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Movie Life : August 15, 2016 @ 18:47

MOVIE LIFE 142『シン・ゴジラ』


ダレかが言った、『いや~、映画ってホントいいものですね!』と──。

いまも世界中のヒトたちを魅了しつづけ、そして夢の世界へと誘う”銀幕の世界”。 この”MOVIE LIFE”では、無駄に映画好きであるワタクシが、コレから公開予定の映画を中心に、コメントと評価を交えながらご紹介していきます。

(評価は5段階、☆の数で示されます)



MOVIE LIFE 142『シン・ゴジラ』



現実(ニッポン) 対 虚構(ゴジラ)



□ストーリー

東京湾アクアトンネルが崩落する事故が発生。

首相官邸での緊急会議で内閣官房副長官”矢口蘭堂”が、
海中にひそむ謎の生物が事故を起こした可能性を指摘する。

その後、海上に巨大不明生物が出現。

さらには鎌倉に上陸し、街を破壊しながら突進していく。

政府の緊急対策本部は自衛隊に対し防衛出動命令を下し、
“ゴジラ”と名づけられた巨大不明生物に立ち向かうが──。



□オレ意見
評価:☆☆☆☆☆(満点は5個)


『エヴァンゲリオン』シリーズの”庵野秀明”と『進撃の巨人』シリーズの”樋口真嗣”が総監督と監督をつとめた、ひさびさとなる日本版『ゴジラ』がついに登場。


さまざまな批評を見ていると、「エヴァだよねー」みたいなコトがたくさん書かれているが、むしろ”エヴァ”が”ゴジラ”だった、、、というコトなんだとおもったけれどネ。

元ネタを、ネタづかいの監督が撮ったら、元ネタそのものになっちゃった、、、という感じかな。


とはいえ、かなりよく出来ている作品だとおもう。

中心は、”ゴジラ”ではなく、”ゴジラ”に翻弄されているまわりのヒトたち。

日本のザッツ・ニッポン!的な縦割りズムと、ながーい決まらない会議イズムの連続。

どうソレを打ち破っていくか、、、結局南極、敵は”ゴジラ”ではなく人間なんだよねー、、、というネ、アレですよ。


そういえば、リメイクもされた”半藤一利”のノンフィクション作品『日本のいちばん長い日』っぽい雰囲気も感じる。

なんだかんだ言っても、日本は71年前のあの時から変わっていないのかもネ。


さて、いろいろな評価や批評が飛び交っているけれど、結局のところ庵野監督は、『ゴジラ』を日本のモノとして、取りもどすコトができた、、、のかな?

うーん、どうでしょ(ミスター的な)。






2016年7月29日より全国ロードショー!

『シン・ゴジラ』






総監督:庵野秀明
監督:樋口真嗣

出演:長谷川博己/竹野内豊/石原さとみ/高良健吾/大杉漣/ほか

准監督:尾上克郎
脚本:庵野秀明
特技監督:樋口真嗣


配給:東宝

オフィシャルサイト:http://www.shin-godzilla.jp/index.html


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