TYO magazineトーキョーマガジン

Archive

 

rss 2.0

tokyo feature : February 27, 2015 @ 18:23

トーキョーシティポップス Vol.25 ──peaceful night



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


さて、この架空のコンピレーションも、今回で2年目をむかえました。

コレからも日本のナイスなシティポップスをご紹介していきますので、どうぞご贔屓に。


2015年2月のテーマは、「平和な夜」。


どうも雲ゆきがあやしい世界情勢。

われわれが平和な夜をむかえるためにはどんなコトをしていけばいいのか。。。


ということで、今回は、平和でたのしい夜を過ごす、ちょっとしたしずかな反戦的なBGMとなれば、コレ幸い。


ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。





February『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.25 –peaceful night-』





01.「In The City Night」AB’S
『Ab’s』


元”SHOGUN”の”芳野藤丸”ひきいる”AB’S”。
“松下誠”にリズム隊が元”スペクトラム”チームと、日本スーパーミュージシャンが集結した、まさにハイクオリティサウンド。
超がつくほどアーバンなビートと、カッティングギター、そしてブリブリのベースがたまりません。
ほのかに感じる夜っぽさもいいですよね。



02. 「Dancing Tonight」國分友里惠
『Relief 72 Hours』


“山下達郎”バンドのコーラスをつとめる”国分友里恵”が、1983年にリリースしたアルバムから。
“金澤寿和”さんの『ライトメロウ』でもピックアップされ、最近はかなり注目されて、中古価格も沸騰中の彼女。
ハネるベースに、ちょっと”吉田美奈子”的なハイトーンのボーカルがいいんですよね。
CDで再発もされましたので、ぜひ。



03. 「燃えつきる日まで」林 哲司
『Back mirror』


日本のシティポップサウンドをつくったヒトのひとり、”林 哲司”さん。
大橋純子の美乃家セントラル・ステイションに在籍していたことでもおなじみ。
スッキリしたベースサウンドに、途中からはいる鳴きのトランペットがとてもココロに響きます。



04. 「パステル」中納良恵
『ソレイユ』


“EGO-WRAPPIN’”のボーカル、”よっちゃん”こと”中納良恵”のソロアルバムから。
エレクトリックシタール好きのワタクシとしては、この曲がとても印象にのこっているんです。
よっちゃんのハスキーでソウルフルなボーカルもとてもいい。



05. 「シャンデリア」土屋浩美
『トパーズ』


“土屋浩美”さんの”はせはじむ”さんプロデュースのアルバムから。
ヒップホップビートとジャズの融合した、90年代的なJAZZ/R&Bサウンド。
ナイスメロー、ナイスアーバン。



06. 「SMOKY BUBBLES」電気グルーヴ
『A』


デビュー25周年をむかえた”電グル”の名盤『A』に収録されている、この曲。
ふんわりモコモコしているビートなエレクトリックサウンドが、気持ちいいです。
まさにスモーキーでバブルス。
あまり”電グル”っぽくないといえば、それまでですが。。。



07. 「海猫 / アルバム『エレクトロ・キーボード・オーケストラ』(1975)」エレクトロ・キーボード・オーケストラ
『大野雄二 BEST COLUMBIA EDITION』


コチラは、アニメ「ルパン三世」のテーマ曲でおなじみ、”大野雄二”さんベスト盤。
1970年代の日本を代表するピアニスト8人が、アナログシンセサイザー20台で共演したというなんとも70年代っぽいプロジェクトの、エレクトロ・キーボード・オーケストラ。
「海猫」というタイトルどおり、海っぽい匂いがします。
よく聴くと、いやよく聴かなくても完全にルパンサウンド。
ジャズですな。



08. 「シルエット・ロマンス」大橋純子
『大橋純子ストーリー』


“大橋純子”の大ヒット曲「シルエット・ロマンス」。
1981年リリースの、”来生えつこ”が作詞、”来生たかお”が作曲という名曲。
“大橋純子”さんの声が、、、艶っぽいですよね。
とにかく、”艶”というコトバしかでてこない、”艶”サウンド。



09. 「この世の限り」椎名林檎 × 斎藤ネコ + 椎名純平
『この世の限り』


音楽家の”斎藤ネコ”さんプロデュースで、椎名林檎&純平の椎名兄弟が参加した、ナイス楽団的サウンド。
ミュージカルの『キャバレー』的な感じが好きです。
かなりアガるというか、元気が出るというか、すばらしい。
しかし、この兄弟、ほんと歌がうまい。



10. 「平和 to the people」天才バンド
『アインとシュタイン』


“奇妙礼太郎”くんひきいる”天才バンド”。
ぼんやり平和をたのしむ。
平和って、何気ないこういうことだよね!という感じの歌詞がいいです。



11. 「拝啓、ジョン・レノン」真心ブラザーズ
『B.A.D. (Bigger And Deffer) ~MB’s シングル・コレクション~』


“真心ブラザース”の社会派な歌詞がすばらしい、この曲。
“ジョン・レノン”への手紙なんですけれど、”ジョン・レノン”を偶像化するのではなく、リアルな人間としてあつかうことで、自分だって”ジョン・レノン”になることができるってことなんですよね。
“しずかなる反戦”を感じるのです。



12. 「smilin’」土岐麻子
『Summerin’』


“土岐麻子”のシティポップ感満載なサウンド。
この陽気な感じがとても好きです。
コトバよりウタより、やっぱり”笑顔”ですよ。



13. 「明日、春が来たら」松たか子
『空の鏡』


例のアノ曲で歌がうまいとお馴染みの、”松たか子”の隠れた名曲。
もともと歌のウマさは注目されていて、アルバムもリリースしているんですけれどね。
本人は役者の方が好きなんでしょうね。
そう考えると、いわゆる役者的に歌がうまいのかも。


14. 「I Love You」南佳孝
『Festa De Verao』


こういうサウダージなブラジルサウンドを歌わせたら日本一ですよね、佳孝さん。
土臭くもなく、むしろアーバン。
夕方というよりは、夜明けを感じるこの曲。
まったりとゆったりと。



15. 「第三京浜」渚ようこ
『Yoko Elegance 渚ようこの華麗なる世界』


“渚よう子”がうたう夜明けの第三京浜。
都会から車で家路につく、みたいな。
超さわやかなサウンドが、またいいんです。



16. 「今治の海(piano solo)」中島ノブユキ
『悼む人 オリジナル・サウンドトラック』


“中島ノブユキ”さん作曲の映画『悼む人』のサウンドトラックから。
「今治の海」のピアノソロバージョン。
オリジナルはストリングスとかが入るのですが、個人的にはこのせつないピアノソロの方が好き。
まぶたを閉じると、夜の明けるダレもいない都会、、、都会の静けさ的なものが見えます。
コレが、ホントにすばらしい。



※選曲は、基本的にCDやダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


Photo by healthy (http://www.behance.net/healthy-groove)


Comments are closed.

Trackback URL