TYO magazineトーキョーマガジン

Archive

 

rss 2.0

Daily Life w/ Music : March 7, 2018 @ 18:20

FILE 393 TOSHIO MATSUURA GROUP 『LOVEPLAYDANCE』


ディスクレビュー コーナー『日々是音楽』では、”トーキョー マガジン”が最新の音楽情報を独断と偏見で、自信を持っておススメするいちまいを紹介していきます。



FILE 393 TOSHIO MATSUURA GROUP 『LOVEPLAYDANCE』


ワールドワイドにDJ活動をつづける”松浦俊夫”が、”TOSHIO MATSUURA GROUP”名義でアルバム『LOVEPLAYDANCE – 8 Scenes From The Floor -』をリリースした。


90年代に”United Future Organization(U.F.O.)”のメンバーとして活躍し、2002年の独立後もさまざまな”場”をクリエイティヴしつづけてきた”松浦俊夫”。


2017年にキャリア30年をむかえたコトを機に、アルバム制作に取り組み、約1年の月日を経て初の自己名義作品としてドロップさせたのが本作だ。

同名儀での初作品は、たしか2004年に”KYOTO JAZZ MASSIVE”のデビュー10周年記念盤『RE KJM』に収録された「Behind The Shadow」のカヴァーだったかな。


今作は、盟友”ジャイルス・ピーターソン”を監修にむかえ、自身のDJキャリアに影響をあたえつづけてきた7曲をピックアップ。

しかも、全曲ロンドンで録音したという、気合いの入れようっぷりだ。

それぞれ、松浦氏のDJでは聴いたコトがある曲ばかりだが、ゼツミョーなアレンジがたまらないカヴァーとなっている。



おススメは。「HIGH NOON」。
オリジナルは、”Kruder & Dorfmeister”で、1993年のトラック。
コレをアーバンかつメローに、”ラロ・シフリン”的なサウンドへとアレンジ。
映画『真昼の決闘』の原題でもあるけれどね。


そして、「L.M. II」。
コチラはオリジナル。
“U.F.O.”の代表曲「Loud Minority」の進化形ともいえる、
ナイスでグッドなヴァイヴス。


さらに、”Roni Size”による1997年の名曲「BROWN PAPER BAG」。
D’n Bの名曲を、人力ドラムンベースでカヴァー。
この曲、個人的にもDJでよく使用していたので、なんだかウレシいカヴァー。



ちなみに、”TOSHIO MATSUURA GROUP”という名前は、”Pat Metheny Group”からだと。

「やっぱ、GROUPだよネ!」と、その昔、松浦さんから聞いたような。。。


しかし、このアルバム、ぜひともアナログ化希望!と、おもったら、
2018年4月6日にジャイルスのレーベル「BROWNSWOOD」から、
前出の12インチに収録された2曲抜きの6曲収録で発売が決定しているのね!

現在、ユーロ価格設定にて予約取り扱い中とのコトで、コレは要予約や!


そんなこんなで、ココロ踊る8曲。

オトコ”松浦俊夫”の渾身のいちまいだ。





TOSHIO MATSUURA GROUP
『LOVEPLAYDANCE – 8 Scenes From The Floor -』


価格:¥3,000(税抜)
レーベル:Universal(UCCJ-2153)


発売日:2018年3月7日


□トラックリスト
01. CHANGE(Bugge Wesseltoft, 2001)
02. HIGH NOON(Kruder & Dorfmeister, 1993)
03. L.M. II(New Original, 2018)
04. I AM THE BLACK GOLD OF THE SUN(The New Rotary Connection, 1971 / Nuyorican Soul feat. Jocelyn Brown, 1997)
05. KITTY BEY(Byron Morris And Unity, 1974)
06. BROWN PAPER BAG(Roni Size Reprazent, 1997)
07. DO THE ASTRAL PLANE(Flying Lotus, 2010)
08. AT LES(Carl Craig Innerzone Orchestra, 1993/1997)


“松浦俊夫”オフィシャルサイト:http://www.toshiomatsuura.com/

>>>アナログLPの予約はコチラ


Comments are closed.

Trackback URL