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tokyo feature : November 30, 2017 @ 15:51

トーキョーシティポップス Vol.58──Autumn Frost



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2017年11月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「秋霜」です。


寒いんだか、暑いんだかわからない、2017年の11月。

季節的には冬のハズなんですが、
感覚的には秋、、、かな。
なので、テーマは”秋霜”。

もー、気象が異常すぎて、季節感がなくなってきてます。


とはいえ、2017年ものこり、もうあと1ヶ月。

この時期になるといろいろまとめにはいりますよねー。

まあ、年末のバタバタちょい前の静けさ??みたいな雰囲気はありますから。


そんなワケで、、、
今回は、年末のバタバタにそなえて、
ココロもカラダもちょっとひと休み的な、
シティを感じるなアーバンサウンドを選曲してみました。


アナタのココロがこの弱火でフツフツと熱くなる、いやココロにシミこむようなBGMとなれば、コレ幸い。


ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。






November『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.58 -Autumn Frost-』





01. 「真夜中のドア」田中裕梨
『CITY LIGHTS』


“松原みき”の1980年の名曲を、
まさにライトメロウなジャズアレンジでカヴァー。
透明感があって、ノビのあるボーカルは、
ジャズグループ”BLU-SWING”のヴォーカリストでもある”田中裕梨”。
コチラは彼女のソロアルバムから。
演奏には”高橋飛夢”くんが参加。
プロデュースは、SMRの”箭内健一”さん。
んーん、、、ナイスワーク!



02. 「LED」脇田もなり
『WINGSCAPE(EP)』


先日リリースしたばかりの”もなり”嬢のシングルから。
“前園直樹”と”新井俊也”のふたりによるユニット”冗談伯爵”のカヴァー。
“Odyssey”の「Battened Ships」感がたまらない、
フリーソウル感あふれるグッドグルーヴ。



03. 「CITY LIGHTS」never young beach
『A GOOD TIME』



からの、1曲目の”田中裕梨”さんのアルバム名『CITY LIGHTS』つながりで、
現在、人気急上昇中の”ネバヤン”こと”never young beach”の「CITY LIGHTS」を。
サーフロック感があるんだけれど、
なんだかこの季節にあっている歌詞だったので選曲。



04. 「秋霜」ブルー・ペパーズ
『Retroactive』


今回のタイトル曲として選んだ曲はコチラ!
新世代ツー・メン・ユニット”ブルー・ペパーズ”のファーストアルバムから。
いままさにこの季節。
グッドメロウなAORサウンドが、
ちょっとホロっときちゃう。
ヒトハダ恋しい季節に。



05. 「新・ナイスミドルのテーマ(feat. オオサカズ)」ザ・たこさん
『カイロプラクティック・ファンク No.1』


セツナイ曲でホロっと来たら、
「逆に熱くなっていただきましょう!」ということで、
“ザ・たこさん”のアノ曲の新バージョンを。
8人編成のインストバンド”オオサカズ”をフィーチャーして、
より熱く、アブラっ濃くなった「ナイスミドルのテーマ」。
寒い夜に、ヒトハダ以上の熱量で、
ムダにヤケドするほど熱くなってほしい。



06. 「サムライ・ニッポン」朱里エイコ
『朱里エイコ全集』


コチラは1978年の超名曲。
和モノDJにはディスコ歌謡として、さまざまなフロアーでかけられているハズ。
ちなみに、リリース当時もディスコでのキャンペーンがおおかったとか。
しかし、それにしてもあふれんばかりのルパン感。
それもそのはず、作/編曲の”Peter Stone”とは”大野雄二”のペンネーム。
つまり、”大野雄二”プロデュースなのですな。
うーん、ナイスアーバン!



07. 「DA インフルエンザ」SANABAGUN.
『Son of a Gun』


8人組ジャズ/ヒップホップグループの”SANABAGUN.(サナバガン)”。
彼らのファーストアルバムから、
季節的にインフルエンザの時期ですのでね、
みなさん、気をつけましょうというコトでこの曲を。
しかし、渋谷のストリートからはじまって、
いまやメジャーまでのぼりつめた彼ら。
まさにストリートドリームやね。



08. 「baby’s star jam(2014 Live)」Schroeder-Headz
『LIVE -Synesthesia-』


“渡辺シュンスケ”率いる未来形ジャズピアノトリオ”Schroeder-Headz”が、
“DEDE MOUSE”の名曲「baby’s star jam」をカヴァー。
彼らの2014年に渋谷WWWでおこなわれたライブを収録したアルバムから。
ちなみに、ボーカルは”土岐麻子”ちゃん。
これが何語なのか、一切不明なんだけれど、
もー文句なしに最&高!



09. 「Futoshita・ふとした」バロンと世界一周楽団
『sauce & shoyu』


ヴォードビリアンの”バロン”くん率いる”世界一周楽団”。
彼らの2017年6月にリリースされたアルバムから、
テキサス感あるインストサウンドを。
テキサスっつーか、スペインっつーか、
無国籍感がなんともいえないんだけれど、
ものすごーい哀愁感ただよってくるのがサビしすぎ。
熱い国の秋??みたいな。



10. 「カントリーロード」Namy
『Namy presents ジブリ Lounge』


トラックメイカーの”Namy”が、
ジブリサウンドをカヴァーしたアルバム『Namy presents ジブリ Lounge』から、
『耳をすませば』の「カントリーロード」のカヴァー。
これがいい感じのボッサ感あふれるアレンジ。
もともとあまり季節感がない歌なんだけれど、
セツナさがなんとなくこの季節に合っているのかなと。
オリジナルは”ジョン・デンバー”の1971年の曲。



11. 「Ave Maria」akiko
『Have Yourself A Merry Littie Christmas』


ジャズシンガーの”akiko”ちゃんの、
先日リリースしたばかりのクリスマスアルバムから。
キリスト教のミサ曲としてもおなじみのあの曲を
ウクレレ一本で、しかもインストカヴァー。
このさびしい感じがたまらんのですよ。
季節はもう冬ですなあ。



12. 「おやすみロージー-Angel Babyへのオマージュ-」山下達郎
『TREASURES』


最後はこの曲。
個人的にひたしいヒトとの別れがおおかった11月。
そんな彼らに贈ります。
みなさん、やすらかに。




※選曲は、基本的にアナログレコードやCD、ダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。



Photo by healthy (http://www.behance.net/healthy-groove)


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