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tokyo feature : October 31, 2014 @ 17:43

トーキョーシティポップス Vol.21 ──autumn in TYO



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2014年10月のテーマは、「トーキョーの秋」。


トーキョーも、夜は肌寒く、すっかり秋も深まっております。

秋の夜長、あなたのBGMはどんな音楽ですか?

秋っぽいココロに沁みる曲、よりはじつはちょっと夏っぽい感じの方が、じつは季節の雰囲気とあっていたり、いなかったり。。。


ということで、今回はアナタの秋の夜長のBGMとなれば、コレ幸い。


ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。






October『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.21 –autumn in TYO-』





01. 「夏の終わりに (demo)    」SUGAR BABE
『SONGS 30th Anniversary Edition』



おなじみ”山下達郎”ひきいる”SUGAR BABE”ですが、コチラは2005年にリリースされたデビュー30周年エディションのアルバムに収録されている「夏の終わりに」にデモバージョン。
ワタクシ、このデモバージョンした聴いたことしかないのですが、本チャンバージョンがあるのか?という疑問もあったり。。。
やっぱり夏の終わりにピッタリなグッドミュージックなので、そんなコトはどーでもよくなってしまいます。



02. 「Free Way 5 To South」芳野藤丸
『Yoshino Fujimal』


元”SHOGUN”の”芳野藤丸”が、1982年にリリースしたソロデビューアルバムから。
とにかく、ベースの具合が、オトナの香りをプンプンはなっています。
夜、都会、クール、そんな3文字が似合いすぎる、アーバンすぎるグルーヴ。



03. 「Summer Touches You」東北新幹線
『THRU TRAFFIC』


コチラは、”山川恵津子”と”鳴海寛”によるユニット。
ジャパニーズ シティ ポップの代表盤ともいえるアルバム『THRU TRAFFIC』から。
豊かなサウンドが、もう狂おしいほどシティポップ!
1982年リリース。



04. 「風を光らせて ‘79」日暮し
『記憶の果実』


1979年にリリースされた、彼らのラストアルバム『記憶の果実』から。
リーダーの”武田清一”はもと”RCサクセション”の前身バンド”The Remainders of The Clover”のメンバー。
“日暮し”という名前からはもっと沁みったれたフォーキーな雰囲気をイメージしますが、まったくもって裏腹に、70年代の作品にしてはメチャメチャご機嫌なアーバンサウンド。



05. 「ナマで踊ろう」坂本慎太郎
『ナマで踊ろう』


元”ゆらゆら帝国”の坂本慎太郎さんのニューアルバムから。
歌詞、サウンドともに”ナマ”感がハンパないです。
ソロになってからの作品をすべて聴いていますが、このヒト、ぜったいシティポップサウンドが好きだとおもうんですけれど、ってくらいグッドなシティポップ。
それにしても、”ナマで踊ろう”ってすごいタイトルですよね。



06. 「蜃気楼の街」山弦
『Tribute to Taeko Onuki』


コチラは、”大貫妙子”さんのトリビュートアルバムから。
もともとはシュガーベイブで歌っていた、「蜃気楼の街」。
“山弦”は、日本を代表するギタリスト”佐橋佳幸”と”小倉博和”によるギターデュオ。
佐橋さんといえば、山下達郎バンドのギタリストしてもお馴染みですが、コチラはかなりマッタリしたギターインスト。
たまーにこういうサウンドが聴きたくなるんですよ。
やっぱり、秋、、、なんですかね



07. 「トーキョーの夜」木津茂里
『SHIGERI BUSHI』


民謡歌手の”木津茂里(きづ しげり)”さんのアルバムから。
プロデュースは、”リトルクリーチャー”の”青柳拓次”さん。
“細野晴臣”さんも参加している、ナイスなトロピカルサウンドです。
秋のトーキョーの夜にピッタリ。



08. 「夜間飛行」南佳孝
『Another Tomorrow』


1996年にリリースされたアルバム『Another Tomorrow』。
1978年に収録された「夜間飛行」を、現在進行形の形で、メローにセルフカヴァーしたというのがこの『Another Tomorrow』バージョン。
オトナな夜の旅になってます。



09. 「Before and after the war 戦前と戦後」菊地成孔とぺぺ・トルメント・アスカラール
『戦前と戦後』


“菊地成孔”ひきいるラテンバンド”ぺぺ・トルメント・アスカラール”。
菊地さんが自らボーカルを担当し、まさに歌いまくる”菊地成孔”を披露したアルバム『戦前と戦後」からタイトル曲。
タイトルの感じとは打って変わった可愛いパリっぽいサウンド、そして菊地さんのハイトーンなボーカルがとたも気持ちよかったりします。



10. 「淋しいから」杉本エマ
『EMMA is LOVE-エマは愛-』


1974年にリリースされた”杉本エマ”のまぼろしのアルバム『EMMA is LOVE-エマは愛-』から。
2008年にCD化されてますが、それもすでに廃盤。
「クライ・ミー・ア・リヴァー」の日本語カヴァーですな。
それにしても、この重っくるしいメロージャズアレンジが、ひしひしとココロに沁みます。



11. 「baby’s star jam(2014 Live)」Schroeder-Headz
『LIVE -Synesthesia-』


“渡辺シュンスケ”ひきいる”Schroeder-Headz”のライブアルバムから、”DE DE MOUSE”のカヴァー。
ボーカルには”土岐麻子”をフィーチャー。
この音源、スゴく待っていたんです。
麻子ちゃんの声がピッタリ。
星空の下で聴きたい、ミライ系アーバンジャズサウンド。



12. 「repeat after me」THE BED ROOM TAPE
『THE BED ROOM TAPE』


インストゥルメンタル バンド”Nabowa”のギタリスト”景山奏”によるソロ プロジェクト。
こちらは、音を切り貼りしてつくった、いわゆるエディットミュージック。
ピアノとギターの掛け合いと、ドラムンベース的なビートが気もちいいんですよ。



13. 「プラスティック・ラブ」竹内まりや
『Souvenir~Mariya Takeuchi Live』


20数年ぶりにライブツアーをやる宣言した”竹内まりや”さんの代表曲。
コチラは、ライブバージョンです。
バックバンドは、山下達郎バンド。
後半に入ってくるたっつぁんとの掛け合いがすばらしすぎて、というよりは、ほぼほぼたっつぁんの歌になっているところが夫婦間の関係性が見え隠れしているような。。。
とにかく、すばらしい。



14. 「ホントはみんな/ハナレグミ」TICO & icchie
『青春レゲエ・パート2』


“高田 渡”さんの「ホントはみんな」の”ハナレグミ”によるカヴァー。
プロデュースは”TICO & icchie”の青春レゲエチーム。
永積くんのこのフワフワ感のあるボーカルがたまらんです。



15. 「Reminiscence」Nobuyuki Nakajima
『Melancolia』


ピアニストの”中島ノブユキ”さんのこの曲、パリの秋をスゴく感じるんですよね。
バンドネオンは”北村聡”さん。
おもわず、うんうん、うなづきながら聴いちゃいます。



16. 「夏が終わる」矢野顕子
『SUPER FOLK SONG』


さまざまな曲をピアノの弾き語りでカヴァーするアルバム『SUPER FOLK SONG』から。
作詞が”谷川俊太郎”、そして作曲が小室等。
これをまたすばらしいアレンジでカヴァーしてますよ、アッコさん。
“夏の終わり”は、やっぱりアッコにおまかせ、、、お後がよろしいようで。。。




※選曲は、基本的にCDやダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。 あらかじめご了承ねがいます。


Photo by healthy (http://www.behance.net/healthy-groove


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