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Movie Life : April 10, 2017 @ 17:12

MOVIE LIFE 152『ゴースト・イン・ザ・シェル』


ダレかが言った、『いや~、映画ってホントいいものですね!』と──。

いまも世界中のヒトたちを魅了しつづけ、そして夢の世界へと誘う”銀幕の世界”。 この”MOVIE LIFE”では、無駄に映画好きであるワタクシが、コレから公開予定の映画を中心に、コメントと評価を交えながらご紹介していきます。

(評価は5段階、☆の数で示されます)



MOVIE LIFE 152『ゴースト・イン・ザ・シェル(原題:GHOST IN THE SHELL)』



ネットのセカイは広大だわ



□ストーリー

近未来、脳以外は全身義体の世界最強の少佐は唯一無二の存在。

悲惨な事故から命を助けられ、
世界を脅かすサイバーテロリストを阻止するために完璧な戦士として生まれ変わった。

テロ犯罪は脳をハッキングし操作するという驚異的レベルに到達し、
少佐ひきいるエリート捜査組織「公安9課」がサイバーテロ組織と対峙する。

捜査をすすめるうちに、
少佐は自分の記憶が操作されていたことに気づく。

自分の命は救われたのではなく、奪われたのだと。

本当の自分は誰なのか──。







□オレ意見
評価:☆☆☆☆(満点は5個)


ついに実写化をはたした、『攻殻機動隊』。

まずは、アノ世界観をよくぞまーココまで再現できたな〜、という映像は、
ホントにすばらしい。


あの『ブレード・ランナー』的な荒廃したオリエンタルな未来都市の雰囲気といい、
香港の九龍城砦的な集合住宅な感じもサイコー。

若干、都市部のCGがヤリスギ感があるが、まあソコは良しとスべし。


少佐こと”草薙素子”役の”スカーレット・ヨハンソン”もいい感じの草薙感。

もちろん元SMAPじゃない方ね。


そして、ロボット芸者の感じや、
水面でのテロリストとの戦闘のシーン、
電脳へのダイブの感じといい、
そのあたりのうつくしすぎる映像化には、
ホント、頭が下がりやすよ。

“押井守”リスペクトを感じるバセットバウンドの登場もネ。

そういったヴィジュアル部分はもう120満点にちかいかな。


ただ、やはりファンとしては、
いやファンでなくとも気になったのは物語の内容かなー。

若干、ムリヤリなトコロが。。。

ミョーに『アイ、ロボット(I, Robot)』みたいな部分もあったり。。。

そのあたりがもうちょっとしっかりつくられていたら、
もっとたのしめたのになー。。。

というのがホンネ。


でも、まあ、観てソンはないので、
ファンならずとも一度は、観るベシ。









2017年4月7日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国ロードショー!

『ゴースト・イン・ザ・シェル』





監督:ルパート・サンダース

出演:スカーレット・ヨハンソン/ビートたけし/マイケル・ピット/ピルー・アスベック/チン・ハン/ジュリエット・ビノシュ/ほか


原作:士郎正宗「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」

配給:東和ピクチャーズ

オフィシャルサイト:http://ghostshell.jp/



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