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ブラインドからのぞき見た世の中 : June 27, 2014 @ 16:04

ブラインドからのぞき見た世の中 VOL.115『無責任大国』



このところのニッポンの”無責任”状況は、とにかくヒドいですな。

いったいどうなっているのでしょうか?


例の都議会の性差別発言しかり。

ヤジとはいえ、都の議会という公の場で言うべきならば、
当たり前ですが、やはり言った発言には責任を持つべきでしょう。


それにしても、何人か言っていたという証言がありながら、
言ったヤツがひとりしか名乗り出て来ないって、
なんなんでしょうかね。

発言に間違いなどがあったのであれば、撤回をすればいいワケですし、
その発言が正当だとおもっているのであれば、説明や弁解をすればいい話。

それがオトナの対応でしょう。

コレでは、ただ世論にタタかれるコトがイヤなだけとしかおもえませんよ。

どれだけ幼稚なんだか。。。


それに、もし発言に責任を持てないというのであれば、
議員のような発言に責任がともなうような公職につくべきではないです。


もし、そのコトバを発した発言者のちかくにいた議員がいるのであれば、
そのヒトを名指しで告発すべきです。

ナニもしないのは同罪ですよ。


それに議長も、あの品位のないヤジが飛んだときに、
議会を止めて、ダレが言ったのか、追求すべきでしたね。

そんなコトもできない議長なら、議長をやる資格はないです。


大体、議会自体の品位のカケラもないワケですから、
そんな都議会は、すぐに解散した方がいいのでは。

トーキョーという都市の品位が疑われますよ。


名乗り出た”鈴木章浩”都議は自民党でしたが、
それぞれの政党も差別ヤジを飛ばしたヒトを追求すべき。

すべてがナーナーですすんでしまって、すでに2週間。

各政党にもキチンと対応してほしいものです。

議会での差別発言は、基本的には御法度なんですから。

個人的感情からの発言なのであれば、個人的に言うべきですし。


すべては、いままで責任者が責任をとらなかったという、
そんな潮流から来ているのでしょうね。


原発事故はじめ、
3.11以降、ダレも責任を取ろうとはしない、この国の流れ。


そういえば、責任を取らないという話題で、もうひとつ。

それは、「除染目標の引き上げ」。

空間線量による被曝は年間1ミリシーベルトという、
除染の目標値へのハードルが高すぎるということで、
現在、これまでの目標値をほぼ倍に引き上げるという方針を、
環境省と地元の自治体が協議しているというニュース。

コレ、単純に年間2ミリシーベルトになるってコトでからね。

ダレが言ったか、年間1ミリシーベルト基準もおかしいハズなのですが、
それの倍って、、、フツーに考えたらおかしいですよ。


第一、あれだけ年間1ミリは大丈夫だのなんだのって、
騒いでいたハズ。

自分たちで約束をつくって、自分たちでその約束を破る。

こんな横暴が許されているワケです。


例の『美味しんぼ』なんかより、
もっとヒドいコトをやろうとしているとおもうんですけれど。

鼻血はダメで、年間被ばく量の基準引き上げはいいって、
風評どころの問題ではないのでは??


このままいくと「じつは、年間100ミリでも大丈夫ですよ!」とか、
言いはじめるヒトが出てきてもおかしくない状況ですよ。


集団的自衛権の解釈変更による容認の件も一緒。

戦争に巻き込まれたときに、ダレがいったい責任をとるのか。

なんのタメの憲法9条なのか。

その辺りをハッキリさせるべきでは?


そこもハッキリさせないで、「政府の責任」という、
まるで責任をとるような都合のいい、
コトバにワレワレは、あっさりダマされているワケです。

結局は、状況や情勢によって変えてしまうワケですから。



そろそろ「ダレか、キチンと責任を取りなさいよ!」という感じなのですが、
みなさんは、どのように考えますか?




THE BLUE HEARTS「やるか逃げるか」



旅路 良



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