TYO magazineトーキョーマガジン

Archive

 

rss 2.0

Movie Life : November 25, 2016 @ 12:00

MOVIE LIFE 144『エヴォリューション』


ダレかが言った、『いや~、映画ってホントいいものですね!』と──。

いまも世界中のヒトたちを魅了しつづけ、そして夢の世界へと誘う”銀幕の世界”。 この”MOVIE LIFE”では、無駄に映画好きであるワタクシが、コレから公開予定の映画を中心に、コメントと評価を交えながらご紹介していきます。

(評価は5段階、☆の数で示されます)



MOVIE LIFE 144『エヴォリューション(原題:evolution)』



そこはユートピアか、ディストピアか。



□ストーリー

少年と女性しかいない、
人里はなれた島に母親と暮らす10歳のニコラ。

その島ではすべての少年が奇妙な医療行為の対象となっている。

「なにかがおかしい」と異変に気づきはじめたニコラは、
夜半に出かける母親の後をつける。

そこで母親がほかの女性たちと海辺でする「ある行為」を目撃し、
秘密を探ろうとしたのが悪夢のはじまりだった──。






□オレ意見
評価:☆☆☆☆(満点は5個)



『エコール』の”ルシール・アザリロヴィック”監督による最新作。

ブルー、というよりは深いグリーンというべきか。
色づかいがとても特徴的で、不思議な世界観となっている今作。

色だけではなく、内容もかなり不思議な世界だったりするのだが。


個人的には、少年たちの白いブリーフ姿が印象にのこってしまい、
監督へのインタビューでもおもわず聞いてしまった。

白いブリーフが印象的といえば、
『恋する惑星』の”トニー・レオン”をどうしても思い出さざるを得ない。

本作とはまったく関係ないし、ほかに注目して観るベキ要素はたくさんあるハズなのだが。。。


あとは海と女性って、なんかエロティックなものを感じてしまうのは、ワタクシだけかな。

とてつもなくエロを感じてしまったとあるシーンがあって、
そこはもしかして監督の意図するところだったのか、、、
そこを聞かずに白いブリーフの質問をしてしまったコトに、
自責の念にかられてしまう。


ちなみに、本作、物語を理解しようとしてみると、
逆にワケがわからなくなってしまうというのが本作の特徴だ。

そう、ナニも考えずに、感じろってコト。


とにかく、映像がうつくしいのでね、
まずはそこに注目して観てほしい。

あとは白いブリーフかな。









2016年11月26日より、渋谷アップリンク、新宿シネマカリテ(モーニング&レイト)ほか全国順次公開!

エヴォリューション』





監督:ルシール・アザリロヴィック


出演:マックス・ブラバン/ロクサーヌ・デュラン/ジュリー=マリー・パルマンティエ/ほか

配給・宣伝:アップリンク


オフィシャルサイト:http://www.uplink.co.jp/evolution/





Comments are closed.

Trackback URL