TYO magazineトーキョーマガジン

Archive

 

rss 2.0

tokyo feature : March 31, 2017 @ 16:30

トーキョーシティポップス Vol.50 ──Good-bye, and Hello!



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2017年3月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「別れ、そして出会い」です。


2017年3月11日で6年目をむかえた東日本大震災。

さすがに6年目をむかえたというコトで、さまざまな気持ちの整理がついた方もおおいのかなと。

もちろん、ソレはヒトそれぞれではありますが。。。


3月といえば、別れと出会いの季節。

卒業、移動、いろいろあきらめたり、あきらめられたり、、、気持ちがビミョーにユレ動く季節ですね。

そんなワケで、今回は、出会いの曲と別れの曲が中心の、あまくセツナイ選曲でございます。

ジワーっとカラダに効いてくる、、、まさにグッドグルーヴの極み。


というコトで、いろいろと重い想いを抱えるアナタたちへ贈る、スウイートでちょっとスパイシーな春のBGMとなれば、コレ幸い。


ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。






March『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.50 -Good-bye, and Hello!-』






01. 「Happy End で始めよう」大滝詠一
『幸せな結末 – Single』


2017年3月の一発目は大滝さんのこの曲から。
陽気な別れの曲。
陽気すぎて、別れを感じさせない、さすがの大滝サウンド。
まさにハッピーエンド、いや”はっぴいえんど”な感じです。



02. 「くちびるヌード・咲かせます」EPO
『epocha 1980-1986』


春といえばこの曲ですな。
オリジナルは”高見知佳”ですが、作詞作曲はこの方、”EPO”デス。
いわゆるセルフカヴァーね。
ハッキリ言うと、やはり”EPO”の方が、、、合ってますな。
本人の曲ですから、当たり前といえば当たり前ですが(笑)。。。
さわやかスピリンググルーヴ。



03. 「Magic!」Kan Sano
『k is s』


音楽プロデューサーの”Kan Sano”のアルバム『k is s』から。
本人が歌う出会いの歌ですな。
最初に聞いたときは日本語じゃないかとおもったのですが、
日本語でした。
しかし、トラックのクオリティの高さがハンパないです。
若干、”Toshi Kubota”感がありますが、
グッドなアーバンブラコンというコトで。



04. 「恋人はいない」HIS
『日本の人』


細野晴臣さん、忌野清志郎さん、坂本冬美さんの伝説のユニット”HIS”。
純日本的なサウンドもありつつ、ダブ感もありつつ。。。
というか、ものすごい刹那すぎる歌詞に、ナミダがほろりです。
まさにニッポンが泣いたセツナソング。



05. 「あの日にかえりたい feat. 中納良恵」TICO & icchie
『青春レゲエ』


昭和の青春ソングをレゲエサウンドでカヴァーする企画盤、
『青春レゲエ』のパート1から。
エゴのヨッちゃんをボーカリストにむかえたユーミンの名曲ですね。
ダメだ、コレ、、、泣いちゃう。



06. 「リフレインが叫んでる」井上陽水
『UNITED COVER 2』


最近、このアルバムにハマってます。
コチラもユーミンの名曲ですが、
陽水節がハンパない。
ユーミンの曲はセツナイ、
いやセツナすぎるお別れソングがおおすぎです。
しかし、スゴいカヴァーですな〜。
ココまでくるとファンクにしか聴こえてこないです。



07. 「SSWB」D.A.N.
『SSWB』


最近、さまざまな業界のオジさん、オバさんをトリコにしている、
いま注目の若手エレクトロニックバンド”D.A.N.”。
カレらのDLシングルから。
ビートのつくり方といい、ダビーなエレクトロ具合といい、ヤバいです。
2017年、個人的に大注目の最重要バンド。



08. 「GET FRESH!!!」GAGLE
『3 MEN ON WAX』


仙台発のヒップホップユニット”GAGLE(ガグル)”のファーストアルバムから。
3月はフレッシュなヒトもおおいですが、
フレッシュじゃないヒトもフレッシュになろうってコトで。
カレらのメッセージ性の強いリリックは好きです。



09. 「ヒップホップの経年変化」□□□
『CD』


“口ロロ(クチロロ)”の激ファンキーヒップホップサウンド。
“いとうせいこう”のラップが炸裂するナイスなエレクトロトラックがヤバいです。
最近、ヒップホップ、、というかフリースタイルがハヤってますが、
カレを超えたヒトをまだみたコトがないなー、、、
“Shingo02″氏くらいかなー。



10. 「よきせぬ」cero
『街の報せ』


そして、コチラも2017年も注目の”cero”。
昨年リリースしたシングルから。
音のつくりがなんだろうね、、、
幾何学的というか、変則ミドルビートなのですが、
とても透明感があって気持ちいいのですよ。



11. 「バイブレイション」田中裕梨
『CITY LIGHTS』


先日のリリースライブでも最高だった”田中裕梨”さんのこの曲。
オリジナルは”笠井紀美子”ですが、
編曲はシティポップスファンにはおなじみ”山下達郎”さんですな。
このアレンジはオリジナルに近い感じもあるのですが、
オリジナルよりも、いわゆるタメの部分の具合がたまらないです。



12. 「微熱少年」鈴木 茂
『CARAMEL PAPA』


作詞に”松本隆”さん、そして作曲が”鈴木茂”さんという、
シティポップスニ大巨頭の作品ですな。
コチラ、じつは”松本隆”さんの同名の映画の曲。
“松本隆”さんの世界観満載で、いわゆる松本節が炸裂してます。
茂さんのギターも最高ですぜ。



13. 「め組のひと」怒髪天 × SCOOBIE DO
『恋のレキシカン・ロック / おんな』


ラッツ&スターの夏の曲ですが、
なんとなく夏を意識しはじめたこの季節。
やはり、こんな感じですよね。
コチラは、”怒髪天”と”SCOOBIE DO”のコラボ作品。
オリジナルのポップ感がいい具合におさえられてて、
そこはかとなくファンク感がある。
ナイスなコラボです。



14. 「GO ACTION」EGO-WRAPPIN’
『ROUTE 20 HIT THE ROAD』


もう説明不要のこの曲。
「いろいろアクションを起こしていかんといかんよ!」と、
自分に言い聞かせた選曲だったりします(笑)。
今回、ヨっちゃんボーカルモノが2回も出てますが、
まあ、いい曲なのでね。。。



15. 「OFF ROAD」United Future Organization
『UNITED FUTURE ORGANIZATION』


からの、DJユニット”U.F.O.”のジャズファンク。
タイトルもサイコーです。
とくに最後の前ルパンの声優でおなじみ故”山田康雄”さんが、
あの声で「メイド・イン・ジャパンかー」と言うヒトコトが、
もうたまらんのですよ。
山田さんのカッコよさがヒカル、ナイスジャ〜ズ!



16. 「さよなら Say Just Good-By」吉田美奈子
『Twilight Zone』


最後は美奈子さんの、いろいろ思い出しちゃうこの曲。
もう、言葉はいらない、ただ聴いて、効いちゃってください。






※選曲は、基本的にCDやダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


Photo by healthy (http://www.behance.net/healthy-groove)


Comments are closed.

Trackback URL