えー、さてー、先日、某「TBS」の某番組「オール芸人お笑い謝肉祭’16秋」が、
「放送倫理・番組向上機構（BPO）」の審議入りしたとのニュースがありましたねー。


審議入りした理由としては、
「男性が男性の股間を無理やり触る行為などがあった。
内容が下品だ。
子どもに説明できないような番組はやめてほしい」
「浜辺で芸人がローション階段を全裸や下半身露出で滑り落ちるシーンが放送された。
“裸になれば笑いがとれる”という低俗な発想が許しがたい」などの意見が、
視聴者から放送後によせられため、とのコト。


えーと、、、「アホくさっ！」とおもったのは、ワタクシだけでしょうか？？

ぶっちゃけ「じゃあ、見なきゃいいのに」というのが、
いちばん最初におもったコトでした。

つまり気に入らなければ、見なければイイコトであって、
とくに無理して見るものでもない。
某NHKの様に受信料的なお布施を払わされているワケではない。

それにイスにしばられて、まぶたをあけっぱなしでセロハンテープで留められて、
ムリヤリ見せられてたり、ムリヤリ子どもに見せつけたり、
そういう強制的に見せられたモノではないワケですからね。

つまらないとおもったら見なければいい、それだけコト。
選択する権利はコチラにあるハズなのでね。


ちなみに！ですが、
幼少時代をあのくうだらないお下品カルチャーを、
「オモシロい！」とおもって育ってきてしまったワタクシは、
かなりひさびさにたのしく拝見させていただきましたよ（笑）。

それも、たまたま、まさに玉玉（笑）？チャンネルザッピングの途中で観ただけなんですけれど、
おもわずそこで手がとまって、そこから最後まで見とどけてしまいました。

ホント、普段はほとんどテレビを観ない、ワタクシなのですが。。。

仮に見ていたとしても、途中でオモシロくなくなって、
別のチャンネルに変えるか、消すか、という感じです。

つまり、それほどテレビをオモシロいモノだと感じていない、
というコトなんですけれどね。


しかし、先日もメディアリテラシーの話で、
「日本一危険な滑り台」のニュースを例にあげましたが、
今回の件、おおまかではありますが、
その状況と似ている気がします。

最初からナンでもカンでもダメって、
なんなんでしょうかね？

イヤなら滑らなければイイワケだし。

しかも、あーだこーだ言っているヒトは、
「YOU TUBE」で映像を観ただけのヒトで、
実際にすべった人ではないというのも、
まったくもってクダらない。


それにしても、ニッポンのテレビやラジオなどの娯楽大衆メディアは、
ホント選択権がすくないですよね。

とにかく、局数がすくない。

だから、そういう状況が生まれるんだとおもいますよ。


“笑い”の感覚って、当たり前のコトですがヒトそれぞれですよ。
ソレをオモシロくないとおもうヒトもいれば、
オモシロいとおもっているヒトもいる。

しかし、現状のメディアは、
大多数がオモシロい（ホントにそれがオモシロいのかは不明ですが）とされるモノだけを放送する。

いや、むしろオモシロいのではなく、
「苦情がこなさそうなモノ」というのが、実際のトコなのかも。

最大公約数の最小公倍数的な？

つまり、お笑いのマイノリティな人たちには、
とてつもなくたのしめない番組の方がおおいってコトです。

じゃあ、笑いのマイノリティなヒトたちは、
どうしたらいいのでしょうかね？


結局南極、若い世代のヒトたちのネットメディアへの流出がおおい現状が、
それを物語っているような気がします。

つまり、現状の大手大衆メディアに娯楽性を感じていない若い世代がおおいってコトですよね。


しかし、それにしても理由のひとつの「子どもに説明できない」って、
ナンなんでしょうか？
「アレがくだらないっていうんだよ！」とか、「マネするんじゃないよ！」とか、
「オトナにはウケるから、オトナになったらやりなさい！」とか。。。
自分の思ったことを説明してあげればいいだけのコトじゃないですか（笑）。

それって、ただ説明が面倒くさいとおもっているだけなんですよね。


人の”笑い”の感覚はさまざま。

ワタクシが書いている、この記事だって、オモシロいとおもうヒトもいれば、
オモシロくないとおもうヒトもいるワケですよね。

ただ、オモシロいとおもえるヒトのひとつの選択肢に入ってもらえれば幸いだと考えて、
書きつづけている次第ではあります。


とにもかくにも、個人的選択権の公使ができづらい環境が、
さらに強くなりはじめている、ニッポン社会。


今回の件、”笑い”を平均化させるコトだけは、
ホントに「やめてほしいなー」と、ワタクシは考えましたが、
みなさんは、どのようにおもいましたか？




久保田麻琴と夕焼け楽団「星くず」