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Daily Life w/ Music : January 6, 2015 @ 17:33

FILE 260 モアリズム『ヘルニアン・ナイト』


ディスクレビュー コーナー『日々是音楽』では、”トーキョー マガジン”が最新の音楽情報を独断と偏見で、自信を持っておススメするいちまいを紹介していきます。



FILE 260 モアリズム『ヘルニアン・ナイト~LIVE AT JIROKICHI Aug.30.2014~』


最高で最低なニッポンのブルースバンド”モアリズム”が、LIVE@JIROKICHIシリーズの第3弾、エスパー盤『ヘルニアン・ナイト』をリリースした。


第1弾のアントニオ盤『STORMY SATURDAY』、第2弾のチャーリー盤『HELLO CHARLEY』につづくLIVE@JIROKICHIシリーズ。

第3弾は、不滅の筋肉オトコ、孤高すぎるベーシスト、”清水’エスパー’光一”盤だ。


『ヘルニアン・ナイト』と名づけられた本作は、そのタイトル名のとおり”清水’エスパー’光一”氏が、リハーサルの時点でヘルニアが再発してしまったコトに由来。

ということは、もしかしてあのウッドベースを振りまわすパフォーマンスが二度とできなくなるのか。

ところどころに、「弱っていて、ウッドベースをツエにしている(笑)」というナカムラ氏からエスパー氏へのねぎらいのMCがはいっているが、真相はいかに。。。


ちなみに本作、2015年1月1日、つまり元旦にリリースという、日本のしきたりも風土もナニも関係ない、強気で、まったくもって空気の読んでいない感じがイイネ。

ライヴ会場と彼らのHPでの限定枚数リリースとはいえ、1日からホントに売っていたのかはいまとなってはもう不明だ。


収録曲は、おなじみのアノ曲や、コノ曲。


おススメは、ギターアンプのスイッチを入れわすれてはじまった「笑う花」。
じつは生な弦の音の方が、意外とこの曲にあってたりするのでは。


いつもよりもややスピードのはやい「惚れ男」。
この時点で、エスパー氏がかなりヤバい雰囲気らしい。


いつも以上にエスパー氏の「ファンキー!」の声が小さい「彼女が帰るまでに」。
ベース音を聴いているだけけ、低音が彼のカラダに効いている感じが。。。
エスパーのパフォーマンスは永遠に不滅なのか。


とにかく、「カラスヘビ」以降が、いわゆる”巻き”の雰囲気がハンパない。

「ムリは禁物!」というコトバが走馬灯のように浮かぶ、そんなすばらしいライブアルバムだ。






モアリズム
『ヘルニアン・ナイト~LIVE AT JIROKICHI Aug.30.2014~』


価格:¥2,000 (税抜)
レーベル:クニタチ★レコード(KUN-012)

発売日:2015年1月1日


□トラックリスト
01. 笑う花
02. 悲劇のブランコ
03. 皿洗いSTOMP
04. 少年だった老人
05. 惚れ男
06. 汽車を待つ
07. カラスヘビ
08. 甘い雨
09. 彼女が帰るまでに
10. 歴史に名を残す
11. 昨日のような明日
12. 君よ別れのときだ!


“モアリズム”オフィシャルサイト:http://www.morerhythm.net


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