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tokyo feature : April 30, 2015 @ 17:14

トーキョーシティポップス Vol.27 ──Comfortable Wind



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2015年4月のテーマは、「キモちE、季節風」。


いや、このところの夜の「春風」は、ホントキモちEですな。

とはいえ、4月ももう終わりなので、「春風」とよんでいいのかは疑問ですが。。。


そんなキモちE風をアナタに。


ということで、今回は、春の夜の酒の肴的BGMとなれば、コレ幸い。

ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。







April『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.27 -Comfortable Wind-』





01. 「イヤ、どうも!(オープニング・ヴァージョン)」植木等
『植木等的音楽』


“大瀧詠一”プロデュースのアルバムから。
「いやー、どうも」、、、疑いようのないしごく日本人的なご挨拶。
このクダらなさ、たまりません。



02. 「あの人がやってくる」矢舟テツロー
『ロマンチスト宣言』


さすらいのロマンチスト、”矢舟テツロー”くんの新作アルバムから。
このノリのいいスカビートに、走るピアノ、そして矢舟くんモテ声ヴォーカル。
春っぽい感じがする、とてもいい雰囲気の一曲。



03. 「恋の始めは甘く切ない」流線形
『シティミュージック』


シティポップサウンドでおなじみ、”流線形”。
このベースラインと、ギターのワウワウ&カッティング感がいいんですよね。
アンニュイなボーカルは”サノトモミ”さん。
夜の新宿公園的な、ナイスシティサウンド。



04. 「キャシーの噂」大橋純子
『大橋純子ストーリー』


“スティービー・ワンダー”的を、2倍のピリ辛にしたようなソウル感がたまらない、この曲。
そして、ソウルフルな”大橋純子”さんのボーカル。
歌謡曲と言ってしまうのがモッタイナイくらいのクオリティです。
モータウンサウンド好きはぜひ。



05. 「キモちE ~Family Affair」真心ブラザーズ
『B.A.D. (Bigger And Deffer) ~MB’s シングル・コレクション~』


ご存知、”忌野清志郎”さんの「キモちE」のカヴァー。
ロックというよりは、ソウルサウンド。
この絶妙なロリロリ感がキモちE女性ボーカルは”YUKI”さんですな。
そりゃ、キモちEですわ。



06. 「初夏の忘れもの」BTB
『BACK TO BASIC ~俺とお前篇~』


“BTB”のナイスなアルバムから。
“クリスタルキング”のアーバンレゲエサウンドを、超ダビーにカヴァー。
エフェクトのキキすぎなボーカルがいいんですよ。
季節の変わり目にピッタリ。



07. 「つきのにじ」木津茂里
『SHIGERI BUSHI』


民謡歌手”木津茂里”さんのアルバム『SHIGERI BUSHI』から。
コチラは、プロデュースをつとめた”青柳拓次”さんのカバー。
無国籍感がタップリの、メローマッドネスな浜サウンド。
とても気持ちよすぎて。。。
寝ちゃう感じ。



08. 「春を辿れば」be the voice
『DRAWING』


ボーカル”和田純子”とギター”鈴木俊治”による音楽ユニット”be the voice”。
和田さんの透きとおった声が、むかしからとても好きだったりします。
季節感ただよるマッタリメローな感じ。
春の風を感じながら、カラダに浸透させてほしい、一曲です。



09. 「春駒 (vs AKAKAGE 2014)」akakage
『Peace Maker』


“伊藤陽一郎”のソロユニット”akakage”の新作アルバムから。
カレの出身の岐阜県の郡上節をダブステップ風に料理。
そんなダブステップサウンドに、国の無形民族文化財の指定を受ける、
「郡上踊り保存会」のメンバー、
いわゆるホンモノのヒトたちが参加しているってのもオモシロいです。



10. 「ポリリズム」堀内加奈子 DJSASA
『LOVERS SKA』


コチラは、以前に収録した、”スカ・ラバーズ”のふたりによるインストバージョン。
沖縄的ビートと、スカビートが折り合わさった、まさにカルチャーミックス感あふれる一曲。
オリジナルはもちろん”パフューム”です。
個人的には、コッチの方が好きだけど。。。



11. 「プラスティック民謡」北園みなみ
『promenade』


最近、注目のアーティスト”北園みなみ”さん。
カレのアルバムから。
このオリエンタルな雰囲気が、夜ノ祭り感というか、楽団感というか。
途中からの変調も違和感なく、すばらしいサウンドです。



12. 「大人の唄/Une chanson pour les grands」小泉今日子
『Koizumi Chansonnier』


ジャズサックスプレーヤー”菊地成孔”さんがプロデュースした、この曲。
おフランス感あふれるサウンドが、”キョンキョン”の声にあっているのかも。
とてもきもちいです。
同世代にかなり、いやイタイくらい響く歌詞が、彼女自身の歌か!?ってくらい。。。
ま、いい曲はEってコトで。



13. 「あなたもロボットになれる feat. かもめ児童合唱団」坂本慎太郎
『あなたもロボットになれる/グッド ・ラック』


サイコーのトロピカル感あふれるサウンドに、
「かもめ自動合唱団」のコドモたちがうたうスノッブな歌詞。
このシュールさが、もうツボです。
もしかして、アナタもロボットになりたい?



14. 「100ワットの恋人」角松敏生
『SPECIAL LIVE ‘89.8.26/MORE DESIRE』


あのカドマツが、ライブで披露した、たった一回の”鈴木茂”さんのカバー。
安定のカドマツボーカルもスゴいのですが、
とにかく、鈴木茂(ギター)、今剛(ギター)、
青木智仁(ベース)、小林信吾(キーボード)、
斉藤ノブ(パーカッション)、村上ポンタ秀一(ドラム)という、
メンバーも最強すぎてヤバいです。
やっぱり、カドマツもこのあたりの曲がスキだったのね。
ナイスクオリティのナイスカバー。



15. 「東京」倉橋ヨエコ
『御中元』


歌手を廃業してしまった歌姫”倉橋ヨエコ”の、
トーキョーに負けた「東京」。
ボーカルは、『ルパン三世』のエンディングでおなじみ、”チャーリー・コーセー”。
サウンドクオリティが、すばらしすぎです。
4月もおわりになって、そろそろトーキョーに負けた感が出てくる時期かなと。
ぜひとも、”倉橋ヨエコ”さんには、もどってきてほしいなー。



16. 「楽園と季節風」星野みちる
『楽園と季節風(EP)』


アイドル”星野みちる”による、アップリフティングなスプリングサンバサウンド。
夏、というより、春に合う、すばらしいサンバ。
とにかく、風がキモちEデス。



17. 「月の裏で会いましょう」野宮真貴
『実況録音盤! 「野宮真貴、渋谷系を歌う。~Miss Maki Nomiya sings Shibuya-kei Standards~」』


渋谷系ディーバ”野宮真貴”さんが、渋谷系サウンドをカヴァーするというライブを収録した、ライブ盤。
コチラは、”田島貴男”ひきいる”オリジナル・ラブ”のカヴァーですな。
アーバンミドルメローなアレンジがいい感じです。
では、月の裏で会いましょう。



18. 「君に夢中」大滝詠一
『NIAGARA MOON』



ドゥーワップ好きでおなじみ”大滝詠一”が、
“ザ・キングトーンズ”とともにやったアカペラドゥーワップ。
途中から「いつも夢中」というタイトルに変更されてましたが、
ほとんど一緒です。
達郎さんといい、大瀧さんといい、ホント、アカペラドゥーワップ好きですよね。
最後のチカラの抜け具合がとてもいいんです。
というコトで、ムチュ〜。




※選曲は、基本的にCDやダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


Photo by healthy (http://www.behance.net/healthy-groove)


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