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ブラインドからのぞき見た世の中 : April 22, 2016 @ 22:25

ブラインドからのぞき見た世の中 VOL.158『核各死か次か?』



えー、さてー、2016年4月16日に起こった「平成28年熊本地震」、
発生から約1週間経ち、地震のペースは落ちたモノの、
あいかわらず震度3以上の地震が地方全体にひろがって発生しておりますな。


コチラの記事、じつは先週の地震発生の日(2016年4月16日)に書いていて、
その途中であの大地震が起こってしまったもので、
なかなか出すタイミングをうしなってしまっていたのです。

ココに来て、アメリカのオバマ大統領が、
広島訪問の最終調整に入ったというニュースのおかげ?で、
なんとか出すコトができましたという記事なんですよ。


というコトで、
2016年4月10日から11日にかけて、
ヒロシマにて開催されていた主要国「G7 外相会議」。

各国の外相のほとんどが、初のヒロシマ訪問だったとか。


そして、個人的に注目していたのは、
開催地がヒロシマだっただけに、
最終日に「核の廃絶」を誓う宣言がされるのかな?という点。

残念ながら、「核兵器の非人道性」という、とてーも大事な文言が見おくられ、
それよりはちょっと軽い?
核軍縮に向けた「広島宣言」というカタチになってしまいましたけれどね。

なんとなーく核保有国と非保有国のミゾが浮きぼりになってしまった、
今回の「G7」となってしまったワケです。


しかし、ちょっと気になったのは、
アメリカのケリー長官はじめ、各国の外相も、
原爆資料館や原爆ドームなどを訪問したコトが「衝撃的な経験だった」と、
さまざまなメディアで報道されていた点。

その記事を目にしたときは、
ちょっとうれしいというか、
なんだかココロに熱いモノを感じました。

やはり、じっさいに現場に行って、
その空気を感じるコトは、
ナニにおいてもとても大事なコトなのかなと。

ソコに行ってナニを感じたのか?
という”経験”がとても重要なワケです。


そして、つづいて入った、
オバマ大統領がアメリカ大統領としては初となる、
ヒロシマ訪問が実現する可能性がでてきたというニュース。

コレは、ちょっとオドロキでもありますが、
オバマ氏のこういう部分の行動力に関しては、
ホント、尊敬しますよ。


広島市長の松井一実氏も会見で述べていましたが、
「謝罪ではなく、核廃絶の歩みが重要」だと、
ホント、そういうコトだとおもいます。

こういう場合って、どうしても「謝罪」の話が出がちですよね。

以前、この場でも書きましたが、
広島在住の被曝者で日本人の女性と男性とが、
核開発の中心人物となり、はじめてヒロシマをおとずれたアメリカ人男性に、
謝罪を求めたドキュメンタリー番組がありましたが、
彼はパールハーバー(真珠湾攻撃)によって、
たくさんの友人を殺されたという話をしはじめました。

そのときにおもったのが、
戦争はドッチもドッチというコトなんですよ。

姉弟でケンカをしたときに、
母親に両方怒られるというコトがありましたが、、、
つまりケンカは両成敗というコト。

それを思い出しました。

ヤッタ、ヤラレタだけを言っているダケでは、
ナニもススまないワケですよ。

要は、核の話だけではなく、
ミサイルなどでの攻撃は、
お互いにいい結果を生まないという、
戦争自体をなくしてほしいなと。


オバマ氏がヒロシマをおとずれたコトがキッカケで、
このまま核廃絶化、いや戦争廃絶化へと世界がススんでくれればいいと、
ワタクシは思いましたが、
みなさんは、どのようにかんがえますか?




EGO-WRAPPIN’「異邦人」



旅路 良



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