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tokyo feature : January 29, 2016 @ 16:47

トーキョーシティポップス Vol.36 ──Tears Of Gratitude



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2016年1月のテーマは、「感謝」。


じつは、今回の「トーキョーシティポップス」で2年目最後のアップ。

次回で、ナント!3年目をむかえるコトになります。


いやー、毎月毎月、さまざまなテーマで、なるべく曲目がカブらないように選曲していますが、やはり大変デスネ。

でも、こうやってつづけてきたコトによって、「トーキョーシティポップス」のファンになっていただけた方も多くいるワケで、ガンバらねばなーと、老体にムチをうちつつ、おもっているワケでございます。


今回は、そんな感謝の意をこめて、みなさんに愛を、、、なーんてキザな台詞は抜きにして、年明けのアナタのデスクトップBGMとなれば、コレ幸い。


ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。






January『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.36 -Tears Of Gratitude-』





01.「イージュー★ライダー」土岐麻子
『CASSETTEFUL DAYS ~Japanese Pops Covers~』


16年一発目、まずはこの曲から。
“奥田民生”さんの名曲を、
“土岐麻子”ちゃんがナイスシティポップカヴァーをした「イージュー★ライダー」。
16年も「とにかくすすもう!」という意気込みでございます。



02.「Sunshine」矢舟テツロー
『SONGS』


モテ声、”矢舟テツロー”くんのノリッノリなグッドヴァイヴス。
スタカン的な、佐野元春的なネタづかいがサイコーです。
よくDJで使用させていただくのですが、コレがかなり女子に人気。
モテたいヒトはぜひ。



03.「ふわりふわふわ」大上留利子
『Typhoon Lady』


オーサカのソウルディーバ、
いや、「浪速のアレサ・フランクリン」としておなじみ、
“大上留理子”の1977年リリースのこの曲。
とにかくバックトラックのクオリティが高すぎ。
ヒップホップのネタとしても使用されたりしてます。
日本の70年代、80年代のサウンドは、
こういう豪華なサウンドの歌謡曲がおおかったですよね。



04.「哀しみは夜の向こう」間宮貴子
『Love Trip』


アーバンシティポップスの金字塔、”間宮貴子”のアルバム『Love Trip』から。
このアーバンメローさ具合は、最近の日本のサウンドにはなかなかない、
もしかして出来ない?のですよ。
こういう歌い手さんも、なかなかすくないですしね。



05.「A Happy New Year」エミ・マイヤーと永井聖一
『エミ・マイヤーと永井聖一』


個人的にイチ押し、”エミ・マイヤー”さんのこの曲。
彼女は、声がね、、、いいんですよ。
グッドメローな明けましておめでとう曲です。
こういうサウンドのつくり方が、日本の音楽にはなかなかなかったり。
いいです。2016年もおススメの彼女であります。



06.「それぞれのテーブル」畠山美由紀
『歌で逢いましょう』


いまや日本を代表する歌い手となった”畠山美由紀”嬢。
彼女が、自分に影響をおよぼした日本の曲をカヴァーしたアルバム
『歌で逢いましょう』から、
“ちあきなおみ”の「それぞれのテーブル」。
オリジナルもいい曲ですが、美由紀嬢のコチラもいい感じ。
歌詞は、とてもさびしいんですけれどね。



07.「Moon Beams」Ovall
『A COFFEE SHOP AROUND THE CORNER origami PRODUCTIONS×OBSCURA COFFEE ROASTERS』


2013年に活動休止してしまった、ジャズを中心とするバンド”Ovall”。
コチラは「origami PRODUCTIONS」が、
コーヒーショップ「OBSCURA COFFEE ROASTERS」と、
コーヒーをテーマにしたコンピレーションアルバムから。
その名のとおり月の光を感じる、グッドヴァイヴ。



08.「愛は彼方」吉田美奈子
『FLAPPER』


1976年にリリースされた”吉田美奈子”さんのサードアルバム『FLAPPER』から。
細野晴臣、山下達郎、矢野顕子、大瀧詠一などなど、参加メンバーも超豪華。
どうして、こんなすばらしい曲ができるんでしょうねー。
とにかくナイスファンク!



09.「AGAIN」benzo
『DAYS -Deluxe Edition-(2013)』


90年代の渋谷系サウンドの”benzo”。
2013年にリリースされたリマスター盤から。
“cero”や”Yogee New Wave”とか、こういうサウンド、
最近またキテいますよね。



10.「ドライヴ! ドライヴ! ドライヴ!」CRAZY KEN BAND
『Spark Plug』


この人たちも変わらないスバらしさを持っています、CKB。
ゴージャスサウンドが気持ちいい。
ぜひ、ドライブしたくなる、まさにドライヴサウンド。



11.「Kusuri Wo Takusan」RF
『Japanese Soul』


手前ミソ感がどうしても出てしまいますが、
ワタクシがプロデュースしました、この曲。
オリジナルは、”大貫妙子”さん。
ラテンジャズで、グッとカヴァーしてます。



12.「上を向いて歩こう」南佳孝
『Another Tomorrow』


あの大名曲をオトナメローで”南佳孝”さんがカヴァー。
“佳孝”さんのネットリ感がたまらないです。



13.「Tears Of Gratitude」United Future Organization
『No Sound Is Too Taboo』


“矢部直”、”松浦俊夫”、”ラファエル・セッバーグ”の
3人によるユニット”U.F.O”の94年の作品。
今回のタイトル曲にもなっていますが、
DJがつくったとはおもえないくらいのスバらしいサウンド。
明け方、クラブで、大音量で聴くと、おもわず涙が。。。
今回のビジュアルにもピッタリかなと。




※選曲は、基本的にCDやダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


Photo by healthy (http://www.behance.net/healthy-groove)


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