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tokyo feature : September 27, 2016 @ 21:18

トーキョーシティポップス Vol.44 ──Give up the Summer



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2016年9月のテーマは、「夏をあきらめて」。

湿気は多くてモワッとしているれど、やはり短そうな今年の夏。

夜には、すでに秋の虫たちが大合唱中のトーキョーです。。。


今回は、「夏、あきらめないとなー」と思っていたアナタのために、秋の夜長にぼんやーり楽しめる、秋の夜のBGMとなれば、コレ幸い。


ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。






September『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.44 -Give up the Summer-』





01. 「SUNSET 202」カンバス
『この街の夜さ/ SUNSET 202』


フクオカが生んだ、シティポップスデュオ”カンバス”。
彼らが2月にリリースした7インチのB面。
この夏ーな雰囲気タップリですが、
いちばん合っているのは、この時期ではないかと。。。



02. 「風のある日に」BE THE VOICE
『DRAWING』


トーキョーが生んだ、”和田純子”さんと”鈴木俊治”さんのデュオ”BE THE VOICE”。
2000年代カフェミュージックの先がけ的な。
そのむかし、よくDJでご一緒したのをおもひだします。
しかし、和田さんの声、いいんですよねー。



03. 「Love Theme From Spartacus(From『What’s Jazz? – STYLE』)」akiko
『Elemental Harmony』


ジャズシンガーの”akiko”ちゃんが、
2016年でデビュー15周年ということで、
その記念でリリースした集大成的アルバム『Elemental Harmony』から。
“nujabes”のネタとしてもおなじみ、
「スパルカタス 愛のテーマ」のカヴァーですな。
ナイスなメロージャズアレンジがいい感じ。



04. 「Endless River」Kan Sano
『A COFFEE SHOP AROUND THE CORNER origami PRODUCTIONS×OBSCURA COFFEE ROASTERS』


「origami PRODUCTIONS」が、コーヒーロースターの「OBSCURA COFFEE ROASTERS」と、
コラボレーションでリリースしたコンセプトコンピレーションアルバムから。
いまや世界的に人気の”Kan Sano”氏が奏でる、
うつくしい透きとおったトラック。
タイトルは川なんだけれど、
なんとなく夏のしずかな海を思い浮かべちゃいますな。



05. 「空に星があるように」ハナレグミ
『だれそかれそ』


1966年のヒット曲のカヴァー。
オリジナルは”荒木一郎”で、カレ自身による作詞作曲。
“ハナレグミ”のカヴァーアレンジは、ホント秀逸なモノがおおいですな。
そういえば、先日、『ザンジバルナイト』に出演したときには、
“久保田利伸”の「Missing」をカヴァーしてたけれど、
アレもよかったなー。



06. 「カワウソ」BARON
『来し方行く末』


ヴォードビリアンの”バロン”くんのソロアルバム。
1979年以来目撃されていないというコトで、
2012年になってやっと絶滅種に指定された”ニホンカワウソ”のおはなしを、
バロンくんが”かわうそー”に、マッタリと、そしてシニカルに歌ってます。
なんだか、ぼんやり涙が出ちゃう、、、そんなセツナソング。



07. 「海岸近くfeat.Luvraw」高橋飛夢
『キオクノシルシ』


先日、デビューEP『キオクノシルシ』をリリースした、
“高橋飛夢(トム)”くん。
夏の終わりの海岸近くを、ユクーリ、マターリと散歩している感じが、
たまらないです。
“Luvraw”氏のトークボックスも、精神的に来もちイイ。



08. 「夏の月面歩行」かせきさいだぁ
『ミスターシティポップ』


“ミスター・シティポップ”こと”かせきさいだぁ”氏が歌う、
夏のアンセム。
ミドルメローなビートに、浮遊感あふれるウワモノ、
そして、チカラの抜け具合がちょうどいい”かせき”氏のヴォーカル。
すべてが夏のおわり感、燃えつきた感がたまりません。



09. 「ATA-MI」ナツ・サマー
『夏・NATSU・夏』


現在、大人気の”ナツ・サマー”先生。
プロデュースは、流線形の”クニモンド瀧口”さん。
いろいろあったよね、熱海。
いろいろとあるよね、熱海。
いろいろなくったよね、熱海。
なんだか、さびしい、夏の終わりの熱海。



10. 「夏をあきらめて」BTB
『背中まで45分』


今回のタイトル曲でもあるコチラ。
“BTB”が、トークボックスでナイスなカヴァーを展開。
オリジナルは、”研ナオコ”さんですな。
プロデュースは”桑田圭祐”。
いろいろとあきらめちゃった夏。
けっこう沁みます。。。



11. 「時には昔の話を」バンバンバザール
『ウクレレ・ジブリ』


“加藤登紀子”の1986年の名曲を、
“バンバンバザール”がインストでグッドカヴァー。
ちなみにアルバムは、ジブリ作品のサントラを、
ウクレレ中心でカヴァーするという、
とてもやる気のない感じで、チカラの抜け具合が気持ちいい、
ナイスな作品。



12. 「土曜の夜はパラダイス」星野みちる
『My favourite Songs』


みちるちゃんキターーーー!
というコトで、”星野みちる”が”EPO”のこの曲を、
ナイスで、キラキラなサヴァンナバンド歌謡系カヴァー。
このアレンジ、ヤバいです。
メローな曲ばかりで、
ダラーといってしまいそうな自分にムチを打ちつつ、
とにかくパラダイス。



13. 「I LOVE YOU」土岐麻子
『CASSETTEFUL DAYS ~Japanese Pops Covers~』


9月になったのに、ウォウォできないアナタに贈る、
“土岐麻子”ちゃんのさびしく、セツナイく、わびしいこの曲。
サウダージ感がハンパなさすぎて、夏の終わりを実感。



14. 「なかないで」福原希己江
『おいしいうた』


そして、夏をあきらめたアナタ、夏にいろいろあったアナタに贈ります。
なかないで。。。




※選曲は、基本的にCDやダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


Photo by healthy (http://www.behance.net/healthy-groove)


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