で華麗な17日間



□ストーリー

カトリック信者の両親の厳格さにうんざりしていた21歳のリンダは、地元のバーを経営する”チャック・トレイナー”とつきあい、すぐに結婚。

チャックによって性の快楽に目覚めていく。

やがて売春容疑で逮捕され、保釈金や借金で行きつまったチャックは、妻であるリンダをポルノ映画へ出演させてひと儲けしようと思いつき、リンダはポルノ映画『ディープ・スロート』に主演するコトに。

たった7日間で撮影された同作は大ヒットを記録し、彼女は「セックス革命のシンボル」として祭りあげられていくが──。







□オレ意見
評価:☆☆☆☆(満点は5個)


1972年に製作された大ヒットポルノ映画『ディープ・スロート』で、一世を風靡した女優”リンダ・ラブレース”の半生をえがいた本作。

なるほどね、華麗な世界に裏アリってコトか。


監督は、『ハーヴェイ・ミルク』のドキュメンタリーを制作した”ロバート・エプスタイン”と、『セルロイド・クローゼット』を制作した”ジェフリー・フリードマン”。

どちらも社会派ドキュメンタリー映画出身というから、ちょっとオドロキ。


とにかく、”ピーター・サースガード”演じるリンダのダンナのダメっぷりがハンパない。

そういえば、”ピーター・サースガード”は、ダメなオトコの役がおおいし、ホントのダメ男におもえる演技はスゴいな。

まさに名脇役。

ホントにダメなヒトだったりして。


とにかく、さまざまな出来事に翻弄されて、持ち上げられていくリンダ。

そんな可哀想なリンダを体当たり、まさに体当たりで演じているのは、『レ・ミゼラブル』のコゼット役でいちやく注目をあびた”アマンダ・セイフライド”。


ちなみに、よく分からない色気ムンムンで、かなりはだけすぎな『プレイボーイ』編集長の”ヒュー・ヘフナー”を演じるのは、”ジェームズ・フランコ”。

そして、”シャロン・ストーン”やら”クロエ・セビニー”やら、脇をかためる豪華キャストたち。


みているうちに、ちょっとさびしくなってしまうけれど、ぜひ彼女の波乱に満ちた人生を、じっくりと観て、感じてほしい。






2014年3月1日より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー!

『ラヴレース』







監督:ロバート・エプスタイン/ジェフリー・フリードマン

出演:アマンダ・セイフライド/ピーター・サースガード/シャロン・ストーン/ジェームズ・フランコ/ロバート・パトリック/クロエ・セビニー


配給:日活

オフィシャルサイト:http://lovelace-movie.net/

映倫区分:R18+


ⓒ2012 LOVELACE PRODUCTIONS, INC.


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