Daily Life w/ Music : June 9, 2017 @ 18:18
FILE 365 なかの綾 『アサミのブルース』
ディスクレビュー コーナー『日々是音楽』では、”トーキョー マガジン”が最新の音楽情報を独断と偏見で、自信を持っておススメするいちまいを紹介していきます。
FILE 365 なかの綾 『アサミのブルース』
酒場シンガー?いやむしろただの酔っている女(ひと)?でおなじみの”なかの綾”が、恒例の7インチレコード&CDのニューシングル『アサミのブルース』をリリースした。
先日の「エメラルド・イン・パラダイス」ツアーも大好評ながら、あいかわらずこじんまりとした酒場での投げ銭ライブなどもつづけている彼女。
今作は、ナント!”勝手にしやがれ”の”武藤昭平”氏によるプロデュース。
まあ、2曲なので、2曲とも完全個人の偏見によるレビューを。
しみったれ演歌感あふれる、完全五反田場末ブルース「アサミのブルース」。
“五反田”のママの設定らしい。
途中のママの寸劇的な、ちょっとコワい感じのセリフも、
演じてるというよりは綾ちゃんそのもののような。。。
日本3大ブルースじゃないブルースに片足がはいった感じ。
そして、映画『For The Boys(邦題:フォー・ザ・ボーイズ)』で、
“ベット・ミドラー”が歌って大ヒットしたこの曲のカヴァー。
このシーン、個人的にスゴく好きなのよね〜。
オリジナルは1944年にうたった”ベティ・ハットン”だけど。
ちなみにこの曲、
“なかの綾”が祇園のジャズクラブ時代に歌っていたとか、歌っていなかったとか。。。
綾ちゃん、個人的にはこういう曲の方があっている気もしないでもない。
“武藤昭平とカトマンズ”によるすばらしい演奏にも注耳!
というコトで、
3大ブルースじゃないブルースのジャケをマネたジャケットアートにも、もちろん要注目じゃ!
東洋と西洋、陰と陽、まったく異なる両極端な雰囲気ながら、
ドチラも共通項は酒じゃねーか!という2曲。
ぜひ、のみながら聴いて、効いてほしいいちまいだ。
なかの綾
『アサミのブルース』
価格:¥1,500(税抜)
レーベル: VIVID SOUND / HIGH CONTRAST(HCCD9585)
発売日:2017年6月7日
□トラックリスト
A面:アサミのブルース
B面:Stuff like that there
CD収録曲
01. アサミのブルース
02. Stuff like that there
03. アサミのブルース(カラオケ)
04. Stuff like that there(karaoke)
“なかの綾”オフィシャルサイト:http://www.nakanoaya.com/
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