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Daily Life w/ Music : November 11, 2015 @ 20:23

FILE 297 野宮真貴 『世界は愛を求めてる。~野宮真貴、渋谷系を歌う。~』


ディスクレビュー コーナー『日々是音楽』では、”トーキョー マガジン”が最新の音楽情報を独断と偏見で、自信を持っておススメするいちまいを紹介していきます。



FILE 297 野宮真貴 『世界は愛を求めてる。~野宮真貴、渋谷系を歌う。~』


渋谷系の女王”野宮真貴”が、渋谷系を歌ったカヴァーアルバム『世界は愛を求めてる。~野宮真貴、渋谷系を歌う。~』をリリースした。


元祖渋谷系の女王、元”ピチカート・ファイヴ”のボーカルとしてもおなじみの”野宮真貴”。

前回、ライブ盤として同様のタイトルでリリースしていたが、コチラは新曲もふくめたスタジオ録音盤だ。


コンセプトは、タイトル名のとおり”バート・バカラック”。

いわゆる渋谷系のキーパーソンなのね。

ちなみに、今作のプロデューサー”坂口修”氏は、”バート・バカラック”研究家、そしてピチカートマニアとしてもおなじみだ。



おススメは、「中央フリーウェイ」。
いわずもがな”ユーミン”こと”荒井由実”の名曲。
“ハイ・ファイ・セット”や”庄野真代”ははじめ、
さまざまなアーティストがカヴァーしているが、
コチラは、70年代の某テレビ番組で”ティン・パン・アレー”をバッグに、
“ムッシュかまやつ”こと”かまやつひろし”と”ユーミン”とでデュエットした、
マボロシのアレンジで。
要必聴!


そして、”ナイアガラ・トライアングル”の「ドリーミング・デイ」。
ヤマタツボーカルに野宮さんが挑戦した。
軽快なビートに、走るピアノ。
ナイスなカヴァー。


さらに、”松本隆”と”細野晴臣”のゴールデンコンビによる名曲「ガラスの林檎」。
“松田聖子”サウンドを、野宮さんのボーカルで。
ストリングスのアレンジがとても気持ちいい、ミドルメローサウンド。



“信藤三雄”が手がけた初回限定盤のジャケットも、かなりヤバくてイイ感じ。


いま、まさに”世界は愛を求めてる”のカモ。


“野宮真貴”が歌った、究極の渋谷系12曲。

渾身のいちまいだ。








野宮真貴
『世界は愛を求めてる。~野宮真貴、渋谷系を歌う。~』


価格(初回盤/通常盤):¥3,700/¥3,000(ともに税抜)
レーベル:ユニバーサル ミュージック(初回盤:UICZ-9056/通常盤:UICZ-4336)

発売日:2015年11月4日


□トラックリスト
01. 東京は夜の七時(ピチカート・ファイヴ)
02. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE(バート・バカラック)Duet with コリーン・ドリューリー from “Swing Out Sister”
03. LOVE SO FINE(ロジャー・ニコルズ)
04. 或る日突然(トワ・エ・モア)Duet with 村井邦彦
05. 中央フリーウェイ(荒井由実)
06. ドリーミング・デイ(ナイアガラ・トライアングル)
07. オー・ハニー(スクーターズ)
08. ガラスの林檎(松本隆/細野晴臣)        松田聖子
09. 音楽のような風(EPO)
10. ラテンでレッツ・ラブまたは1990サマー・ビューティー計画(フリパーズ・ギター)Duet with カジヒデキ
11. パリの恋人/トーキョーの恋人(観月ありさ)
12. ぼくらが旅に出る理由(小沢健二)
※13 世界は愛を求めてる。(“WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE” 日本語ヴァージョン)
※初回限定盤のみのボーナストラック


“野宮真貴”オフィシャルサイト:http://www.universal-music.co.jp/nomiya-maki/


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