Tokyo News : March 12, 2014 @ 19:35
『G-Star RAW』と”ファレル・ウィリアムス”──『RAW FOR THE OCEANS』
オランダのデニムブランド『G-Star RAW』が、”ファレル・ウィリアムス”と共同で、”海のプラスチックをデニムへ変える”プロジェクト『RAW FOR THE OCEANS』を発表した。
先日の”ダフトパンク”のグラミー賞のドギモを抜いたライブも記憶にあたらしい、”ファレル・ウィリアムス”。
じつは、商業用テキスタイルの会社で環境に優しい糸などを製造している「Bionic Yarn」社のクリエイティブディレクターをつとめている。
今回は、『G-Star RAW』と「Bionic Yarn」の両社がタッグを組んで、海洋に投棄された廃棄物を利用したリサイクル素材でコレクションをつくるという、なんだかスゴいプロジェクト。
ちなみに、その”RAW for the Oceans コレクション”は、一部のストアとオンラインで2014年8月より販売される予定とのコト。
詳細は、『RAW for the Oceans』のオフィシャルサイトをみてほしい。
いまやPM2.6など、環境問題は早急に解決されないといけない状態。
このプロジェクト、いったいどんな風にカタチになるのか。
ぜひ、見まもっていきたい。
『G-Star RAW』×”ファレル・ウィリアムス”
『RAW FOR THE OCEANS』
オフィシャルサイト:https://www.g-star.com/ja_jp/rawfortheoceans/
□G-Star RAW
『G-Star RAW』は1989年にブランドコンセプトである”Just the product”のもと、素材や加工、裁断にこだわるデニムブランドとして誕生しました。つねにデニムに対する可能性を探求し、今までの常識を覆すデザインをしてきました。
1996年に業界初の3D(立体裁断)デニムを打ち出したり、ロゥデニム(未加工の生デニム)にこだわった製品など、新しい
ことを取り入れてきました。工業デザインと職人の手作業によるクラフツマンシップをベースに、ワークとモダンスタイ
ルが交錯するデザインが特徴です。
https://www.g-star.com/
□『RAW for the Oceans』について
「Parley for the Oceans」の取り組みであるVortex Projectに、G-Star RAWが連携することで今回のコラボレーションが誕生しました。
「RAW for the Oceans」コレクションでは、海洋や海岸に捨てられたプラスチック類を回収し、Bionic Yarn社と共同で再生した生地を使用しています。「RAW for the Oceans」は長期にわたるクリエイティブな試みで、Bionic Yarn社とG-Star RAWが協力してデニムを革新し、プラスチック投棄による環境汚染の改善に大きく貢献するというものです。
□「Bionic Yarn」社について
「Bionic Yarn(バイオニックヤーン)」社は、商業用テキスタイル製造の歴史では第4世代の糸と位置づけられる環境に優しい糸(高性能エコスレッド)を製造しています。機能の改良だけを目的としたこれまでのハイテク素材と異なるこの糸は、環境に対する責任を主な目的として開発されたものです。
同社では、ペットボトルから再生した上質な糸と生地の開発と製造を行っています。
□「Parley for the Oceans」について
Parley(パーリー)は影響力のあるクリエーターや思想家、リーダーが海洋破壊を止めるためのアイデアを模索し、プロジェクトを共同で主宰しているコラボレーションコミュニティーです。
□「Vortex Project」について
Vortex Project(ボルテックスプロジェクト)は、急速に拡大するプラスチック投棄による環境汚染の脅威への対処を目的とするプロジェクトです。
大企業に経済的な関心を持ってもらい、参加を促すことでこの問題が解決できるという信念に基づいて活動を行っています。活動の中心は海洋から廃棄物を回収し、再生、改良および再利用して糸、生地、その他の消費製品の材料にすることです。
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