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tokyo feature : July 31, 2015 @ 12:42

トーキョーシティポップス Vol.30 ──Summer Excuses



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2015年7月のテーマは、「夏なんだし」。


今年の夏はとにかく暑い。

まだ8月にもなっていないのに猛暑ぐあいがハンパないです。

そんな猛暑を熱く、そしてすずしく過ごすためのクールサウンドのかずかず。


ということで、今回は、すずしく仕事をすすめられる、アナタのNA-TSUのデスクトップBGMとなれば、コレ幸い。

ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。







July『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.30 -Summer Excuses-』





01. 「夏なんだし」星野みちる
『夏なんだし』


“小西康晴”プロデュースの”星野みちる”ちゃんの夏の予定曲。
さわやかなトラックに、
晴れ晴れしい”みちる”ちゃんのヴォーカル、
そしてやんごとなき”稲川淳二”の声。
このギャップが一曲にギュッとつまっている感じがたまらないです。



02. 「AbcからZまで」CRAZY KEN BAND
『まっぴらロック』


ご存知、”クレイジーケンバンド”のツーナーなサウンドを。
トラックが、意外とジャズなのよねー。
そして、テキトー感たまらないツーナーな歌詞。
ツーナードライブの決定盤。



03. 「裸足の季節」松田聖子
『seiko plaza』


ナツの女王、”松田聖子”の1980年のデビュー曲。
とにかく、新人にしては濃厚すぎるサウンドが、
当時の彼女へのチカラの入れようがわかります。
声も若い。
「青いサンゴ礁」へとつづく、ツーナーな一曲。



04. 「A・B・C・D・いいこちゃん」うどん兄弟
『ラストアルバムvol.1 – EP』


2014年にリリースされた、アイドルヒップホップグループ?うどん兄弟。
ノリのよいトラックに、テキトーなラップ。
90年代のガールズヒップホップ感がたまらない、
時空を超えたナイスファジーホップ。



05. 「Dancing All Night Long」so nice
『Love』


1975年に、アナログでリリースされた”so nice”の自主版。
あふれんばかりの”SUGAR BABE”感がいい感じです。
これまでに2度ほどCD化されていましたが、
2011年にはアナログ盤が再、いや本格的リリースという、
まさに40年ちかくもの時空を超えてデビュー。
サウンドが、まったく色あせていないというものスゴいですよね。



06. 「Beyond the Summer II」cro-magnon
『cro-magnon』


コチラは、”cro-magnon”のデビューアルバムから。
夏っぽいダブ感あふれる、ナイスインストダビーサウンド。
やっぱり、夏といえば、コレですなあ。



07. 「トワイライト・ダンディ(Twilight Dandy)」Little Tempo
『太陽の花嫁』


“リトテン”にしては、かなりアーバンなサウンドのこの曲。
スティールパンの音、いいです、やっぱり。
暑さも和らぐ、アーバンクールな一曲。



08. 「くちなしの丘」原田知世
『music & me』


“伊藤ゴロー”さんプロデュースのアルバムから。
“キセル”のカヴァー。
なんとなく風を感じる、
そんなポップなアレンジがいい感じです。
夏の暑さをクールにしてくれる、
原田さんの声がまたいいんですよね。



09. 「インストバンドの唄」SAKEROCK
『Songs of Instrumental』


解散してしまった”SAKEROCK”の名曲。
もとはインスト曲だけれど、
それに”ハナレグミ”が歌をいれたことでまったくちがうテイストに。
この感じがとてもココチいい。



10. 「初夏の忘れもの」BTB
『BACK TO BASIC ~俺とお前篇~』


“クリスタルキング”の名曲を、エレクトロニックブギーでカヴァー。
レゲエビートにハマのトークボクサー”BTB”のトークボックス。
まさにいま、この時期に聴きたい、季節感あふれるナイスサウンド。



11. 「サマー・ワイン」小林泉美 & Flying Mimi Band
『Sea Flight』


小林泉美ひきいるフュージョンバンドによる78年の銘品。
一瞬、”マービン・ゲイ”感というか、”大貫妙子”の「都会」感っぽいものを感じるが、
そこは愛嬌。
80年代前半って、こういう感じのキラキラした、
いわゆるクリスタルサウンドが流行っていましたねー。
いま聴いてもあたらしい、まったく色あせない感じがすばらしいです。



12. 「My Sweet Love Song」カンバス
『流星のベクトル』


福岡出身の若手バンド”カンバス”。
シティポップ感がとてもすばらしいです。
夏なアナタに贈る、夏のラブソング。



13. 「Kung Fu Girl」土岐麻子
『Bittersweet』


“土岐麻子”ちゃんの2015年7月にリリースされたばかりのアルバムから。
いま、個人的に、ナウ流行っているのが、こういう感じのオリエンタルサウンド。
“EPO”の「ニュアンスしましょ」的というか。
麻子ちゃんの韻を踏んだ歌詞もとてもいいです。
カンフー服がほしい感じ。



14. 「土曜の夜はパラダイス」EPO
『VITAMIN E.P.O』


“サバンナバンド”感あふれる、ナイストラック。
まさにパラダイスを感じる高揚感もすばらしい。
土曜日の夜が出かけたくなる、夜遊びサウンド。



15. 「今日はなんだか(LIVE)」SUGAR BABE
『SONGS』


2015年でリリースから40周年をむかえる”SUGAR BABE”。
40周年リマスター盤も出ますが、
コチラは90年代にリリースされたリマスター版CDに収録された特典のライブバージョン。
録音のバランスは悪いハズなのに、なんだかあがってしまうのは、この歌のせいですかね。
土曜のロマンティックな夜をあけておもうのは、
やっぱりこういうひと夏のワビサビ感なのかな。




※選曲は、基本的にCDやダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


Photo by healthy (http://www.behance.net/healthy-groove)


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