ディスクレビュー コーナー『日々是音楽』では、”トーキョー マガジン”が最新の音楽情報を独断と偏見で、自信を持っておススメするいちまいを紹介していきます。

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FILE 322 なかの綾 『エメラルド・イン・パラダイス』

昭和最後のキラ星シンガー”なかの綾”が、3rdアルバム『エメラルド・イン・パラダイス』をリリースした。


なつかしのあの昭和歌謡を粋なラテンアレンジでカヴァーする彼女。

今作はナント！カヴァーが2曲で、オリジナルを8曲も収録した、オリジナル曲中心だ。


先日リリースされた、7インチシングルに収録されたアレとアレをハズすとして、
おススメは「午前2時では早過ぎて」。
メローなバラード調のボサノヴァ歌謡。
綾ちゃん、バラードがやっぱり得意なのかも。


そして、”アン・ルイス”の名曲「グッド・バイ・マイ・ラブ」。
ザッツ 昭和オールディーズなオリジナルから、
ナイスなジャズスウィングなアレンジがかなりいい感じ。
コレ、スゴくイイネ。


さらに、最近のライブでは最後のナムバーとなっている「またひとりになって」。
作詞作曲はなんと！さすらいのモテ声ジャズメンこと”矢舟テツロー”くん。
ナイスなニューオリンズ バラードのメロディが、さびしさ倍増。
ヤフヤフ、いい仕事してるね。
綾ちゃんの声は、やっぱりこういうセツナ系バラードがイイネ。


ちなみに、おそらくだけれど、アルバムタイトルは”杏里”の『トラブル・イン・パラダイス』のオマージュ？なのかな？？

そして、「ジャケで笑わせて、中身で泣かせる」、あいかわらずの”なかの綾”節も炸裂やね。


ということで、
“なかの綾”が、みなさまにお贈りする、まさに渾身の10曲。

あたらしい”なかの綾”を感じる、あたらしいいちまいだ。







なかの綾
『エメラルド・イン・パラダイス』


価格：￥2,800（税抜）
レーベル：VIVID SOUND / HIGH CONTRAST（HCCD9573）

発売日：2016年6月15日


□トラックリスト
01. じゅうくはたち
02. シャングリラ
03. KISS feat. CENTRAL
04. 午前2時では早過ぎて
05. エピソード1
06. スキャンダル
07. 曲がれない角
08. グッド・バイ・マイ・ラブ
09. I’m Still Fallin In Love
10. またひとりになって


“なかの綾”オフィシャルサイト：http://www.nakanoaya.com/