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Tokyo News : March 30, 2015 @ 18:03

まるでちいさな展覧会──「カンペール トゥギャザー・ショップ」



スペインのシューズブランド『カンペール(CAMPER)』の「トゥギャザー・ショップ」が、「玉川髙島屋SC」にオープンした。


気鋭のデザイナーをフィーチャーし、コラボレーションをするプロジェクト『カンペール トゥギャザー』。

今回は、スペインはバルセロナを拠点とする建築家”ジュリ・カペイヤ”が、日本国内初となるデザインを披露。


コンセプトは、「展示とシューズ売場」。





トーキョーは、テクノロジーの未来をリードすると同時に、洗練されたうつくしい昔からの伝統も共存する都市という点から、今回のデザインになったのだそう。


中央のロボットは、シンプルでありながら楽しく美しいだけではなく、クォリティーの高いデザインの象徴だそう。

また店内の奥には、白くペイントされた車のハンドルやパエリア・パン、コーヒーメーカー、スペインの伝統的な扇や日本の招き猫や和蒸篭などのオブジェを、靴のようにペアでディスプレイされている。





「カンペール」の商品だけでなく、日常にあふれるすぐれたデザインや、存在することが当たり前と思えるような普遍的なプロダクトにまつわる小さなストーリーをたのしめるショップとなった。

ちなみに、マドリッドの「カンペール・ショップ」とおなじコンセプトを引きついでいるとのこと。

かくされた意味とヒントであふれた、今回の「トゥギャザー・ショップ」。


ぜひ、このちいさな展覧会をたのしみに行ってみよう。





カンペール トゥギャザー・ショップ 玉川髙島屋SC 店





住所:
東京都世田谷区玉川3-17-1 玉川高島屋SC 南館5F
TEL. 03-6273-8359
http://www.tamagawa-sc.com/


『CAMPER』オフィシャルサイト:http://www.camper.com/ja_JP



□プロフィール

・ジュリ・カペイヤ





建築家

1960年、バルセロナ生まれ。
子供の頃、発明家を夢見ていた建築家。
モノに魅せられ、人生の半分をモノの世界の研究に費やす。
1980年代に雑誌「De Diseño」とArdiを立ち上げディレクションし、後に雑誌「Domus」の編集を務める。
「Nuevo Diseño Español」と「Arquitecturas Diminutas」を出版し、『Cocos, copias ycoincidencias』や『300% Spanish Design』など多数の展示会のキューレターをつとめた。
2003年には、「FAD(Association for the Development of the Decorative Arts)」の代表となり、クリップをマスコットにした。日常に溢れているモノのデザインに情熱を持つ、近代デザイン界の巨匠。
2009年には「Made in Spain, 101iconos del diseño español」を出版。
建築家としては、スタジオ「カペイヤ・グラシア・アルキテクチュラ」を立ち上げ、バルセロナのムシアとヘロンにある「ジグザグ・センター」、「Omm」と「ディアゴナル・バルセロナ・ホテル」を手掛ける。


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